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「緊張しい」とは?
「緊張しい」の読み方は「きんちょうしい」です。読んで字のごとく、緊張しやすい人のことを意味します。大勢の前で何かを発表したり、立場が上の人と話したりするときだけでなく、お店で店員さんと会話をするだけでも緊張してしまう人もいますね。「緊張しい」のほかに「人見知り」や「あがり症」などといった言い換え表現も可能です。
「緊張しい」の由来
もともと「緊張しい」という言葉は、関西で生まれました。関西では特徴のある人のことを「~しい」と表現することがあります。例えば、色々なことに対して気に病んでしまう人のことを「気にしい」といい、「あの人は気にしいやから~」と使ったりします。
【100人に聞いた】自身を「緊張しやすい」と思う人の割合は?
緊張しやすい人はどのくらいいるのか、日本全国のワーキングマザーに「あなたは人前で緊張しやすいですか?」と質問をしてみました。
結果は「はい」と回答した人が76.5%。多くの人が、自身のことを緊張しやすいと思っていることがわかりました。
※アンケートは30〜49歳の日本全国のワーキングマザーを対象にDomani編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数119名。
「緊張しい」の特徴は?
「緊張しい」な人にはどのような特徴があるのでしょうか。自分が「緊張しい」だなと思う方は当てはまる項目がたくさんあるかもしれません。
手が震えてしまう
緊張していると感じる時に、手が震えてしまうことはありませんか? これは緊張による自律神経の乱れによるものです。一般的に、緊張によって手が震えやすいとされていますが、脚が震えることもあります。
頭が真っ白になり、言葉に詰まる
緊張状態になると、脳の理性を司る部分「前頭前野」の働きが悪くなると言われています。さらに、ストレスホルモンのコルチゾールが分泌されることも、頭が働きにくくなる原因のひとつ。結果、頭が真っ白になってなかなか言葉が出ない状態に陥ってしまいます。
声が上ずってしまう
人間は緊張すると、無意識のうちに体に力を入れてしまいます。そうすると、筋肉がこわばってしまうのです。発声する際の喉の筋肉もこわばり、うまく声が出せなくなってしまいます。
【100人に聞いた】緊張してしまうのはどんな状況?
緊張してしまうのはどんなときなのか、先ほどと同様にアンケートを実施しました。みなさんの体験談を見ていきましょう。
発表の場
「人前で自己紹介をしないといけない時」(40代・福岡県)
「ピアノの発表会など」(40代・北海道)
「多くの人の前で話すとき。たくさんの人に一気に見られる感じが緊張する」(40代・東京都)
「仕事の場で、自分の意見を発言しなければならないとき」(40代・埼玉県)
「仕事のプレゼン」(30代・埼玉県)
初対面
「初対面の人と話す時」(40代・千葉県)
「初めての慣れていない人が多い場所」(40代・千葉県)
「初めての出来事を体験するとき」(40代・福岡県)
親しくない相手
「親しくない人の前では常に」(30代・東京都)
「保育園や小学校で他のお母さんと話さないといけない場面」(30代・兵庫県)
「知らない人と話すとき」(40代・兵庫県)
目上の人との会話
「かなり目上の人と話すとき」(30代・宮城県)
「責任者がたくさんいる、プレッシャーを感じる現場」(30代・兵庫県)
緊張しやすい原因とは?
重要な場面で緊張してしまうというのは珍しいことではありません。しかし、初対面の人と話すだけだったり、お店の店員さんとやり取りをするだけでも「緊張しい」の人にとってはドキドキする場合があります。なぜ、人はなぜ緊張してしまうのでしょうか。
真面目
真面目な人は「緊張しい」であることが多いです。真面目は立派な長所ですが、一方で真面目な人ほど、失敗しても良いと気を抜くことが出来ずに、「もしも失敗してしまったらどうしよう」という不安感を抱いています。逆に、程よく気を抜くことが出来る人は、あまり緊張せずリラックスすることが出来るのです。