センスのいいあだ名とは

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そもそも「センスのいいあだ名」とは、どのようなものを指すのでしょうか。定義を知らなければ、相手に洗練されたあだ名をつけることも難しくなります。「おしゃれなあだ名をつけたい」と思ったときに確認しておきたい、センスのいいあだ名の定義を解説します。
人となりがイメージできるあだ名
センスのいいあだ名とは、つけられた人の「人柄」をわかりやすく表した名前のことです。「ほかの名前で呼ぶ自分を想像できないよ」などと周囲の人から思われるようなものが、センスのいいあだ名といえます。
たとえ個性的でふたつとない名前であっても、相手のイメージに合っていなければ、そのあだ名はセンスがいいとはいえません。場合によっては「独りよがりなあだ名」として敬遠されてしまう恐れもあります。
また、「センスのいいあだ名をつけなければ」と身構えすぎると、ただ個性的なだけの名前が完成してしまう可能性もあるため注意が必要です。そのときのノリでつけたあだ名のほうが定着しやすいケースもありますから、気負いすぎないのもセンスのいいあだ名をつける方法のひとつといえるかもしれません。
センスのいいあだ名のつけ方

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センスのいいあだ名のつけ方を5パターン紹介します。ぴったりの名前が思いつかない場合、紹介する作り方を試してみてください。その際はいくつか候補となる名前を考えてから、覚えやすくて呼びやすいあだ名を選ぶのがおすすめです。やり方を覚えて、センスのいいあだ名を作りましょう。
名前を2回繰り返す
かわいらしい印象の相手にあだ名をつけるときに試したいのが、名前を2回繰り返す方法です。それだけで親しみやすいあだ名が完成するので、相手との距離を縮めたいときにもおすすめ。
名前を2回繰り返すあだ名の例には、下記のようなものがあります。
・舞(まい):まいまい
・凛(りん):りんりん
・蓮(れん):れんれん
・慎也(しんや):しんしん
2音で構成された名前だけではなく、3音以上で構成された名前の一部を繰り返すのも、有効なあだ名のつけ方です。音を2回繰り返してキュートなあだ名を作りましょう。
名前を省略する
スタイリッシュな印象がある相手にあだ名をつけるなら、名前を省略してみては。名前を省略すると「こなれ感」が生まれるので、おしゃれなあだ名をつけたいときに向いています。
名前の一部を省略したあだ名の一例は以下のとおりです。
・愛花(まなか):まな
・凪咲(なぎさ):なぎ
・隆也(たかや):たか
・湊一(そういち):いち
「やまさん(山田)」や「なべさん(渡辺)」など、苗字の一部を省略した名前に「さん」をつければ、目上の人や年上の人にも使えるあだ名が作れます。相手との距離感に合わせて、臨機応変に活用していきましょう。
名前の語順をひっくり返す
特別感のあるあだ名をつけたいときには、名前の語順を変えてみるアプローチが有効です。名前の語順を変えるとユニークなあだ名が作れるので、ほかにはない名前をつけたいときに試してみましょう。
名前の語順をひっくり返して作ったあだ名には、以下のようなものがあります。
・吉田:だーよし
・石田:だーいし
・山崎:ざきやま
・山口:ぐちやま
語順をひっくり返すことで、新しい語感を持ったあだ名が作れる場合があります。印象的な語感のあだ名を作れれば、一気に周囲の人に広まるでしょう。語順をひっくり返す方法は、人と被らないあだ名を作りたいときにおすすめのつけ方です。
キャラに合った敬称をつける
その人の雰囲気を的確に表現できる敬称があるならば名前にプラスし、あだ名にするのもいいでしょう。プラスする敬称によってあだ名の雰囲気が変わるので、名前にいろいろな敬称を使ってみて、その人に最も合うあだ名を探してみてください。
あだ名に使える敬称には、下記のようなものがあります。
・人を引きつける魅力にあふれた人には「様」
・いろいろな知識を持っている人には「博士」
・雰囲気が落ち着いている人には「先生」
・リーダーシップを持っている人には「部長」
その人の雰囲気にぴったりの敬称を合わせれば、ほかにはないおもしろいあだ名が作れます。
語尾に言葉を足す
かわいらしい雰囲気のあだ名をつけたい場合、苗字や名前の後ろにポップな言葉を加えてみましょう。「りん」「っち」「ぴょん」「たん」「きち」「ちん」「るん」「っぴ」など、その人が持っているイメージにはまる語尾をつけられれば、手軽にセンスのいいあだ名が完成します。
語尾に言葉を足して作るあだ名の例には、下記のようなものがあります。
・友希那(ゆきな):ゆきりん
・芽衣(めい):めいたん
・遥斗(はると):はるるん
・和田(わだ):わだっち
名前のあとに言葉をプラスするときは、あだ名の聞こえ方にも気を配りましょう。呼び心地のよい名前をつけられたなら、自然と周囲の人にあだ名が浸透していくはずです。
あだ名をつけるときの注意点

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センスのいいあだ名をつけても、そのすべてが受け入れられるわけではありません。つけ方によっては相手を傷つけてしまったり、周囲の人に浸透しないことがあります。本項では、あだ名をつけるときに意識しておきたい注意点を解説します。
相手が嫌がるあだ名は絶対にNG
まず、つけられた相手がイヤな気持ちになるあだ名は絶対につけてはいけません。プライベートなシーンはもちろんのこと、職場で相手の嫌がるあだ名をつけてしまえば、パワハラになってしまう可能性があります。
つけてはいけないあだ名の例は下記のとおりです。
・相手の見た目を揶揄するあだ名
・相手のコンプレックスに触れるあだ名
・相手を馬鹿にする意味が込められたあだ名
・距離感を間違えたあだ名
これらは、少なからず相手を傷つけてしまいます。たとえつけた人に悪気はなかったとしても、相手の心をえぐることになるのです。あだ名をつけるときには、名づけられた本人もあだ名を使う周囲の人も、気持ちがいい名前を選びましょう。
覚えやすく呼びやすいあだ名をつける
あだ名をつける際には、覚えやすさや呼びやすさにもこだわることが大切です。いくらセンスが光るあだ名であっても、必要以上に文字数が多かったり、普段発音しない音が使われていたりするものはNG。周囲の人に定着せず、あだ名があだ名として機能しなくなってしまいます。
あだ名を考えたら、一度声に出し違和感がないかどうか確認してみましょう。呼びづらさがあるならば、あだ名として好ましくありませんので、新たなものを考えた方が賢明といえるでしょう。
センスのいいあだ名をつけて親密度を上げよう

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あだ名は、相手との親密度を高めるために役立つツールです。センスのいいあだ名をつけられれば、つけられた人と周囲を取り巻く人たちとの心の距離を、ぐっと縮めることができます。
その一方で、時としてトラブルの元凶となりかねない点に注意が必要です。相手が嫌がるあだ名をつけた場合、親密度が上がるどころか溝を深めてしまいます。ですので、あだ名をつけるときは、相手も周囲の人も気持ちがいい名前をつけることが鉄則です。センスのいいあだ名をつけて、相手と仲良くなるきっかけを見つけましょう。
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Domani編集部
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