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「闇が深い」とは?意味と使い方
「闇が深い」とは、目で見えない部分に、触れてはいけない秘密が隠れていることを意味します。いつもは明るく振舞っているのにどこか立ち入れない雰囲気がある人や、重大な事実が隠された事件などに用いる言葉です。
言葉の正しい意味を知れば、闇が深い人のこともより理解しやすくなります。まずは、闇が深いの意味や使い方について見ていきましょう。
■闇が深いとは見えない秘密を抱えていること
闇が深いとは、見えない秘密を抱えていることを表す言葉です。闇がある人物や物事を指す言葉として用いられます。
「闇」という言葉には、「光がささない状態」「判断がつかないこと」といった意味合いがあります。「世の中の人の目に触れないこと」という意味も持つ言葉です。
つまり、闇が深いと言われる人や物事には、表面上では判断できず、人の目に触れることのない秘密が隠されていると考えられます。
■闇が深いの使い方「闇が深い人」「闇が深い事件」
闇が深いという言葉は「闇が深い人」「闇が深い事件」といった形で使われます。闇が深い人は明るく見えて、実は心に暗い過去を抱えている人を表す言葉です。
闇が深い事件は、謎が多かったり、重大な事実が隠ぺいされていたりする事件を意味します。また、一見普通に見えるものの、よく見ると違和感のある画像は「闇のある画像」と表現されます。
闇が深い人はどんな人?4つの特徴
闇が深い人には、以下の4つの特徴があります。
1.ネガティブ思考で自己肯定感が低い
2.ニコニコしていても作り笑いが多い
3.集団行動よりは単独行動が好き
4.会話に参加しても本音は語らない
それぞれの特徴を知ると「そういえばあの人も闇が深いかも」と思い浮かぶ相手がいるかもしれません。闇が深いことが分かれば、より良い接し方を心がけることができます。ここからは、闇が深い人の特徴について詳しく見ていきましょう。
1. ネガティブ思考で自己肯定感が低い
闇が深い人は、ネガティブ思考で自己肯定感が低いといった特徴があります。「どうせ私なんて」「何をやってもうまくいかない」と物事を否定的に捉えがちです。
自分から積極的に他者へ働きかけることもないため、悩みや不安があっても人に相談できない一面もあります。そのため、さまざまなことを1人で抱え込み、さらに闇が深まるという悪循環に陥ってしまうのです。
2. ニコニコしていても作り笑いが多い
闇が深い人は、ニコニコと明るいようで実は作り笑いが多いケースが多々あります。職場やプライベートで「いつも笑っているけど、目の奥が笑ってない……」と感じる人に出会うこともあるのではないでしょうか。
心から笑っていない人は、闇を抱えているからこそ明るい自分を演出しようとしている可能性があります。自分の本当の心を、内側に押し込むタイプともいえるでしょう。
3. 集団行動よりは単独行動が好き
闇が深い人は、集団行動より単独行動を好みます。闇が深いほど周囲の評価や反応が気になり、人と接する時間に疲労感を感じてしまうからです。
自分の時間を大切にするため、積極的に大勢の人が集まる場に参加しないことも特徴です。必要最低限のお付き合いはしていても、「人付き合いが悪い」と思われてしまうケースもあるでしょう。
4. 会話に参加しても本音は語らない
闇が深い人は、他者との会話に参加しても本音を語ろうとはしません。周囲から嫌われたくないという考えから、聞き役に徹しています。発する言葉も周囲の意見に同調したものが多いでしょう。
自分が考えと周囲の意見に差があるほど、本音を言えないことはストレスにつながります。結果、自分の内側に閉じこもり、より闇が深くなることも特徴のひとつです。
どうして闇が深い人に?闇を抱えた3つの原因
闇が深い人は、以下の3つの理由から心に闇を抱えたと考えられます。
1.過去に大きな挫折を味わった
2.大切な人に裏切られた
3.不安やさみしさを抱えながら育ってきた
闇が深い人と上手に接するためには、その背景にある理由や心理を知ることが大切です。闇を抱えた3つの理由を参考に、その心理をより深く理解していきましょう。
1. 過去に大きな挫折を味わった
闇が深い人は、過去に大きな挫折を味わった可能性があります。挫折の対象が仕事や学業、部活など、自分が熱心に取り組んでいたものほどショックは大きくなるでしょう。
挫折によって周囲からの評価を得られなくなったことや、周囲の人が離れていった経験は心の闇へとつながります。「同じ思いはもうしたくない」という考えが、本音を言えない特徴となって現れているのです。
2. 大切な人に裏切られた
大切に人に裏切られた経験は、心に深い闇を落とします。友だちや恋人など、自分が信頼する人に裏切られるほど心の闇は深くなるでしょう。
闇を抱えている間は、なかなか新たな人間関係に踏み出すことができません。そのため、人前で本音を言うこともできず、周りの顔色をうかがうばかりになってしまいます。