面長さんの特徴をおさらい
縦幅が長い顔型
一般的に、「顔の横幅よりも縦の幅が長い」印象を受けるのが面長さんです。 顔の横幅と縦幅が同じくらいの印象を受ける丸顔さんに比べると大人っぽく、かわいらしいという印象よりも「美人顔」というイメージを持たれることが多いようです。
面長さんに前髪なしの髪型は似合わない?
前髪があった方が小顔効果は高い
面長さんは、前髪がある方がおでこをカバーでき、小顔効果を得やすいと言われています。もともと大人っぽくシャープな印象があるので、丸みのあるフォルムやボリュームのある髪型を合わせることで、さらに面長をカバーしやすくなるそう。
ですが、前髪なしのスタイルが絶対に似合わないかと言えばそんなことはありません。いくつかポイントをおさえることで、面長さんでも顔型をカバーしながら前髪なしのスタイルを楽しむことができます。
次の章では実際にどんなポイントに気をつければ良いのか、ショート〜ロングのおすすめヘアスタイルとともにご紹介していきます。
レングス別!面長さんが前髪なしの髪型にするときのポイント
【ショート】丸みのある髪型で横幅を作る
ウエイトをやや低めにしたひし形シルエットなら、全体的にバランスがよくなり小顔に見えるのだそう。
\こんな髪型がおすすめ/
ベースはリップライン。自然な丸みとまとまりを出すために、毛先はグラデーションカットに。顔まわりはノーズラインあたりからレイヤーを入れ、ウエイトの位置を少し下に置いて。
髪を乾かすときは毛先を内巻きに、トップはふんわりするようドライヤーを当てる。ヘアアイロンで毛先だけ軽く内巻きにし、オイルを全体に薄くなじませて完成!
【ボブ】チークラインで斜めに流して輪郭をカバー
面長でも毛先をふわっとさせて丸みをつけ、前髪も斜めに流せば輪郭カバーが叶います。
\こんな髪型がおすすめ/
ベースは肩ラインのワンレングス。前髪はチークラインで流れるようにカットしたら、トップのみにレイヤーを入れる。毛量が多い人は、内側の髪をしっかり削って軽く見せることが大事。
スタイリングは襟足だけを外ハネにし、全体は内巻きに。表面の毛束をところどころ細い束でとったらそれを外ハネに巻いていって。仕上げにヘアクリームを毛先からもみ込むようになじませ、手ぐしで前髪を整えたら完成!
【ミディアム】ふんわりパーマで立体感をつける
面長さんが前髪なしのスタイルに挑戦するときは、パーマやコテでふんわりと巻くことで横にボリュームを出し、顔型をカバーするのもおすすめ。
\こんな髪型がおすすめ/
毛先にボリュームがある、無造作に巻かれたウエーブスタイル。動きを出してもスカッとしないように、毛先にはボリュームを残すのがポイント。
前髪は長めで立体的に立ち上げることで、今っぽさと女っぽさのバランスをとって。ストレートよりも雰囲気が出て、面長さん特有の大人っぽさをしっかりキープ。
【ロング】サイドの髪を巻いて顔の長さを緩和する
一般的にセンター分けは顔の長さを強調して面長が際立ってしまうと言われていますが、スタイリングによっては面長をカバーすることも可能です。
ポイントは、顔まわりを外巻きにしてほぐし横幅をつくること。髪の毛でフェイスラインを隠すより思い切って出すことで縦ラインを緩和してくれます。スタイリング剤はオイルでサラッと仕上げて。
\どんな風にスタイリングする?/
1. 前髪を真ん中2cm幅と、サイドの3つに分ける。
2. 160℃に熱した32mmのコテで少し持ち上げるようにして、真ん中の毛束を根元から内巻きにする。
3. サイドの前髪をハの字になるように毛先をを軽く外ハネにしたら、真ん中の毛束をひっくり返して、根元にドライヤーの温風・冷風を交互に当て立ち上げる。
4. 立ち上げた真ん中の毛束を散らしてセンターで分け、32mmのコテで外ハネにしなじませる。
5. さらに32mmのコテで耳前の毛束を挟み、外側に2回転程度巻き上げる。
6. 最後はオイル500円玉大を、前から後ろに通すようにして手ぐしで髪全体になじませる。顔まわりの毛束もほぐしたら完成!
\面長でも顔の長さが目立たない!/
面長さんに似合いやすいおすすめの前髪なしヘアスタイル
毛先に丸みを作ったコンパクトショート
センターパートのストレートショート。強く辛口な印象に転びがちですが、毛先にパーマで丸みをつけておくとグンとレディな印象に。フロントはリップライン、サイドは耳たぶがギリギリ隠れる程度の長さにした前下がりグラデーション。面長さんは前髪をややワイドにしておくとGOOD。目のラインから耳にかけ表面と内側にもレイヤーを入れて。フロントを分けた際に髪が溜まりがちな部分は毛量をしっかり調整し、抜け感をたっぷり演出して。
くびれをつけたメリハリボブ
ふわっとしたエアリーな質感を加え、動きを感じるくびれシルエットに仕上げた大人っぽボブ。ベースは鎖骨ライン。ハチ上の表面にレイヤーを入れて。裾の重みは残したいので、必ず表面のみに入れることがポイント。前髪はあご下からレイヤーでサイドにつなげますが、面長さんは前髪の長さをもう少しだけ短くしてあげるとバランスが取れてGOOD。
たおやかなワンカールボブ
顔の横にワンカールで幅を作ったボブスタイル。巻きすぎると古く見えてしまうため、ゆるめのクセがつく程度のカールがベスト。顔まわりと全体にローレイヤーを加えることで、ふわっとした動きがアップ。パーマをかけない場合はアイロンで毛先を内巻きにし、少量のワックスをなじませて。
ふわっとレイヤーのこなれロング
ロングながらコンサバ見えを防ぐ、抜け感あるヘアスタイル。毛先は厚みを残し、顔まわりにはレイヤーを入れ華やかな動きを加て。トップもペタンとならないようにレイヤーをオン。前髪はあごラインに設定し、フェイスラインにしっかりレイヤーを入れ動きをサポート。ハチ下は毛先にワンカールを、ハチ上は大きめロッドで根元まで巻き込みふんわり感を底上げ。
ナチュラルなエアリーロング
きちんと感がありながらナチュラルさも大切にしたワンカールロング。全体を肩下10cmでカットし、顔まわりのレイヤーをあごラインで設定し後ろにつなげて。柔らかさが出るようにカットするのがポイント。毛先にはワンカールの内巻きパーマをかけて。パーマをかけない場合は32mmのアイロンを髪の中間から挟み、大きく動かして内巻きに。オイルミルクを10円玉大手のひらに広げ、手ぐしを通すようにしてなじませたら完成。