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2024.05.02

「箇条書き」とは情報を整理した書き方のこと!意味や活用法を解説

 

「箇条書き」とは、物事を簡潔に並べた書き方のことです。情報が絞られるため、要点をよりわかりやすく伝えられます。本記事では、箇条書きの意味や使用するメリットをご紹介します。仕事に役立つ書き方のコツも、ぜひ参考にしてください。

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「箇条書き」とは物事を並べた書き方のこと

「箇条書き」(かじょうがき)とは、物事をわかりやすく整理し、並べた書き方のことです。主に、レポートや調査結果をまとめた文書などに使用されます。

箇条書き

(c) Adobe Stock

【箇条書(き)】かじょうがき
一つ一つの条項に分けて書き並べること。また、そうして書かれたもの。「問題点をーにする」

(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

まずは、箇条書きの正しい意味や具体的な活用法について見ていきましょう。

箇条書きの意味

箇条書きの「箇条」には、事柄を分けて並べて述べるという意味合いがあります。

【箇条】かじょう
[名]ある事柄を、いくつかに分けて並べて述べた、その一つ一つの条項。
[接尾]助数詞。数を表す漢語に付いて、項目の数をかぞえるのに用いる。「五ーの御誓文」

(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

箇条は分けて並べた条項そのものを指す言葉であり、箇条書きは条項に分けて書くことや、書かれたものを表す言葉です。

また、箇条は数字と組み合わせることで「助数詞」(じょすうし)へと変化します。助数詞とは、「1個」「2枚」のように数量を表す際に用いられる言葉のことです。小さいものを「個」、薄いものは「枚」と数えるように、「箇条」は項目を数える際に用いられます。

箇条書きの活用法

箇条書きのように、物事をわかりやすく書き並べる方法は、レポートや調査結果をまとめた資料などに適しています。また、日常生活で多く見られるのが以下のような活用法です。

・会議の資料
・メール
・プレゼン資料

これらに箇条書きを活用すると、重要な情報をわかりやすく伝えられます。

とくに、メールでアポイントの時間、場所をやり取りする際は箇条書きを用いるのがおすすめです。以下のように箇条書きにすることで、長文の読み間違いや勘違いのリスクを軽減できます。

【箇条書き変更前】
ご相談していた打ち合わせは、5月9日(木)の14:00~16:00に弊社のオフィスでお願いしたく存じます。ご不明な点がございましたら、担当の鈴木(090-XXX-XXX)までお問い合わせください。

 

【箇条書き変更後】
ご相談していた打ち合わせは、以下の日程でお願いいたします。

・日時 5月9日(木)
・時間 14:00~16:00
・場所 弊社オフィス
・問い合わせ先 090-XXX-XXX(担当 鈴木)

 

箇条書きを使うメリット

箇条書きを使う主なメリットは、以下の2つです。

箇条書きにすれば、要点をわかりやすく相手に伝えられます。可読性が高く、読み取りやすいことも特徴のひとつです。そのため、複雑で重要な内容であるほど、箇条書きを使うメリットは大きいと考えられます。

PCでメールを送る人 イラスト

(c) Adobe Stock

箇条書きを使う2つのメリット
  1. 要点が伝わりやすい
  2. 可読性が高い

要点が伝わりやすい

伝えたいことが並列で多数ある場合も、箇条書きであれば要件をスムーズに伝えられます。映画の鑑賞マナーについて、記した以下の文章を例に見ていきましょう。

【箇条書き変更前】
上映中の写真撮影や録音は禁止しています。また、携帯電話の使用やおしゃべりもご遠慮いただいています。他店からの飲食物の持ち込みは控えてください。たばこも吸えません。

 

【箇条書き変更後】

・上映中の写真撮影、録音は禁止です

・携帯電話の電源はお切りください

・上映中のおしゃべりはご遠慮ください

・他店からの飲食物の持ち込みはお控えください

・場内は禁煙です

 

文章を続けるよりも、箇条書きのほうが「してはいけないこと」が伝わりやすくなります。マニュアルや申込書の書き方など、複雑な手順を伝える際も箇条書きは有効です。

可読性が高い

可読性が高い箇条書きは、複数の情報を同時に伝えたいときにおすすめです。前述したメール文のように、日時や時間、場所などをわかりやすく記載できます。

とくに、会議やプレゼンの資料では、箇条書きにした情報がより際立ちます。プレゼンでスライドを用いる際も、一目で必要な情報を把握できるでしょう。

箇条書きを使いこなすための3つのコツ

箇条書きを使いこなすには、以下の3つのコツを意識してみてください。

前述した文章例や、今回の記事にもこれらのコツは活用されています。順を追って確認しながら、箇条書きの使い方をマスターしていきましょう。

PCを操作する手

(c) Adobe Stock

箇条書きを使いこなすための3つのコツ
  1. 要点をまとめる
  2. 中点と数字を使い分ける
  3. インデントを活用する

要点をまとめる

箇条書きを難しく感じるときは、まず伝えたいことを長文で書いてみてください。そのうえで、似ていると思われる要点をまとめていきます。

要点は、「1項目1文」にまとめましょう。1文に、2つ以上の情報が入らないように気をつけてください。

また、文字数は1文あたり40字以内がおすすめです。長文になると可読性が落ち、箇条書きのメリットが損なわれてしまいます。

中点と数字を使い分ける

中点(なかてん)とは、箇条書きの冒頭に用いられる記号のことです。中黒(なかぐろ)と、呼ばれることもあります。

物事の手順や数などを表す際は、中点ではなく数字を使うのがおすすめです。たとえば、こちらの章の冒頭では、数字を使った箇条書きで箇条書きを使いこなすためのコツについてご紹介しています。

また、以下のような手順も箇条書きを用いることで、よりわかりやすく伝えられます。

【入会申し込みの手順】

1.公式サイトより必要な情報を送信する

2.案内に従って会費を支払う

3.後日、入会証が自宅まで届く

 

インデントを活用する

インデントとは、行頭に挿入する空白のことです。箇条書きにする項目が多いときは、インデントを活用することで階層が明確になります。動物について解説する以下の文章を例に、見てみましょう。

・イヌ
・チワワ
・ダックスフント
・シーズー
・ネコ
・三毛猫
・ラグドール
・マンチカン

こちらは犬、猫という「動物の種類」と、「犬の種類・猫の種類」という情報が同列に並んでしまっています。

この箇条書きにインデントを活用したのが以下の例です。

・イヌ
 ○チワワ
 ○ダックスフント
 ○シーズー
・ネコ
 ○三毛猫
 ○ラグドール
 ○マンチカン

インデントを加えることで、情報が整理され可読性が高まったことがわかります。「箇条書きにしても情報量が多くなってしまう」というときは、インデントの活用を検討してみましょう。

箇条書きを使いわかりやすい文章を作成しよう

PCのチャット イラスト

(c) Adobe Stock

箇条書きは、物事をわかりやすく伝えられる書き方です。複雑な情報も、箇条書きにすることで内容が整理されます。ビジネスでは、会議やプレゼン資料などによく用いられる手法です。

また、メールのやり取りでも箇条書きのメリットは発揮されます。箇条書きのコツをマスターし、わかりやすい文章を作成していきましょう。

メイン・アイキャッチ画像:(c)Adobe Stock

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