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2024.03.25

「虚言癖」はなぜ? 嘘をつく原因や特徴と対処法などを解説!

虚言癖は、シンプルに言うと「嘘つき」のことです。しかし、子供がつくような嘘とは違い、普通の人が思いつかないような嘘をつく特徴があります。そこで本記事では、虚言癖の原因や対処法について解説し、直し方のコツを紹介します。

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虚言癖とは?

「つい嘘を言ってしまった」ということは、誰にでもあるでしょう。しかし、それが過度になるのは考えもの。あなたの周りに、嘘をついて周りを振り回したり、困らせたりする人がいたら、それは「虚言癖」によるものかもしれません。

虚言癖とは「きょげんへき」と読み、簡単に言えば「すぐ嘘をついてしまう性質」を指します。そもそもは、心理学領域の専門用語でした。その概念が発達し、一般的に知られるようになったのです。

虚言癖の人は、自分のために嘘をつくことが多いです。妄想と現実の境界があいまいになり、嘘をついている自覚がないケースもあるとされています。つまり、虚言癖とは、ただの嘘つきではないということ。「たくさん嘘をつく性質」や「普通では考えられないような嘘をつく性質」を持った人を指すと考えていいでしょう。

現時点では、「虚言癖=病気」いう定義はありません。しかし、中には精神的に深く影響して生じているケースもあり、「病気ではない」と一概に言い切ることはできません。

嘘をつく人

(c) Adobe Stock

虚言癖の原因5つとは?

虚言癖の原因となることはさまざまで、複数のことが複雑に絡み合っているとする説があります。身近に虚言癖があるかもと感じる人がいたら、なぜ平気で嘘をつくのか知りたくなりますよね。ここからは虚言癖の原因について見ていきましょう。一般的に原因かもしれないとされていることを把握すると、何かしらの対処法が見つかるかもしれません。

そこでここでは、虚言癖になってしまう5つの原因について、詳しく解説します。

プライドが高く虚栄心が強い

プライドが高く虚栄心が強いと、自分を大きく見せようと嘘をつくことがあります。「周りにすごい人だと思われたい」「周囲から尊敬されたい」など、優越感に浸りたいという強い欲求が嘘をつかせるのかもしれませんね。嘘をつくと、一時的に虚栄心や自尊心が満たされるというのも、影響していると言えそうです。

また、プライドが高い人は、馬鹿にされる、下に見られるなどを極端に嫌う傾向があります。「自分が人より幸せで恵まれている」と他人に思わせたいと望み、悪気なく嘘をついてしまいます。

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劣等感が強い

劣等感が強いことも、虚言癖の原因のひとつとされます。劣等感が強いと、自分が周囲より劣っていることを悟られたくないと考えがち。自分の弱点や自信のなさをカバーしようと、嘘をついてしまうのです。

しかし、そのような嘘はその場しのぎでしかありません。すぐに嘘だと見抜かれてしまい、さらに劣等感を深めてしまうということも。信頼を失うことにもなり、人が離れるという悪循環に陥るケースもあります。

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努力ができない

努力ができない人もよく嘘をつきます。スキルや能力を向上させたい、欲しいものがあるなどすると、自分で手に入れようと努力する人が多いでしょう。しかし、努力ができない人は、がんばることなく手に入れたいと考える傾向が。手っ取り早く嘘をついて解決しようとするのです。しかし、それはその場しのぎの嘘に過ぎないため、アラが目立ってしまうもの。それをごまかそうと嘘を重ねることになりがちです。

隠したいことがある

隠したいことがあって嘘をつくというのは、誰もが経験しているでしょう。しかし、一つ嘘をつくと、たくさんの嘘を重ねることになりますよね。話は複雑になり、何が嘘で何が本当かわからなくなるということも。どんな嘘をついたかを覚えておかねばならず、多くの場合は「嘘はよくない」と悟るでしょう。

しかし、嘘をつき通すことができてしまうと、嘘をつくのが上手くなります。感覚が麻痺するのか、嘘をつくことに罪悪感を抱かなるということも。嘘をつくのが普通になり、虚言癖につながってしまうというケースもあります。

かまってほしい

虚言癖のある人は、承認欲求が強め。承認欲求とは、「多くの人に認められたい」という強い気持ちを指します。また、人にかまわれたいという気持ちも強い傾向にあり、俗に言う「かまってちゃん」が虚言癖の原因になることも。「嘘をついてでも注目されたい」「嘘をついてでも周りにすごいと言われたい」と望むのは、強い寂しさや孤独の裏返しとも言えます。

しかし、このような言動は裏目に出ることがおおいもの。話を盛ることや、作り話が多いと気づかれてしまい、周りから信頼されません。さらに人が離れてしまい、孤独が強まるという悪循環に陥ることが多いでしょう。

悩む人と影

(c) Adobe Stock

虚言癖の特徴3つ

ここからは虚言癖の特徴を紹介します。次に挙げる事柄は、一見誰にでもあてはまりそうですが、虚言癖はその度合いが通常レベルではないと考えてください。また、紹介する特徴を把握しておくと、相手に虚言癖があるかどうかを判断する基準にもなると思いますよ。

嘘をついている自覚がない

虚言癖の大きな特徴として挙げられるのが、嘘をついている自覚がない、または自覚が通常よりも薄いという点です。

小さな嘘から大きな嘘まで、ありとあらゆる嘘を平然とつきます。悪気なく、平気で嘘をつくことも多いでしょう。嘘をつくことが当たり前になり、嘘と現実の境界があいまいになっているケースもあるでしょう。

嘘をついて、人を傷つけることが平気なケースもあります。誰かに濡れ衣を着せるのも、抵抗を感じません。嘘をつくことに罪悪感がないため、悪気がないのです。周囲が虚言癖のある人だと認識していないと、その人の話を真に受けてしまい、多くの人に迷惑がかかることもあるでしょう。

八方美人

「嫌われたくない」という意識が強いあまり、周りに話を合わせようと嘘をつき続ける八方美人の側面を持つのも、虚言癖の特徴でしょう。話を合わせるために手段を選ばず、どんな嘘でもついてしまうのが特徴です。

話題を合わせるために、本当は見ていないテレビを見たと言う、本当は興味のないアーティストのファンクラブに入っていると嘘をつくようなことが当てはまるでしょう。いずれも、その場しのぎの明らかな嘘であるため、それを貫くことができません。だんだんと話が合わなくなり、周囲にバレてしまうというのも特徴。すぐバレる嘘をなぜつくのかと、周りを不思議がらせます。

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