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2021.03.27

「ご愛顧」の正しい意味や使い方とは? ビジネスで使える例文と類語表現を知ろう

取引きが多い会社にお礼を伝えるときに使用する「ご愛顧」という言葉。ビジネスシーンでは頻繁に使われますが、正しい意味や使い方をきちんと理解している人は意外に少ないでしょう。 ただ、間違った使い方をすると、相手に悪い印象を与えることもあります。そこで今回は「ご愛顧」の正しい意味や使い方を解説します。状況別に使える「ご愛顧」の例文も紹介しているので、ビジネスの場で役立ててくださいね。

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【目次】
「ご愛顧」とは?意味や読み方
「ご愛顧」を使用するときの注意点
「ご愛顧」の具体的な例文と表現
「ご愛顧」の類語表現3選
「ご愛顧」を使用して感謝の気持ちを伝えよう

「ご愛顧」とは?意味や読み方

それでは、まず「ご愛顧」の読み方と意味から説明します。「ご愛顧」と混同されがちな「ご愛好」との違いも説明しているので、よく理解して状況に合わせて使い分けましょう。

ご愛顧

(C)Shutterstock.com

■「ご愛顧」の読み方

「ご愛顧」は、「ごあいこ」と読みます。頭に相手に敬意を表す「ご」を付けた尊敬語になるため、目上の人にも使用可能です。取引先と今後も長く良好な関係を築きたいなら、「ご愛顧」を使って感謝の気持ちを伝えましょう。

■「ご愛顧」の意味

「ご愛顧」は「目をかける」という意味があります。「目をかける」とは、よく面倒を見てもらったり特別に可愛がってもらったりする状況のことです。ビジネスの場面では、一般的に目をかけてもらった取引先や顧客に対して「ご愛顧」が使われます。

ただ、使用するときに注意しなければいけないことは、「ご愛顧」には経済的な引き立ての意味合いが含まれることです。自社にお金の支払いがある相手に対してだけ使える言葉なので、誰にでも使用できるわけではありません。また、社内の上司や先輩には使用できないので注意が必要です。

■「ご愛好」との違い

「ご愛顧」と「ご愛好」を混同している人も多いですが、意味のニュアンスはまったく異なります。なぜなら「ご愛好」は、「ある物事を好んで楽しむ」という意味になるからです。また読みも「ごあいこう」となります。「ご愛顧」を読み違えていて漢字変換を間違えるパターンもあるので気をつけましょう。

例えば、「〇〇愛好家」「〇〇愛好会」など、集まりの名称や人を形容するときに使用される言葉になります。「目をかける」の意味がある「ご愛顧」とは本質的な意味が異なるので、混同して使わないように注意しましょう。

「ご愛顧」を使用するときの注意点

次に、「ご愛顧」を使用するときの注意点について解説します。間違えて使用している人も多いので、十分に注意しましょう。

ご愛顧

(C)Shutterstock.com

■自分の行為に対して使用できない

「ご愛顧」は、自分の行いに対して使用することはできません。例えば、「弊社は御社を愛顧している」「私はこの会社を愛顧している」の形で使われることはないのです。あくまで先様からそうしていただきたい、いただいているという受け身での使用を念頭にしてください。

自分の行為に対して使う場合は、「ひいき」を使うのが一般的です。例えば、「私はこの会社をひいきしている」と言うことができます。誰を軸にしているかで使われる言葉も違うので、混同しないように注意しましょう。

■お客様への文書で使われる

「ご愛顧」には経済的な引き立ての意味合いが含まれるため、主にビジネスの場で使用されます。また、通常は書き言葉で使われており、取引先への文書やメールで使用されることが一般的です。

ただ、顧客や取引先に向けた新商品や事業の発表会においては、口頭での挨拶の冒頭や締めの言葉として「ご愛顧」が使われることもあります。

「ご愛顧」の具体的な例文と表現

ここからは、「ご愛顧」の例文を紹介します。年賀状や暑中お見舞いなどシーン別に例文を紹介するので、状況に合わせて使いましょう。

ご愛顧

(C)Shutterstock.com

■年賀状で使える表現

「ご愛顧」は、年の初めに送る年賀状の挨拶で使われています。年賀状の挨拶には、昨年に目をかけていただいた感謝、そして今後も引き続き「ご愛顧」してほしい気持ちを伝えます。

