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2021.08.30

「うちの子、食べ物の好き嫌いが激しい」と思ったら|子どもの〝味覚過敏〟の話

子育ての悩みのひとつに、「食事」があがるかと思います。特に、好き嫌いが激しいと食べられるようにしなくてはと、あの手この手で調理をすると思います。しかし、スクールカウンセラーとしても活動している、臨床心理士・吉田美智子さんは「味覚過敏も判断材料のひとつに加えて」と話します。では「味覚過敏」とはどういうものなのでしょうか。

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「好き嫌いが激しい=食べれるようにしなくっちゃ」にならないで!

 

「味覚過敏」の症状は様々

私が相談を受けた中でいくつか症状をご紹介します。一見、好き嫌いに見えたり、細かい味がわかるなど長所に見えたりもするのですが、どれも〝味覚過敏〟が原因と考えます。

CASE1 味の違いがわかりすぎる

味の違いがわかるのは長所でもありますが〝お味噌の銘柄が違うと嫌がる〟〝いつもと違う麦茶にすると飲まない〟など敏感すぎて口にしない、できないことも。

CASE2 味が混ざるのが苦手

例えば、子どもに大人気のハンバーグですが、色々な食材が混ざっていることから苦手と感じる子どももいます。

CASE3 食感に異常に反応

食材によっては食感に不快感を覚え、食べられないということも。砂抜きが不十分な貝を食べるとジャリッとして不快に感じますよね。その不快感と同等か、それ以上の反応を見せることもあります。

このように口の中に苦手な刺激が強く生じるため、新しい食物を口にすることを嫌がり、安心して食べられるものに固執することもあります。ワガママや甘えととらえず、本人にしかわからない不快感として理解してあげましょう。

無理強いをさせないでOK!

食事は身体の成長に関係するため、ご家庭ではすごく悩んでしまうことも多いと思いますが、無理強いは禁物です。メニューが固定化してしまう悩みもあると思いますが、まずは本人がおいしく食べられるもの、適切な量にしていきましょう。嫌いなものを無理して食べさせ続けると、食事自体を嫌がるようになってしまいます。

親世代は給食で嫌いな食べ物も食べなさい!とされてきましたが、今の学校ではそんなことはありません。きちんと学校へ説明をすれば、学校側も対処してくれます。「いつか食べられるようになるわ〜」くらいの気軽な気持ちで構えていた方が親子共々楽だと思います。また、お友達が味覚過敏だとしても、甘やかしやしつけ不足などと思わず、「好き嫌いは誰にもあるよね」と温かい目でみてあげてください。

取材・文/福島孝代

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臨床心理士

吉田美智子

東京・青山のカウンセリングルーム「はこにわサロン東京」主宰。自分らしく生きる、働く、子育てするを応援中。
HP
Twitter: @hakoniwasalon

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