Contents
激励の言葉とは
「激励の言葉」と聞いて、具体的に思い浮かべるのはどんな言葉でしょうか?
イメージした言葉と一致するか答え合わせをしながら、激励の意味や効果について確認しましょう。
相手を励まし、奮い立たせる
げき‐れい【激励】
[名](スル)はげまして、奮い立たせること。「選手団を—する」「𠮟咤—」
小学館 『デジタル大辞泉』より引用
「激励」とは、励まして奮い立たせることです。激励の言葉をかけることで、落ち込んでいた人は自信を取り戻したり、新しくチャレンジする人にはエールとなるなど、相手を勇気づけることができるのです。
最もイメージしやすいのは「頑張って」ではないでしょうか。日常でもよく使われますが、人に前を向くエネルギーを与えられる、とても力のある言葉です。
会社の同僚や友達、家族などが激励を必要としているシーンでは、ぜひ積極的に言葉をかけてみましょう。
言葉ではどうにもならないこともありますが、あなたのひとことが誰かにとって、大きな力となるかもしれません。
ビジネスシーンで! 激励の言葉の例文
「頑張って」という言葉は、伝えたい相手によって形を変えるもの。ビジネスシーンで使える例文を、贈る相手別に紹介します。
新人社員への激励
新人社員は慣れない環境で緊張している傾向にあります。これから挑戦する仕事で成果を出せるのか、組織の中に自分が受け入れてもらえるのかなど、さまざまな思いを抱いているでしょう。
そんな新入社員には、不安を取り除いてあげられる、かつ気持ちも上げられる激励の言葉を贈りましょう。
例文
・全力でサポートしていくので、安心して仕事に取り組んでください。
・壁にぶつかったら抱え込まずに、まずは先輩や同期に相談してみましょう。
・どんどん失敗していきましょう。その方が学びが多く、成長スピードも上がります。
部下への激励
部下とのコミュニケーションは「励ます」ことを念頭に置くとうまくいきます。部下の仕事ぶりを見てしっかり評価していることが伝われば、信頼感が生まれ、部下の自主性を引き出すことにも役立ちます。
〝あなたの頑張りを見ているよ〟とわかりやすく伝えるため、具体的に、取り組んだ過程への賛辞を交えて激励を贈りましょう。
例文
・いつもみんなの状況を察してサポートしてくれるから、とても助かってるよ。いつもありがとう。
・先月より○%数字が上がっているよ。粘り強い頑張りが身を結んだ結果だね。おめでとう。次は○○を意識していこう!
・失敗は誰にでもあることだから落ち込まなくていいよ。次は私もサポートをするから、ミスを恐れずいつも通りの力を発揮してね。
同僚への激励
同僚は仕事の上で切磋琢磨し、助け合うことができる存在です。相手の置かれている状況に共感し、普段から激励を贈ることで良い関係を築いておくのが大切です。
例文
・お疲れさまです。最近忙しそうだけど、無理しないでくださいね。
・いつも丁寧に仕事に取り組んでいるから、大雑把な私は見習うところばかりだよ。これからもお互いに頑張ろう!
・○○さんが、実力を存分に発揮できるように祈っています。
退職や異動する人への激励
退職や移動が決まった人には、これまでお世話になったお礼を伝えましょう。その人との具体的なエピソードを添えられるとベストです。その上で、今後の活躍や幸せを祈る言葉を贈ると効果的。
転職の場合は、次の職場がまだ決まっていないケースもありますので「次はどんな仕事をするんですか」とぶしつけに聞かない気遣いも必要です。
例文
・先輩へ:○○さんにはプロジェクトでいつも助けていただきました。新天地でもご活躍をお祈りしています。
・同僚へ:時に議論してぶつかることもありましたがとても勉強になりました。寂しくなりますがまたご飯に行きましょう。
・部下へ:○○くんはこの1年でとても成長したと感じています。企画がボツになっても前向きに取り組むところが強みなので、次の部署でも頼もしい存在になるはずです。
▼あわせて読みたい
チーム内への激励
新しいプロジェクトが立ち上がったときや、営業チームで数字を追いかけているときなどは「共通の目標をみんなで成功させよう」との意気込みが伝わる言葉を選びましょう。
特定の人だけを持ち上げず、チームの一人一人にウェイトを置くのがポイントです。
例文
・チーム一丸となってこのプロジェクトを成功させましょう。目指すゴールに到達するには一人一人の力が必要です。
・今月はみなさまのおかげで目標を達成することができました。来月も全員でサポートし合いながら達成しましょう。
・新しいプロジェクトは全員が初めてのことだらけです。アイデアを出し合い、お互いの力を信じて頑張りましょう。