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2021.08.31

子どもがお友達のものを盗ってしまった時、それは子どもからのSOSサイン!?

〝盗み〟と聞くと、〝窃盗事件〟を連想するかもしれませんが、お友達のものを勝手に持って帰るのも立派な〝盗み〟になります。スクールカウンセラーのよると、この〝盗み〟は結構起こりやすいトラブルとのこと。では、どうして子どもは〝盗み〟を働いてしまうのでしょうか。

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我が子が人のものを盗んでしまったら…

家に見慣れないものがあり、子どもに聞くと「お友達のもの…」なんてことあるかもしれません。友達のものを断りなく持ってきてしまったら、それは「盗み」になってしまいます。「盗み」と聞くと、万引きを連想しますが、家族のもの(特にお金)や友達のものでも一緒のこと。謝って返したらそれで終わりにしていいのでしょうか。スクールカウンセラーとしても活動している、臨床心理士・吉田美智子さんに「子どもの盗み」についてお話を伺いました。

子どもの「盗み」の原因とは?

皆さんも「人のものはとってはいけない」と子どもに教えているはず。しかし、この〝盗む〟という行為は結構起こりがちなトラブルなんです。では、子どもはどうして〝盗む〟という行為をするのでしょうか?

<原因1>足りないから

足りないにもいろいろと種類があります。
●親が忙しい、下の兄弟がいるなどから、親の注目や愛情が足りない(と子どもが感じているから)
●勉強や習い事で忙しく、自分の時間や自由が足りないから
●相手(友達とか家族とか)ばかり得をして、自分は不当にもらえていないと感じるから
以上のように、心に隙間ができ、足りない=満足できていない状態にある時、その部分を埋めるかのように〝盗み〟を働いてしまうのです。

<原因2>欲しいものを他で得る方法がないから

原因1は心の問題ですが、原因2は物質的な問題。例えば…
●親に言っても相手にしてもらえないから
●我慢しなさいと言われるなど、言っても無駄だから
あれもこれも欲しいとなると、親はつい「我慢しなさい」「この間買ったばっかりでしょ」など、ピシャッと一言言って終わらせてしまいがち。これでは子どもは満たされず、〝気持ちを埋めるための行為= 盗む〟というきっかけになることも。

子どもが「盗み」をしないでいいように今からできる2つとは?

<1>生活の見直し

原因1は子どもの心に隙間ができてしまっている状態ですよね。これを埋めるには日々の生活を定期的に見直してみることです。例えば、仕事や家事に忙しいのなら〝何もしない日〟を作って子どもとベッタリ過ごしてみたり、塾や習い事が忙しいならその分〝お楽しみ時間〟を作るか、本人に選択させたり。

大人は毎日忙しく、同じような日々の繰り返しが当たり前になっていますが、子どもたちは日々成長し、その時の感じ方や捉え方に変化があります。その子どもの変化を見逃さないように、生活の見直しを時々してください。

<2>ダメなものはダメと筋を通すも、子どもの気持ちを受け止めその後の道筋も考える

原因2のような「ダメなものはダメ」と親側が筋を通すのが大事ですよね。しかし、それでは子どもは足りないまま取り残されてしまいます。子どもの納得いかない気持ちに耳を傾け、代替案を相談することはできます

子どもがなぜそれを欲しいのか。例えば、お友達が持っているから・いつも自分だけ我慢してる気がする・ただワガママを聞いて欲しいなど、理由は様々だと思います。この理由を満たしてあげると、気が済んだりする場合も。これを親子で共有体験すること=〝 我慢〟を学ぶことこそが大切です。大人が冷静に、知恵を絞らないといけないので簡単ではないですが、腕の見せ所だと思ってやってみてください。

事件になってしまうと心に大きな傷が残ってしまいます。〝盗み=足りない〟状態を解消するには、 親がきちんと時間をとって子どもと向き合う手間ひまが必要です。是非、日々の生活を大切にお過ごしください。

取材・文/福島孝代

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臨床心理士

吉田美智子

東京・青山のカウンセリングルーム「はこにわサロン東京」主宰。自分らしく生きる、働く、子育てするを応援中。
HP
Twitter: @hakoniwasalon

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