【滅相もない】は謙遜の意味がある言葉!正しい使い方3つと類義語をご紹介 | Domani

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2021.06.14

【滅相もない】の正しい意味は? 使い方と類義語をご紹介

ビジネスで時折耳にする「滅相もない」。謙遜をしたり、否定する意味があります。しかし、正しい使い方を知っている人は少ないのではないでしょうか。そこで、この記事では「滅相もない」の意味をはじめ、使い方や類語をご紹介します。「滅相もない」を正しく理解して、一目置かれる大人になりましょう。

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【目次】
 ・「滅相もない」の意味や語源をチェック
 ・「滅相もない」の英語表現は?
 ・「滅相もない」の正しい3つの使い方
 ・「滅相もない」を使うときの注意点3つ
 ・「滅相もない」の類語
 ・【滅相もない】を理解してうまく活用しよう!

「滅相もない」の意味や語源をチェック

「滅相もない」の使い方を知る前に、まずは意味や語源を知っておきましょう。「滅相もない」は、相手を否定する意味の言葉で、語源は仏教用語から来ています。意味などを知っていると正しいタイミングで使えるようになります。意味や語源を知らない方は、以下を参考にしてみてください。

滅相もない 意味

(C)Shutterstock.com

■「滅相もない」は相手を否定する意味がある

「滅相もない」は、「とんでもない」や「思いがけない」といった意味があり、相手の言葉を否定するときに使います。

相手を否定すると言っても、マイナスの意味で使われることはあまりありません。思いがけないことが起こったときに「そんなことは無いですよ」と謙遜の意味合いを込めて否定します。よって、相手に不快感を与えることなく、ビジネスシーンでも使える言葉です。

■「滅相もない」の由来は仏教用語から

語源は、仏教の用語から来ています。仏教の考え方には「四相」という4つの考え方があります。

・生相:生まれる
・住相:存在する
・異相:変化する
・滅相:消える

「消えること」は、人で例えると「死」です。「滅相」は人にとっては「あってはならないこと」であり、このことから「とんでもない」という意味の「滅相もない」という言葉が生まれました。

「滅相もない」の英語表現は?

滅相もないには、英語表現もあります。主に使える英語表現は以下の2つです。

滅相もない 意味

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・思いがけないこと:Impossible!
・物事を否定する:Oh, not at all.

思いがけないことが起こって否定したいときには「Impossible!」を使ってください。相手が謝罪したときにこちらも謙遜して否定する場合は「Oh, not at all. 」を使用します。間違って使ってしまうと、意味が伝わらないこともあります。シーンに合わせて使い分けるようにしましょう。

「滅相もない」の正しい3つの使い方

「滅相もない」の意味を理解したところで、次は「滅相もない」の正しい使い方3つをご紹介します。

滅相もない 意味

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・謙遜をする
・相手の発言を強く否定する
・謝罪への返事をする

正しいタイミングで使えることで、周りに「しっかり言葉を扱えている人」と印象付けられます。以下を参考にして使いこなしていきましょう。

1. 謙遜をする

1つ目は、謙遜をするときに使います。「滅相もない」は、自分を下げて相手の言葉を否定できる言葉です。ただ否定をするよりもマイナスなイメージを与えずに済みます。

例えば、上司が「〇〇さんは仕事が速くて助かるよ」と褒めてきたとしましょう。「そんなことはありません」とただ否定するだけでは、相手に不快感を与えてしまいます。「滅相もないことでございます。ありがとうございます。」と伝えるだけで、謙遜の気持ちを伝えられます。

「滅相もない」と一緒に感謝の気持ちを伝えることで、褒めてくれた側も気持ちよく否定の思いを受け取ることができるでしょう。

2. 相手の発言を強く否定する

2つ目は、相手の発言を強く否定するときに用います。相手に「違います」と強く否定してしまうと、相手の気分を害してしまいます。「滅相もない」を使うことで、相手に不快感を与えずに否定ができます。

例えば「この書類は内容が薄いんだけど、手を抜いて作った?」と疑惑を投げかけられたとします。そのときに「滅相もないことでございます。真摯に取り組ませていただきました。」と言うと、相手に真面目に取り組んだことが伝わります。

「滅相もない」の後には、自分が真剣に取り組んだことが分かる言葉を添えましょう。謙遜を含んだ否定と強く否定するときの見分け方は、文脈を見ながら判断してください。使い方を間違えないように注意しましょう。

3. 謝罪への返事をする

3つ目は、相手からの謝罪に返事をするときに使います。「滅相もない」を使うことで、相手の謝罪を受け取りつつ、謝ることではない旨を伝えられます。

例えば「会議の時間が長くなってしまい、誠に申し訳ありません。」と先方から謝罪があった際には「滅相もないです。良い会議ができました。」と伝えるといいでしょう。

「滅相もない」の後に、フォローの一言を伝えることで、相手に怒っていないことを伝えられます。謝罪への返答表現として「滅相もない」が使われることはあまり無いですが、使いこなせると言葉の扱いが分かっている大人として認められますよ。

「滅相もない」を使うときの注意点3つ

「滅相もない」を用いる場合、注意する点が3つあります。注意点を念頭に置いておかないと、間違った使い方をしたり、相手に失礼な印象を与えてしまったりします。注意点を把握して「滅相もない」を正しく使いましょう。

滅相もない 意味

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1. 上司に使うときは「滅相もないことでございます」

「滅相もない」を上司に用いるときは、「滅相もないことでございます」を使いましょう。

「滅相もない」だけを単体で使わないようにしてください。「滅相もない」は敬語表現ではないため、敬う気持ちが薄れてしまいます。知らずに使ってしまうと「失礼だ」と指摘されてしまうこともあります。

