激励の言葉とは
「激励の言葉」と聞いて、具体的に思い浮かべるのはどんな言葉でしょうか?
イメージした言葉が合っているかどうか、答え合わせをしながら、まずは激励の意味や効果を知っておきましょう。
相手を励まし、元気づける
「激励」とは、相手を励まして元気づけることです。激励の言葉によって落ち込んでいる相手が自信を取り戻したり、新しいチャレンジをする人へエールを送ったりすることができます。
最もイメージしやすい激励の言葉は「頑張って」ではないでしょうか。日常でもよく使われますが、送った人に前を向くエネルギーを与えることができる、とても力のある言葉です。
会社の同僚、友達、家族などが激励の言葉を必要としているシーンがあれば、ぜひ積極的に激励の言葉を送ってみましょう。
言葉ではどうにもならないこともありますが、あなたの一言で勇気づけることができるかもしれません。
ビジネスシーンで! 激励の言葉の例文
「頑張って」という思いを伝える言葉は、伝えたい相手によって変わるもの。ビジネスシーンで使える例文を、贈る相手別に紹介します。
新人社員への激励
新人社員は慣れない環境で緊張していることが多いもの。これから挑戦する仕事で成果を出せるのか、組織の中に自分が受け入れてもらえるのかなど、さまざまな思いを抱いています。
不安を取り除き、気持ちも上げられる、激励の言葉を送りましょう。
例文
・全力でサポートしていくので、安心して仕事に取り組んでください
・壁にぶつかったら抱え込まずに、まずは先輩や同期に相談してみましょう
・どんどん失敗していきましょう。その方が学びが多く、成長スピードも上がります
部下への激励
部下とのコミュニケーションは「励ます」ことをポイントに置くと上手くいきます。部下の仕事ぶりを見てしっかり評価している、ということが伝われば、信頼感が生まれ、部下の自主性を引き出すことにも役立ちます。
よく見ていることわかりやすく伝えるために、具体的に、取り組んだ過程への賛辞を交えて激励を送りましょう。
例文
・いつもみんなの状況を察してサポートしてくれるから、とても助かってるよ。いつもありがとう
・先月より○%数字が上がっているよ。粘り強い頑張りが身を結んだ結果だね。おめでとう。次は○○を意識していこう!
・失敗は誰にでもあることだから落ち込まなくていいよ。次は私もサポートをするから、ミスを恐れずいつも通りの力を発揮してね
同僚への激励
同僚は、仕事の上で切磋琢磨し、助け合うことができる存在です。相手の置かれている状況に共感しながら激励を送ることで、普段から良い関係を築いておくことが大切です。
例文
・お疲れさまです。最近忙しそうだけど、無理しないでくださいね
・いつも丁寧に仕事に取り組んでいるから、大雑把な私は見習うところばかりだよ。これからもお互いに頑張ろう!
・○○さんが、実力を存分に発揮できるように祈っています
退職や異動する人への激励
退職したり異動したりする人には、これまでお世話になったお礼を伝えましょう。その人との具体的なエピソードを添えられるとベスト。その上で、今後の活躍や幸せを祈る言葉を送ると効果的です。
転職の場合は、次の職場がまだ決まっていないケースもあります。「次はどんな仕事をするんですか」とぶしつけに聞かない気遣いも必要です。
例文
・先輩へ:○○さんにはプロジェクトでいつも助けていただきました。新天地でもご活躍をお祈りしています
・同僚へ:時に議論してぶつかることもありましたがとても勉強になりました。寂しくなりますがまたご飯に行きましょう
・部下へ:○○くんはこの1年でとても成長したと感じています。企画がボツになっても前向きに取り組むところが強みなので、次の部署でも頼もしい存在になるはずです
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チーム内への激励
新しいプロジェクトが立ち上がったときや、営業チームで数字を追いかけているときなどは「共通の目標をみんなで成功させよう」という意気込みが伝わる言葉を選びましょう。
特定の人だけを持ち上げず、チームの一人一人にウエイトを置くのがポイントです。
例文
・チーム一丸となってこのプロジェクトを成功させましょう。目指すゴールに到達するには一人一人の力が必要です
・今月はみなさまのおかげで目標を達成することができました。来月も全員でサポートし合いながら達成しましょう
・新しいプロジェクトは全員が初めてのことだらけです。アイデアを出し合い、お互いの力を信じて頑張りましょう