・昨年は格別のご愛顧を賜り誠にありがとうございました。本年も何卒よろしくお願いいたします
・旧年中のご愛顧感謝申し上げます。今年も変わらぬご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます

■暑中お見舞いの挨拶で使える表現

年賀状と同じく、暑中お見舞いやお中元を贈る際の挨拶文でも「ご愛顧」は用いられます。暑中お見舞いやお中元を送付した旨をメールで知らせる場合の例文は下記のとおりになります。

・〇〇には平素よりご愛顧誠にありがとうございます
・これからも末永くご愛顧いただきますよう、よろしくお願い申し上げます

■話し言葉で使える表現

「ご愛顧」は、書き言葉として使用されることがほとんどです。ただ暑中見舞いやお中元など贈り物をお取引先や顧客に直接渡すときには、「ご愛顧」を用いて感謝の気持ちを伝えることもあります。話し言葉で使われる例文は以下のとおりです

・皆様におかれましては、日頃より弊社をご愛好賜り誠にありがとうございます
・今後とも変わらぬご愛顧をいただきますよう、よろしくお願い申し上げます

■謝罪文で使える表現

感謝の気持ちを伝えるときに用いられる「ご愛顧」ですが、取引先や顧客への謝罪文でも頻繁に使われます。この場合は、今後のお付き合いをお願いする意味を込めて使用されるのが一般的です。

ただ、トラブルにより契約が終了したり相手に損害を与えてしまったりした場合は、「ご愛顧」を使用せず謝罪文だけにすることが望ましいでしょう。謝罪文で使う場合は「こちらの勝手な願いとなりますが」と行ったへりくだったワンクッションをおくなど工夫をしましょう。

・この度は多大なるご迷惑をおかけしましたこと深く御礼申し上げます。誠に勝手ではありますが、今後も変わらぬご愛顧のほどよろしくお願いいたします。

「ご愛顧」の類語表現3選

「ご愛顧」と似た意味を持つ言い換え表現を紹介します。目上の人に対して使える表現ばかりなので覚えておくとビジネスの場で役立つでしょう。

ご愛顧

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1.お引き立て

「お引き立て」は「ご愛顧」とほぼ同じ意味で、目をかけてもらった相手に使える表現になります。頭に「お」をつけた敬語表現になるので、取引先や顧客にも使うことが可能です。

・これからもお引き立てのほど、よろしくお願いいたします
・今後もお引き立てを賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます
・日頃より格別のお引き立てに与り、深く感謝申し上げます

2. ご支援

「ご支援」は、支援してもらったことへの感謝を伝えるときに使用される言葉になります。「ご愛顧」と似た表現ですが、「ご支援」には「ひいきされる」意味は含まれないのが特徴です。

・本年もご支援ご鞭撻のほど何卒よろしくお願い申し上げます
・〇〇におきまして多大なご支援ご協力を賜り、誠にありがとうございました
・大変お手数おかけしますが、ご支援のほどよろしくお願いいたします

3.ご厚情

「ご厚情」は「心からの親切」という意味があります。取引先など目上の人に親切にしてもらったことへの感謝を伝えるときに使える表現です。ビジネスの場はもちろん、結婚式や祝賀会など式典でも使用できるので覚えておくと役立ちます。

・昨年はご厚情を賜り心より御礼申し上げます
・日頃より一方ならぬご厚情賜り、深く感謝申し上げます
・ご厚情にお応えすることができるよう、精一杯努力いたします

「ご愛顧」を使用して感謝の気持ちを伝えよう!

ご愛顧

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取引先や顧客に向けて感謝を伝える際に頻繁に出てくる「ご愛顧」。取引先や顧客と良好な関係を築くうえで重要な表現で、ビジネスの場ではよく使用される言葉です。「ご愛顧」の正しい意味や使い方をしっかり習得して、日頃の感謝の気持ちを取引先や顧客に伝えましょう!

トップ画像・アイキャッチ/(C)Shutterstock.com

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