「人徳」とは?
「人徳」という言葉を辞書で調べてみると、「その人の身についている徳」(小学館刊・大辞泉)とあります。その人自身がもともと持っている徳(立派な行いや品性)のことになります。では、具体的にはどのような言動が「人徳のある人」と認識されるのでしょうか。Domani読者100人に話を聞いてみました。
【質問】人徳があると思える人は周りにいますか?
「はい」…45.5%
「いいえ」…54.5%
※アンケートは30〜45歳の日本全国の有職既婚女性を対象にDomani編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数110名(未回答含む)。
人徳があると思える人がいると回答した人は全体の半数となりました。早速その特徴を見ていきましょう。
人徳が高い人に見られる5大特徴とは?
調査した結果、読者の皆さんから多く声を寄せられた5つの特徴をピックアップしました。
感情の波がない
・イライラした態度を見たことがない。 否定しないので、なんでも相談しやすい。また視野も広く、寛容な態度が特徴です(40代・兵庫県)
・感情が一定している。波がないので、一緒にいて疲れない(30代・山口県)
感情の起伏がなく、誰に対してもおおらかに接し、平等な態度が好評価のよう。色眼鏡で見るような人にはやはり人徳が備わっているとはいえませんもんね。
慕われている
・人柄がよく、後輩から慕われている(30代・神奈川県)
・自然体で、人が集まってくる人(40代・神奈川県)
人徳のある人は、良い行いが出来たり、もともと品性が備わっているので、自然と人が集まってくるようです。
明るい
・どんなときでも明るく笑顔で対応してくれる(30代・埼玉県)
・笑顔を絶やさずにいるし、その笑顔が魅力的(30代・滋賀県)
いつもニコニコしていたり、言動がポジティブであると、人間はその人に安心感や信頼感を得やすくなります。
信頼されている
・どんな立場の人からも信頼を得ていて、この人に相談すれば事態が好転するんじゃないかと思われている人。他人との信頼関係を深く作れる人(30代・宮崎県)
・今の会社の社長は小さな会社だが、社長自身も現場からのたたき上げの人で、私みたいな末端のパートでも相談しやすい。ほかの社員さんからの信頼も厚くて、意見や悩みを言い出しやすい雰囲気を自然と作っている(30代・神奈川県・子ども3人)
人徳のある人は、日々、周囲の人と誠実に接することで、信用を得ているようです。損得や忖度が見え隠れするような人には信頼感は持ちづらくなります。
周囲をよく見ている
・何も言わなくてもその人の特性を自然と感じることができる(30代・愛知県)
・周囲に目を配っている(40代・東京都)
自分のことだけに精一杯になるのではなく、周囲の人がどのような状態か把握できていて、フォローやヘルプができる人が多いようです。