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「上昇志向」の読み⽅と意味は?
なんとなく理解しているつもりの「上昇志向」という言葉。ここで、その意味について、改めて確認しておきましょう。
<読み⽅と意味>
「上昇志向」は「じょうしょうしこう」と読みます。「上昇」と「志向」が組み合わさった言葉で、「上昇」は、より高い位置に向かっていくことを意味し、「志向」は、考えや気持ちがある方向を目指すことを意味します。
つまり「上昇志向」は、自分の能力や社会的地位などを高めようとする考えのことを指します。「上昇志向が強い」言われる人は、このような考えが強い人という意味になります。一般的に「上昇志向が強い」と言われるのは、嫌みでない限りは、褒め言葉として使われるものです。
類義語と英語表現
「上昇志向が強い」の類義語と、英語表現をご紹介しておきます。
類義語:「向上心が強い」
「上昇志向が強い」と同じ意味で使われるのが、「向上心が強い」という表現です。「向上心」とは、自分の今の能力に満足せずに上を目指すという考えです。
また、よく似た意味で「野心がある」という表現もあります。「野心がある」は「上昇志向が強い」や「向上心が強い」よりも、ギラギラした欲望が感じられるニュアンスです。人を褒める際には「上昇志向が強い」や「向上心が強い」を使うほうがいいでしょう。
英語表現:「desire for improvement」
「desire」は、強く望むという意味です。同じく「望む」という意味を持つ「hope」よりも、強い意志を表現する時に使う単語です。「improvement」は、改善という意味で、「desire for improvement」は直訳すると、改善を強く望むという意味になります。「desire for self-improvement」というように、「self」を加えたほうが、「上昇志向が強い」に近いニュアンスになるでしょう。
「上昇志向」の強い⼈の特徴とは?
「上昇志向」が強い人の特徴とはどのようなものでしょうか。自分に当てはまる点があるかどうかもチェックしてみましょう。
明確な目標をもって行動する
「上昇志向」が強い人は、なんとなく「成功したい」、なんとなく「お金持ちになりたい」というふんわり曖昧なものではなく、「〇〇歳までにこうなりたい」、「〇年以内に、ここまでのレベルに到達したい」という明確な目標を持っています。
過去にこだわらず、未来を見つめている
過去はいくら悔やんでも変えられません。起こってしまったことをいつまでもくよくよしても何も生まれません。「上昇志向」が強い人は、そのことをよく理解していて、過去の失敗を活かし、常に未来の目標に向かっています。
努力をしている
「上昇志向」が強い人は、目標がはっきりしているので、“棚ボタ” のような不確定なラッキーを待ったりはしません。人が知らないところでも、常に努力をしています。
「上昇志向」のない人の特徴とは?
反対に、「上昇志向」のない人の特徴も見ておきましょう。
負けるのが嫌
他人と競争して負けるのが嫌なので、敗北感を感じる可能性があることには手を出しません。
出世欲がない
出世や権力に魅力を感じていないタイプです。
自分に自信がない
自分に自信がなく、「どうせ私なんか」と思っている人は、努力が必要なことや、自分の能力より上のものには、最初からチャレンジしません。
「上昇志向」が強いことの良い点
「上昇志向」が強いことのメリットはどのようなものでしょうか。
可能性が広がる
未来は誰にもわからないものです。より良い自分を目指してチャレンジすることは、未来の可能性を広げることに繋がります。挑戦しないと成功も失敗もしません。「宝くじは買わないと当たらない」ということと同じです。