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【目次】
「上昇志向」言葉の意味を改めて確認
「上昇志向(じょうしょうしこう)」は、「上昇」と「志向」というふたつが組み合わさった言葉。「上昇」は、より高い位置に向かっていくことを意味し、「志向」は、考えや気持ちがある方向を目指すことを意味します。
つまり「上昇志向」は、自分の能力や社会的地位などを高めようとする考えのことを指します。「上昇志向が強い」と言われる人は、このような考えが強い人という意味になります。一般的に「上昇志向が強い」と言われるのは、嫌みでない限りは、褒め言葉として使われるものです。
類義語と英語表現
「上昇志向が強い」の類義語と、英語表現をご紹介しておきます。
類義語:「向上心が強い」
「上昇志向が強い」と同じ意味で使われるのが、「向上心が強い」という表現です。「向上心」とは、自分の今の能力に満足せずに上を目指すという考えです。
また、よく似た意味で「野心がある」という表現もあります。「野心がある」は「上昇志向が強い」や「向上心が強い」よりも、ギラギラした欲望が感じられるニュアンス。人を褒める際には「上昇志向が強い」や「向上心が強い」を使うほうがいいでしょう。
英語表現:「desire for improvement」
「desire」は、強く望むという意味です。同じく「望む」という意味を持つ「hope」よりも、強い意志を表現する時に使う単語です。「improvement」は、改善という意味で、「desire for improvement」は直訳すると、改善を強く望むという意味になります。「desire for self-improvement」というように、「self」を加えたほうが、「上昇志向が強い」に近いニュアンスになるでしょう。
【100人に聞いた】自分を「上昇志向が強い」と思う人の割合は?
上昇志向が強い人はどのくらいの割合なのか、日本全国100人のワーキングマザーにアンケートを実施しました。自身の上昇志向が強いと思うか質問したところ、「はい」と答えたのは27.5%という結果に。全体の約3割が該当することが分かりました。
※アンケートは30〜49歳の日本全国のワーキングマザーを対象にDomani編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数120名。
「上昇志向」が強い⼈の特徴とは?
上昇志向が強い人の特徴とはどのようなものでしょうか。自分に当てはまる点があるかどうかもチェックしてみましょう。
明確な目標をもって行動する
上昇志向が強い人は、なんとなく「成功したい」、なんとなく「お金持ちになりたい」というふんわり曖昧なものではなく、「〇〇歳までにこうなりたい」、「〇年以内にここまでのレベルに到達したい」という明確な目標を持っています。
過去にこだわらず、未来を見つめている
過去はいくら悔やんでも変えられません。起こってしまったことをいつまでもくよくよしても何も生まれません。上昇志向が強い人はそのことをよく理解していて、過去の失敗を活かし、常に未来の目標に向かっています。
努力をしている
上昇志向が強い人は“棚ボタ” のような不確定なラッキーを待ったりはしません。常に目標がはっきりしているので、人が知らないところでも前向きに努力をしています。
【100人に聞いた】「上昇志向」が強い⼈の特徴にはこんな意見も
負けず嫌い
「負けず嫌い」(40代・三重県)
「負けず嫌いで自分にも他人にも厳しい」(40代・静岡県)
野心がある
「がつがつしていて品がないこともある」(40代・広島県)
「野心家」(40代・青森県)
エネルギッシュ
「常に覇気がある。明るい」(30代・香川県)
「パワーがあふれている」(40代・神奈川県)
我が強い
「我が強い」(40代・東京都)
「自己主張が強い」(40代・岡山県)
スキルアップ
「スキルアップをかかさない」(30代・三重県)
「熱心に勉強をしたり、セミナーに進んで参加する」(30代・静岡県)
好奇心旺盛
「何でも好奇心をもつ」(40代・静岡県)
「興味を持つことが多い人だと思います」(40代・宮崎県)
ストイック
「常に自分を高めるための努力をしている人」(40代・千葉県)
「現状に満足せず、常に先の成功を望んでいる」(40代・大阪府)
「上昇志向」がない人の特徴とは?
反対に、「上昇志向」がない人の特徴も見ておきましょう。
負けるのが嫌
他人と競争して負けるのが嫌なので、敗北感を感じる可能性があることには手を出しません。
出世欲がない
出世や権力に魅力を感じていないタイプです。
自分に自信がない
自分に自信がなく、「どうせ私なんか」と思っている人は、努力が必要なことや、自分の能力より上のものには、最初からチャレンジしません。
「上昇志向」が強いことの良い点
「上昇志向」が強いことのメリットはどのようなものでしょうか。
可能性が広がる
未来は誰にもわからないものです。より良い自分を目指してチャレンジすることは、未来の可能性を広げることに繋がります。挑戦しないと成功も失敗もしません。「宝くじは買わないと当たらない」ということと同じと言えるでしょう。