「滅相もないことでございます」と丁寧に伝えることで、よりへりくだって謙遜する気持ちを伝えられるでしょう。職場や出張先で用いるにはピッタリの表現で、相手にもいい印象を与えられるようになります。

2.「滅相もございません」は間違った使い方

まれに「滅相もございません」と使っている場面を見ますが、これは間違いと捉える方がほとんどです。なぜなら、「滅相もない」で1つの単語として成り立っているためです。「滅相もない」を「滅相も」と「ない」に分解してしまうと別の言葉になってしまいます。文化庁の見解では問題ない敬語表現とされていますが、敬語と認めていない人もいるため、使わないほうが無難です。

丁寧に伝えたいのであれば、前述の「滅相もないことでございます」を用いましょう。「滅相もない」に丁寧語である「ございます」を加えることで、敬意を表せます。誤用していた方は、正しく使えるように認識を改めましょう。

3. 気持ちを込めて使う

「滅相もない」を用いるときは、気持ちを込めることを忘れないようにしてください。相手を敬う気持ちがないと、相手に気持ちが伝わらず上辺だけの謙遜になり相手にとって失礼に値します。

心からの言葉を用いることで、気持ちが伝わり相手も心よく受け取ってくれるでしょう。用いる言葉に合うように、気持ちを込めて使ってください。

「滅相もない」の類語

ここからは「滅相もない」の類語を5つ紹介します。

滅相もない 意味

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・強く否定する表現「とんでもない」
・驚きが混じる表現「思いがけない」
・謙虚な表現「恐れ入ります」
・感謝を伝える表現「お気遣いありがとうございます」
・謙遜をする表現「恐縮です」

「滅相もない」ばかり使っていると、他の言葉を知らないのかと誤解を受けてしまうことも。類語を知って、場面に合わせて使い分けましょう。

■強く否定する表現「とんでもない」

相手を強く否定する場合は「とんでもない」を使いましょう。強く否定をする意味があり「滅相もない」と変わらない使い方ができます。よくビジネスシーンで出てくる単語でもあります。

使い方としては、「〇〇さんは、仕事が丁寧で助かるよ。」と上司に言われた際に、「お褒めの言葉、嬉しいことです。とんでもないことでございます」と返す例があります。褒められた言葉を否定するときにも使用できます。

注意点は目上の人と会話するときに「とんでもない」を単体では使わないことです。目上の人に用いるときには「とんでもないことでございます」と丁寧に言いましょう。「とんでもない」は、比較的フラットな関係性のときに用いましょう。

■驚きが混じる表現「思いがけない」

驚きが混じっている表現は、「思いがけない」がふさわしいでしょう。予想外のことが起こったときに使うことができます。

例えば、「〇〇さんいつもありがとう」と言われたときに「思いがけない言葉ありがとうございます。とても嬉しいです。」と返答するとよいでしょう。

ただし「思いがけない」はビジネスシーンではあまり出てくる言葉ではありません。砕けた言い方になるため、目上の人に使うのは避けるようにしてください。同僚や部下と話すときに使うことがおすすめです。

■謙虚な表現「恐れ入ります」

「恐れ入ります」は、謙虚な表現をしたいときに使えます。「恐れ入ります」は、相手の行動に身がすくむような気持ちになるという意味があります。そのため、身をすくませるくらい謙虚な気持ちになっていることをひと言で伝えられる効果があるのです。

例えば「〇〇さんの企画書先方からOKもらえたよ!ありがとう。」と言われた際に、「恐れ入ります。これも先輩が指導してくださったおかげです。」と伝えましょう。謙虚に感謝していることが伝わります。

「恐れ入ります」は、フォーマルなシーンでもじゅうぶんに活用できる単語です。謙虚な気持ちを伝えたいときには、積極的に用いてみましょう。

■感謝を伝える表現「お気遣いありがとうございます」

感謝を伝えるときには、「お気遣いありがとうございます」を使いましょう。目上の人からの言葉に対して、気遣いをしてくれたことに感謝する気持ちを伝えられます。謙遜の気持ちも込められているため、相手に気持ちよく受け取ってもらえます。

使い方としては「いつも仕事ご苦労様!助かってるよ。」と言われたときに「お気遣いありがとうございます。今後も精進いたします。」という返し方が挙げられます。

「お気遣いありがとうございます」は、目上の人に使うのが基本です。同僚や部下には「ありがとう」と素直に伝えるだけで問題ありません。

■謙遜をする表現「恐縮です」

謙遜の気持ちを表したいときには「恐縮です」を使いましょう。相手からのご厚意などを受け取るときに使うとスマートです。また「恐れ入ります」も恐縮する意味があるため、同じニュアンスで使えます。

使い方としては「〇〇さんの仕事ぶりを課長が褒めてたよ。」という言葉に対して、「お褒めの言葉ありがとうございます。大変恐縮です。」と用いてみましょう。

「恐縮です」は自分を下げて使うため、目上の人に使うには、ピッタリの単語です。また、もっと謙遜の気持ちを伝えたいときには、「恐縮です」に「ございます」を付けるとより丁寧な印象を与えられます。

【滅相もない】を理解してうまく活用しよう!

今回は「滅相もない」についてご紹介しました。「滅相もない」は、謙遜しながら相手を否定する表現として使えます。仏教の用語に由来する言葉で英語表現もあるため、海外でも活用してみましょう。

滅相もない 意味

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また、使う際には注意点もありました。特に「滅相もございません」は文化庁では問題ないとされていますが、間違った使い方と認識されやすい表現です。ついつい使ってしまう方は、意識的に「滅相もないことでございます」を使うように気を付けましょう。

「滅相もない」には類語もあるため、場面に合わせて使い分けてみてください。「滅相もない」を理解し、正しく日本語が使えるようになりましょう。

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