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2024.07.08

「虚栄心」とは?強い人の特徴やうまく付き合う方法を解説

あなたの周囲に、マウンティングをしてきたり自慢話が多かったりする人はいませんか?このような人は、虚栄心が強いのかもしれません。その特徴を理解して、上手に付き合いましょう。虚栄心が強い人の特徴や、付き合う上でのポイントを紹介します。

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そもそも虚栄心とは?

派手で目立ちたがりの人などは、「あの人は虚栄心が強い」と思われがちです。SNSでリア充ぶりをアピールする人も、「虚栄心の塊」などと評されることがあるでしょう。この虚栄心とは、どのような気持ちや状態を指すのでしょうか。まずは、虚栄心とは何なのか確認してみましょう。

サングラスをつけた4人の女性

(C)Shutterstock.com

見栄を張ること

虚栄心とは、自分のことを実際以上によく見せたがる気持ちです。人前で虚勢を張るという点で、「見栄を張ること」と言い換えてもよいかもしれません。自分を過大評価する点は、「うぬぼれ」「思い上がり」などの言葉とも共通します。虚栄心の強い人は、自身を「すごい人間」「他の人より優れた人間」であるとアピールしたがります。近くにいると、誇張表現が多かったり自分上げがすごかったりといった傾向に気付くはずです。

自覚のない人が多い?

虚栄心が強い人の多くは、虚勢を張っていることを自覚していない可能性が。等身大の自分がわからなくなっており、誇張された姿こそが本当の自分だと思い込んでいるのかもしれません。このような人は、自分は正しい、何の非もないと考えがちです。そのため、本当の自分と虚構の自分とのギャップを指摘されると、自身を棚に上げて相手を攻撃するなんてことも。

また、日頃から見栄ばかり張っている人は、それが当たり前になってしまいます。「多かれ少なかれ、他の人も見栄を張っている」と考えているため、虚勢を張る自分に疑問を抱かないのかもしれません。自分を大きく見せることしか頭になく、見栄や虚勢はエスカレートしがちです。

【質問】周囲に「虚栄心が強い人」はいますか?

みなさんは、この「虚栄心」と聞いて思い浮かぶ人が周囲にいますか?女性約100人にリサーチしてみました。

【質問】周囲に「虚栄心が強い人」はいますか 調査結果

・いる…15.8%
・いない…84.2%

※アンケートは30~49歳の日本全国のワーキングマザーを対象にDomani編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数120名。

15.8%の人が、周囲に虚栄心が強い人が「いる」と回答。その人のことを、虚栄心の強い人だと感じた理由は何だったのでしょうか。体験談も覗いてみましょう。

【体験談】「虚栄心が強い」と思ってしまった理由は?

・今まで何度挑戦しても二次試験を合格をしたことがないのに、一次試験に合格しただけで、周りを見下している(40代・滋賀県)

・虚栄心が強いせいか嘘をついてしまうがみんなにばれている(40代・東京都)

・他の人をディスって自分を上に見せようとする(40代・大阪府)

・人のミスをいつまでも蒸し返して茶化して来たり、口を開けばいつも人の批判ばかりをしている。 自分は如何に仕事が出来て有能だと話してくるが、自分がミスした時は人のせいにしたり言い訳ばかり羅列してくる(40代・北海道)

虚栄心が強い人の特徴

職場や学校、保育園・幼稚園などの場で「付き合いにくい」と感じる人はいませんか?その付き合いにくさは、相手の持つ過剰な虚栄心からきているのかもしれません。虚栄心が強い人にはどのような特徴があるのか、具体的に考えてみましょう。

虚栄心が強い人の具体的な特徴
  1. 嘘をつく
  2. 他人を褒めない
  3. プライドが高い

スーツ姿で腕を組む女性

(C)Shutterstock.com

嘘をつく

虚栄心が強い人は、自分のイメージを守るために次々と嘘を重ねる場合があります。本当の自分と誇張された自分のギャップが大きくなれば、そのうち話の辻褄が合わなくなってくるもの。辻褄を合わせるためには、さらに嘘をつくしかありません。嘘は人をだますことですから、普通なら罪悪感や申し訳ないという感情がわき上がってくるものです。しかし、嘘に慣れてしまった人は、このような気持ちを感じにくくなります。抵抗なく嘘をつき、周囲から呆れられたり距離を置かれたりする場合もあるのです。

