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2021.08.06

台湾と大阪は相通じるものがある!「儲かりまっか」「かまへん」「なんやねん」中国語だとどう表現する?

似ているようで似ていない、知れば知るほどのめり込んでいく中国語の世界。台湾の航空会社でCAとして乗務していた経験のある有田千幸が、中国語を勉強する中で印象に残った言葉をご紹介します。 連載第70回目は「台湾 vs 大阪」編。

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有田 千幸
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台湾夜市の活気は大阪ミナミのエネルギーを彷彿させる

「台湾と大阪は相通じるものがある」

これは私が台湾で9年生活する中で幾度となく思ったこと。フレンドリーで、オープンで、世話好きで、心のソーシャルディスタンスが他の人種よりも近くて。特に、台湾の中でも中部〜南部出身のシニア世代の人たちはよりそれが顕著な気がします。

そして中国語は言葉自体も直接的な表現が多く、日本語に直訳しようとすると大阪弁のように少々ぶっきらぼうに感じることも多い言語。

実際に台湾人の同僚たちからも、「大阪って台湾に似てるよね」「大阪のほうが居心地がいいわ」という話を聞いたこともあり、幼少期を大阪で過ごした私としても、このふたつのユニークなカルチャーがかぶって見えて仕方がないのです。

そこで今回は、私が台湾と大阪を「似ている」と感じた、街を歩けば聞こえてくる中国語と大阪弁の6つの共通言語をご紹介いたします。

(c) shutterstock.com

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その1. 「生意好不好 (Shēng yì hǎo bù hǎo)?」は「儲かりまっか!」

中国語で「生意 (Shēng yì)」は「ビジネス、商い」、「好不好」は「どう? いいですか?」という意味。そしてこのふたつがくっつくと「生意好不好 (Shēng yì hǎo bù hǎo)?」→「儲かりまっか!」となるわけです。今現在、大阪では挨拶で使われるというよりも、もはや「大阪といえば」の決まり文句となっていますが、私が台湾で住んでいた地域では、友人同士や店主と常連の間柄では割とよく使われていました。

その2. 「沒關係 (Méi guān xì)」は「かまへん」

何か失敗が起こったとき、台湾人はミスを咎めるよりも、その問題を早く解決するということに注力する傾向にあるように感じます。そんなときによく使われる言葉が「沒關係 (Méi guān xì)」。直訳は「関係ない」ですが、台湾では「気にしなくていいよ、大丈夫だよ」という意味合いで使われることも。私自身新人CAだったころ、仕事でミスをしてしまったときに先輩の「沒關係 (Méi guān xì)」に何度救われたことか。そういうところは、大阪人の「かまへん(= 大したことじゃない)」に通ずるものがある気がします。ちなみに、「かまへん」はどちらかというと男性的表現ですが、「沒關係」は性別に関係なく日常で非常によく使われるひと言です。

その3.「你在說什麼 (Nǐ zài shuō shén me)」は「なんやねん」

わーっとひと通り話をした最後に、オチがなかった、またはおもしろくなかった、そんなときに台湾人はよく「你在說什麼 (Nǐ zài shuō shén me)」といいます。直訳すると「あなたは何をいっているの」。冷や汗をかいてしまいそうな響きですが、ニュアンス的にはまさに大阪弁の「なんやねん、なにいうとんねん」というツッコミそのもの。台湾人相手に話をするときにもオチはマスト!です。

その4. 「真的假的 (Zhēn de jiǎ de)」は「まじで!?」

台湾人はちょっとびっくりするような話を聞くと、声のトーンを上げ「真的假的 (Zhēn de jiǎ de)!」」といいます。これは、大阪人の少々大袈裟な「まじで!?」にそっくり。

その5. 「說真的 (Shuō zhēn de)」は「正味の話」

中国語の会話はユーモアに溢れていて冗談混じりの話も多いがゆえに、本音をいうときは、まず「說真的 (Shuō zhēn de)」と前置きをすることがあります。これを聞いたとき、思わず横山やすしさんの「正味の話」を思い出しました。今風にいうと「ぶっちゃけ」がいちばん近しい言葉かもしれません。

その6. 「打死你 (Dǎ sǐ nǐ)」は「しばくで」

中国語でも大阪弁でも、文字にしてみると結構強烈な言葉ですが、これ、あくまでも冗談の一貫で使われます (と私は思っています)。とはいえ、「打死你 (Dǎ sǐ nǐ)」には、「ちょっとやめてよ」や「なにいってんのよ」というような、文句をいいたい気持ちや不満が少なからず込められていることが多いので、うっかり地雷を踏んでしまったときには早めに謝罪&弁解をしたほうが吉。大阪弁もきっと右に同じなはずです。

思ったのは、中国語と大阪弁は細かなことにこだわりすぎることなく直接いいたいことをそのまま口にすることができるストレートな言葉だということ。

なので、もし日本中が大阪人になって大阪弁を話すようなことになれば、私たちはもっと自然体で生きることができるのかも? と、そんなことを思ってみたのでした。

【続】

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ライター

有田 千幸

外資系航空会社のCA、建築設計事務所の秘書・広報を経て美容ライターに。ニュージーランド・台湾在住経験がある日・英・中の トリリンガル。環境を意識したシンプルな暮らしを心がけている。プライベートでは一児の母。ワインエキスパート。薬膳コーディネーター。@chiyuki_arita_official

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