取引先への激励
取引先が新事業に挑戦する場合や、営業所を新設した場合は、今後の発展や成功を祈るメッセージを送るのが適切です。
例文
・この度は事業拡大によるご移転、誠におめでとうございます。貴社のさらなるご発展をお祈り申し上げます
・新プロジェクトのリリースを拝見いたしました。以前よりアイデアを伺っておりましたので、とてもうれしく思います。リーダーとなる〇〇様のご活躍を心よりお祈りいたします
・新商品の発売、おめでとうございます。私も使わせていただきましたが、素晴らしい使い心地でした。貴社の商品開発力に改めて感動いたしました。一ユーザーとしても今後のご発展を祈念いたします
応援している人へ! 激励の言葉の例文
応援したい人に「頑張って」という思いを伝えることは、ごく自然なことです。努力をたたえたり、取り組みを評価したり、具体的な内容を加えるとよりモチベーションが上がります。
例文を参考にしながら、自分なりの激励の言葉を考えてみましょう。
試合前の選手への激励
スポーツの部活動で、大会出場を果たした選手やチームを激励したいときは、日々の努力が実った成果へ敬意を込めて、今後の励ましになるような言葉を贈るとよいでしょう。
例文
・日々、みなさまが朝も夕方も練習されている姿をグラウンドで拝見していました。努力を積み重ねている姿を見てきたからこそ、大会出場決定のニュースを聞いたときのうれしさもひとしおです。みなさまが力を出し切れるよう心から応援しています
・念願の全国大会ご出場おめでとうございます。これまでの悔しい思いを見てきたからこそ、自分のことのようにうれしく思います。これまでに出場が叶わなかった人たちの想い、日々支えてくださっているみなさまへの感謝を胸に優勝を目指しましょう。ここまでの努力を思い出し、自分を信じてください
受験生への激励
受験生は、試験の日が近づくほど緊張しがちです。頑張って勉強してきたからこそ、自信と不安の間で揺れ動いているので、自分を信じられるようにエールを送りましょう。
相手のトーンに合わせて言葉を選ぶ必要がありますが、元気が出る明るいメッセージがおすすめです。
例文
・ここまで努力してきた自分を信じてね。吉報を待っています
・緊張するのは当然だよね。みんな一緒だよ。○○さんなら大丈夫!
・頑張ってきたのを知っているよ。その姿を見て私も励まされた。お互いあと少し頑張ろうね
病気やけがをした人への激励
病気やけがをした人への激励として「頑張って」は要注意です。気持ちが弱っていることが多いので、回復を祈ることに加え、相手の気持ちに寄り添う言葉を贈りましょう。
過去の病気に触れたり、ネガティブな表現を使ったりするのはNGです。
例文
・その後のご経過はいかがでしょうか。一日も早いご回復をお祈りしております
・何かあればいつでもおっしゃってください。私で力になれることがあればうれしいです
・早く元気な姿でお会いできるのを楽しみにしております
・仕事のことは心配せず、長いお休みをもらったと思い、ゆっくり養生してください
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上司や目上の人へ贈るときの注意点
上司や目上の人に、激励の言葉を送る場合には注意が必要です。知らずに使ってしまうと失礼にあたる言葉もあり、よく使われる「頑張って」もその一つです。
注意しなければならない点や、どんな表現が適切なのかを知っておきましょう。
「頑張って」は使わない
「頑張って」という言葉には「努力をして」という意味が含まれます。そのため上司や目上の人に使ってしまうと、「あなたの努力が今足りない」というニュアンスで受け取られてしまう可能性があります。
同じように「ご苦労さまです」も避けましょう。悪気なく使ってしまうと上から目線となり、不快な思いをさせてしまうことに。せっかく気持ちを込めた言葉でも、失礼な人だと思われてはもったいないです。
きちんと気持ちが伝わる適切な表現を選びましょう。
適切な激励の言葉
「頑張って」に変わる適切な表現は、具体的にどのようなものなのでしょうか。
言い換えるなら「応援しております」「〇〇を祈っております」がよいでしょう。また「陰ながら」を付け加えると、謙虚さを表すこともできます。
・○○さまの幸運を祈っております
・心より応援しております
・陰ながら成功を願っております
「相手を尊重しながら、控えめなニュアンスとして伝える」ことがポイントです。
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