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他人を褒めない

虚栄心の強い人を見ていれば、滅多に人を褒めないと気付きます。他人を褒めるということは、その人の美点を認め、よさを口に出すことです。いわば「他人を上げる行為」ですから、自分を上に見せたい人にとっては望ましくない行為といえます。常に虚勢を張っている人にとって大切なのは、周囲が自分の存在を「すごい」と認識すること。誰かを褒めれば自分以外の人が注目されますから、「褒めたくない」と感じるのではないでしょうか。

プライドが高い

虚栄心の強い人には、「プライドが高い」という共通項がみられます。虚勢を張る人が他者と自分を比較してばかりいるのは、誰にも負けたくない気持ちがあるから。些細なことにも優劣を付けたがり、自分が上でないと安心できないのかもしれません。また、虚栄心の強い人にありがちな攻撃性も、元をたどればプライドの高さに由来すると考えられます。プライドが高い人は、否定されるのが苦手。否定的な意見を受ければ、過剰に反応してしまう場合もあります。

加えて、ありのままの自分を認められないのも、高いプライドが邪魔するためでしょう。虚栄心の強い人は、自分を過大評価している傾向があります。自分の存在を小さく感じて受け入れられず、理想の自分を演出してしまうのかもしれません。

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虚栄心を満たす行動

虚栄心が強い人は、自身の存在を認めてもらうことで心地よさを感じるものです。行動や言動は「認められたい」「他者より上に立ちたい」という欲求に基づくことが多いため、ある意味わかりやすいともいえます。例えば、「わたしってこんなにすごい!」と周囲にマウンティングをすることも。「相談に乗っていたはずなのによくよく聞けば自慢だった」「褒められているのかと思ったら自慢話の前振りだった」などがあれば、それはマウンティングと考えられます。

本来マウンティングとは、サルなどの動物が自身の優位性を誇示するための行為。人間関係においては、他者に優位性を示そうとする言動・行動全般を指します。これは、虚栄心の強い人ほど顕著になりがちです。他にも、他人からの羨望を集めたいばかりに、高級品など身の丈に合わない品物を身につけている人も少なくはありません。

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虚栄心が強い人にありがちな性質

虚栄心が強い人は、一見すると強気な印象です。しかし内面を知ってみれば、コンプレックスや弱さでいっぱいというケースは多々あります。虚栄心が強い人に出会ったときは、「なぜこの人はこんなに見栄を張るんだろう」「なぜ人をおとしめたいのだろう」と考えてみてはいかがでしょうか?虚栄心が強い人にありがちな性質を推察します。

緊張感のある会議の様子

(C)Shutterstock.com

周りの目が気になる

虚栄心の強い人にとって重要なのは、周囲からどのように見られるかという点です。価値の基準は自身ではなく外にあるため、自己が確立できていない状態ともいえます。大げさに存在感をアピールしたり、強い口調で自分を認めさせようとしたりするのは、すべて周りの気を惹くためかもしれません。

周りの目が気になるのは、自己評価よりも他者からの評価を重視するためです。このような人は自分の存在の小ささを認めませんし、そのように評価されることも我慢できないという場合もあります。結果、自分を偽ったり大きく見せようとしたりしてしまうのです。

自分に自信がない

自分を強く大きく見せたいと考えるのは、裏を返せば本当の自分に自信がないということ。自分に自信がある人は、他人の評価をあまり気にしません。等身大の自分をさらけ出すことに抵抗がありませんし、飾らずにありのままで過ごせるという人が多いでしょう。一方、自分に自信がない人は、自己評価が低くなりがちです。ありのままの自分を出すことは到底できませんし、少しでも自分を大きく見せたいと感じる傾向があります。

虚栄心の強さは、劣等感やコンプレックスの表れでもあります。見栄を張ったり自慢話をしたりする人も、実際は他人をうらやんでいたり、小さな自分を隠そうと焦っていたりする可能性があるのです。

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