自分を愛することの魅力とは
今自分を愛することができていないかもしれないと感じたときは、もしかしたら一度考え方を見直すきっかけなのかもしれません。自分を愛することによって、たくさんのメリットがあります。しかし自分を愛するといっても、「自分を愛することで何が変わるの?」と疑問に思う人もいるのではないでしょうか。自分を愛することで得られる魅力について紹介します。

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心に余裕が生まれる
自分に対する愛情が不足している場合、自分の価値の判断を周囲にゆだねすぎているのかもしれません。自分の行動や言動を、周囲の機嫌にあわせる癖がついてしまっているのです。そうすると自分の本心とは違う状況になったり、本当はやりたくないことをする羽目になったりと、少なからず精神的に負荷をかけることになります。
自分を愛するということは、本来の自分を受け入れて尊重すること。自分が自分の良さを理解できていれば、周りの目に支配されずにいられます。もちろん、誰かから受ける優しさや気遣いに愛を感じることも大切ですが、前提として自分が自分を大切にできたら満ち足りた心持ちでいられて、心に余裕が生まれます。その余裕が冷静な判断を生み、日常でトラブルが発生したときでも落ち着いて対処できるようになるのがメリットです。
周りの人も大切にできる
自分への愛が極端に少ないと、一緒にいる人とギクシャクした関係になる可能性も。自分への否定が、自分を好きでいてくれる周囲への否定となってしまいます。自分を愛する方法を見失っている人がほかの誰かを愛するのは難しく、一歩間違うと傷つけてしまうことになりかねません。
しかし、自分を愛することができれば、同時に周囲の人々を大切にするようにもなります。自分への愛情で心が満たされていれば、たとえば恋愛において「尽くしたのに相手は尽くしてくれない」と気にすることなくいられます。
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生活環境などがきっかけで、中には自分を愛せていない人もいます。状況を変えて自分を愛せるようになるには、どうして愛せないのか自分で認識をすること。自分を愛せていない人には、どんな状況が関係しているのでしょうか。

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自分を否定してばかり
自分を愛することは自然体の自分を受け入れること。よいところも悪いところも認めながら自分の本心でいられている状態が、自分を愛することです。自分を愛せない人は、「自分のありのままの姿」を認めたくないという気持ちがどこかにあるのかもしれません。嫌な部分や欠点を見ないようにしたり、否定したりすることで心の安定を図ろうとします。
何もかも完璧な人間はいないので、目を覆いたくなる部分があるのは当然です。完璧に見える人がいたとしても、周囲には分からない悩みに苦しんでいるかもしれません。また、自分に対する期待度が高過ぎても、現実とのギャップから今の自分を受け入れられないという場合もあります。嫌な部分を否定し続けるのではなく、「こういう自分もいる」と認めることが大切です。
誰かに愛されたい
自分を愛せない人は、常に誰かからの愛情を求めています。本来であれば自分への愛で埋まっているはずの部分まで、他人が埋めて欲しいと感じるのです。自分は自分でいいと肯定することができなければ、どんなに周囲が愛情表現を示しても、寂しさや不安を抱えます。たとえ愛情のある言葉をかけてもらったとしても、安心できるのはその瞬間だけで、すぐに満たされない状態になってしまいます。また、他者から愛情を受け取ることで自分の価値を確かめようとするので、相手に依存してしまいがちです。
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