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2023.04.12

「ご用命」とはどういう意味?間違って使うと悪印象!ビジネスでの正しい使い方を解説

 

ビジネスシーンでよく見かける「ご用命」。間違った意味や使い方をすると、ビジネスの場で恥ずかしい思いをする可能性もあります。場合によっては、上司や取引先の担当者に悪い印象を与えてしまうこともあります。そこで今回は、「ご用命」の意味や使い方、言い換えできる類語表現までくわしく解説します。

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「ご用命」の意味と使い方

「用命」はその名の通り「用を命ずる」の意味で、相手に何かを依頼するときに使う表現。上司や取引先など目上の人に依頼を促したい際に、頭に「ご」をつけて丁寧な言い回しにします。

「ご用命」は、日常会話よりビジネスの場面でよく使われるのが一般的です。例えば、新しい商品を取引先に営業するときに「欲しいものがあれば注文してください」と伝えると、少し直接的な表現なので相手を不快にさせることもありますよね。

こんなときは「ご用命があれば承ります」と伝えれば、相手を敬いながら新商品を勧めることができます。同じ意味でも、使用する言葉で相手の受け止め方は大きく変わるので注意が必要です。

ご用命

(C)Shutterstock.com

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「ご用命」を使用するときの注意点

ビジネスシーンでよく使われる「ご用命」ですが、使用するにあたり注意点があります。間違った使い方をすると相手に失礼にあたる場合もあるので、十分に注意しましょう。

ご用命

(C)Shutterstock.com

部下や同僚には使用しない

基本的に、「ご用命」は部下や同僚など、同じ地位や立場の人には使用しません。なぜなら、頭に「ご」をつける丁寧表現は、取引先や上司など相手が目上の人の場合のみ使える言葉だからです。

そのため、部下や同僚に電話やメールを送るときに「ご用命」を使用しないように注意しましょう。ただし、取引先の場合は個人間の地位や立場に関係なく「ご用命」を使うのが望ましいです。

受け身の用法が基本

「ご用命」は受け身で使われるのが基本なので、目上の人に対して自分から「ご用命する」「ご用命させてください」という形では使われません。

例えば、「取引先からご用命を承る」「ご用命をいただく」など受け身で使用するのが正しい使い方です。 また、「ご用命させていただきたく」「ご用命されました」など盛りすぎた表現にする人もいますが、これは二重敬語になるので間違った使い方と言えます。

「ご用命」がすでに敬語なので、「〜させていただきたく」「〜されました」を後につけると二重で敬語を使ってしまうことに。文法的に誤った使い方なので注意しましょう。

「ご用命」と「ご依頼」は異なる

「ご依頼」は「要件を頼むこと」の意味で、自分がしてほしいことを人に頼みたいときに使用する表現になります。そんな「ご依頼」は「ご用命」と同じ表現として認識されがちですが、この2つの使い方はまったく異なります。

なぜなら「ご依頼」は、自分の行動に対しても使用することができるからです。一方、「ご用命」は自分の行動には使用しません。このように「ご用命」と「ご依頼」には、明確な違いがあるので使用するときは注意が必要です。

ビジネスで使える「ご用命」の例文

ビジネスで役立つ「ご用命」ですが、どのように使えばいいのか分からない人もいるでしょう。ここでは、「ご用命」の例文をまとめました。実際に使用する際の参考にしてください。

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