Contents
【目次】
【質問】強がりをしまったばかりに後悔したことはありますか?
強がったことにより、後で後悔をしたことが「よくある」6.7%、「たまにある」24.4%、「ほとんどない」31.9%、「ない」37%となりました。頻度に差はあれど、強がって後悔をした人は約3割隣、後悔をしていな人の方が大多数となりました。
〝強がりをしてしまう〟原因を、心理カウンセラーに聞いてみました!
「強がりなのは、自分の弱さや自信のなさといった、ネガティブな心理を隠すことがそもそも原因となっています。本音を無理して隠して、人に甘えず、意地を張り、自分を強く見せることにより、理想と現実のギャップを見せかけで埋めようとします。それにより苦しみとひずみの生じることが多くあり、過度な強がりは精神的に非常にマイナスとなります」と話すのは心理カウンセラー・吉野麻衣子さん。
では強がりな性格を直す方法はあるのでしょうか。
強がりな性格をやめる方法とは?
自分の心の中のモヤモヤを声に出し、紙に書く
「一番いいのは、人に聞いてもらうことです。しかし、強がりな人は自分の弱さを知られることを恐れます。そのため、なかなか人に言い出せません。最初のステップで、人に言えない場合は、声に出して自分の気持ちを発散しましょう。そして、その気持ちを発散させるだけでなく、次のステップに繋げるために、文字にしましょう」
書いた内容を整理し〝感情面〟〝事象〟に分類し、解決策を深堀する
「心の中のモヤモヤについて、しっかり整理することが大切です。これをする事により『自分はこんな程度のことで…』と落ち込むかもしれません。ですが、出来ること、出来ない事を明確にすることがとても大切です。更に大切なことは、そこで感情幅を大きく出して落ち込むのではなく、思考を『ここは出来ていないな』、『ここに対して自分は嫌と感じているのか。それはなぜで、どうすれば解決するのだろうか』と論理的に深堀しながら書いていくことです」
自分のできない部分を手放して、最適な人物に頼む
「完璧で全てをこなせる人はいません。必ず何か出来ない、不得意なことがあるはずです。人によりその分野は違うので、ここは素直に『これはあの人にお願いしよう』、『ここは、こう改善することで自分が出来るな』としっかり分類し、お願いするべきものは手放すことが大切です。人は頼られることで『自分は必要と思われている』と、自分の存在価値を再認識します。そして、頼ってきた人に対して心を自分に対して開いていると感じるため、頼ってきた人に対しても同じように心を開きやすくなります。この連鎖で人間関係も良好になり、自分にとっても相手にとってもプラスとなっていきます」
「全てを完璧にできる人はおらず、みんな、自分の苦手な事で苦しんでいることがあるものです。しっかりと冷静に現実を見て、論理的に考えて、解決策を作っていくようにしましょう」(吉野さん)。
強がったことで後悔したエピソードを聞いてみよう
強がって後悔した体験談として、「あとで大変な思いをする」や「無理をする」という声が多くあげられました。周りから「大丈夫?」と声をかけられても、なかなか素直に助けを受け入れられないエピソードがたくさん!
あとで大変な思いをする
・ひとりでなんとかしなければと頑張っていた仕事が追いつかず、もっと早く周りに助けを求めていれば良かったと思った (30代・大阪府・子ども1人)
・つらいのにしんどいと周りに言えずどんどん悪化する (30代・大阪府・子ども1人)
・自ら出来ると言ったのに、結局最後までひとりで出来なかったこと (40代・山形県・子ども1人)
・できると言った仕事をうまくできなかった。途中で助けて欲しいと素直に言えばよかった (30代・東京都・子ども1人)
・「手伝おうか?」と聞かれたが、大丈夫ですと強がり、後から大変な思いをした (30代・三重県・子ども2人)
・本当は困っているのに自分ひとりでできると強がって、後で後悔した (30代・宮城県・子ども2人)
無理をする
・なんか調子が悪いなあ、と思っていたけれど自分が幹事だったので無理して会社の送別会に出た。強がったため途中で胃炎で病院に運ばれることになってしまった。かえって周囲に迷惑をかけてもう反省した (40代・東京都・子ども1人)
・仕事が大変なのに手伝ってもらわず、自分ひとりでどうにかしようとする (30代・長野県・子ども3人)
・「大丈夫?」と気を使ってもらっても、「大丈夫です」と強がりな答えをしちゃう (40代・東京都・子ども1人)
・時間がないのに手伝いを断ってしまう。上手に甘えることができない (30代・青森県・子ども1人)
・大丈夫な状況ではないのに、大丈夫だと言ってしまった (30代・東京都・子ども2人)
・中学二年のときにいじめられていたが、先生や親に言わずに我慢していた。我慢の限界がきて死にたいと思うようになったので担任に相談したら次の週からいじめがなくなった。親に相談するのも大人に頼ることが恥ずかしくて自分が悪いと言われそうで嫌だったのに、あっけなくいじめが終わってもっと早く相談していれば苦しまなかったのにと後悔した (30代・愛知県・子ども1人)
撤回できなくなる
・意地を張って、1度言ったことを撤回できず損をする (40代・北海道・子ども2人)
・体調が悪いのに、強がって大丈夫と言ってしまい、炊事や掃除など普段の家事を自分ですべて担わなくてはならなくなってしまった時 (40代・福島県・子ども2人)
・自分でやると言ってしまった手前、後には引けなくなる (30代・兵庫県・子ども3人)
できると思われる
・できる人だと思われているため、弱音が吐けず苦しい (30代・北海道・子ども2人)
・テキパキやる人だと思われているため、面倒くさいことを押しつけられる (40代・北海道・子ども2人)
知ったかぶり
・虚勢を張って全然知らないことも知っているとうそぶき、後で辻褄が合わなくなり後悔した (30代・東京都・子ども3人)
・知ってるふりをする (30代・愛媛県・子ども1人)
謝らない
・自分が悪いのに、謝らなかったこと (40代・沖縄県・子ども2人)
甘えられない
・寂しい時に彼氏に会いに行こうかと言われて、大丈夫と言ったら、強いんだねと言われた。本当はそうじゃない… (30代・宮城県・子ども1人)