人が好きではない
特定の人に苦手意識があるわけではなく、人間不信に近いような形で「人が好きじゃない」という人もいるよう。過去に理不尽な思いをさせられた記憶があったり、人に裏切られたことがあったりすると、人と接すること自体避けたいと思ってしまいます。無意識のうちに他人と深く関わることを回避している可能性が。
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実は反対の意味も?そっけない態度は好きの表れかも
「好き避け」の可能性も
たとえば好きな人にそっけない態度を取られたら誰でも落ち込むものですが、もしかしたらそれは「好き避け」の可能性もあるかもしれません。好き避けとは、本当は好意を抱いているのに「好きじゃない」「興味がない」「気にしていない」というそぶりを見せ、そっけない態度をとってしまうこと。自分に自信がない、素直になれない、恥ずかしいという気持ちが、そっけない態度を生み出してしまっているのかも。
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そっけない態度を取られたときの対処法
付かず離れずのいい距離感を保つのがおすすめ
臨床心理士の吉田美智子さんによると、そっけない人というのは、互いの心の動きに疎い(気づかない)、そのメリットを感じないというのが特徴で、多くの場合計算してそうしているのではなく、持って生まれた性質や、育った環境によるものなのだそう。つまり「意地悪な心や悪気があってしていることではない」ということ。
「 そっけない人はとっつきにくく感じられると思いますが、内面まで温かさや優しさがないわけではありません。また人柄をよく理解すると、そのブレなさ、冷静さが、仕事でもプライベートでも信頼できる・長く付き合える人になることも少なくありませんよ。素っ気ないからと関わりを閉じてしまうのはもったいないように思います。
ただ、笑顔で挨拶して、雑談を通じて仲良くなろうとするのは効果薄と思いますから、率直に、相手の好きなことや意見などを聞いてみてはいかがでしょうか。また、特に仕事の場面で冷静さを発揮してもらうと、お互いに助かることも出てくると思います。違いを受け入れて、補い合うチャンスにしてくださるといいなと思います」(吉田さん)
普段からそっけない態度を取る人には、無理に近づいたり逆に距離をおこうとしたりするのではなく、付かず離れずのちょうどいい距離感を保つといいのかもしれませんね。
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