仕事ができる人は「微力ながら」をさらりと使う! ビジネスでの使い方や注意点、類語表現もご紹介 | Domani

Domani

働く40代は、明日も楽しい!

 

LIFESTYLE働く

2021.03.05

仕事ができる人は「微力ながら」をさらりと使う! ビジネスでの使い方や注意点、類語表現もご紹介

ビジネスシーンで「微力ながら」という言葉をよく耳にしたり、使ったりしますよね。でも、「その使い方、本当にあっていますか?」と言われたら、途端に不安になったりしませんか? この記事では、「微力ながら」の使い方について徹底解説していきます。

Tags:

【目次】
「微力ながら」の意味や読み方とは?
ビジネス等で使う時の注意点
使い方を例文でチェック
類語にはどのようなものがある?
英語表現は?

「微力ながら」の意味や読み方とは?

よく使われている言葉であるだけに、今さら人には聞けない…。そんな「微力ながら」の意味や使い方から注意点をご紹介していきます。

微力ながら

(C)Shutterstock.com

意味と読み方

「微力ながら」(びりょくながら)の、「微力」は、「力の弱いこと、自分の力量をへりくだっていうもの」。「~ながら」は、逆説を表す接続助詞で、「にもかかわらず・けれども」という意味を持ちます。よって「微力ながら」は、「少ししか力はないですが」や「足しにもなりませんが」「乏しい力ではありますが」といった意味で、自分をへりくだっていう表現です。

基本的には、上司や目上の人、取引先の相手に対して、自分をへりくだって相手を敬う表現として使います。よって、同僚や目下の人には使わない表現です。「微力ながら」は、相手を敬ったり、謙虚な気持ちを表す言葉なので、実際に自分の細かなポジションまでは考えなくても大丈夫ですよ。

ビジネス等で使う時の注意点

「微力ながら」は口頭でもビジネスメールでも使うことのできる表現ですが、気をつけておくべき点がいくつかあります。以下でご紹介しますので、今一度確認をしてみてください。

微力ながら

(C)Shutterstock.com

履歴書や職務経歴書には書くのを控えた方がいい

「微力ながら」は謙虚な言葉ですが、自分をアピールしないといけない場面で使うと、自信がなさそうなイメージを与えてしまう可能性があります。キャリアアップを目的とした転職活動や、就職活動の他にも、プレゼンテーションなどの自分をアピールしたい場面では、「微力ながら」という表現は控えた方がいいでしょう。

自ら申し出た支援の場合

自ら申し出た支援、サポートに対して「微力ながら」を使うのは、相手に失礼になります。「微力ながら」は、相手からの支援やサポートの要請があった時に、返答として使いましょう。

嫌味に聞こえる場合もある

誰がどう見ても仕事ができて、経験や実績がある人が「微力ながら」を使うと、言った人はそんなつもりではなくても、嫌味のように捉えられる場合があります。

そんな場合は、「最善を尽くします」や「ご期待に添えるよう努力します」などを使う方がいいでしょう。「微力ながら」を使う時は、相手にどう思われるか客観的に考える必要がありますね。

使い方を例文でチェック

では、意味や注意点を踏まえた上で、使い方と例文をご紹介します。

1:「微力ながら会社のために尽力いたします」

自分の力量をへりくだった表現の「微力ながら」と「相手のために力をつくす」という意味の「尽力」を合わせることで、謙虚に相手のために尽くすという表現になります。

2:「微力ながらお役に立ちたいと存じます」

相手の役に立ちたい、サポートしたいという気持ちを表現したい時に使うと良いでしょう。「お役に立てるかわかりませんが」といった控えめな、ニュアンスの表現になります。

3:「この仕事に、微力を尽くして取り組む所存です」

「微力を尽くす」とは「自分の力はわずかであるが、全力を注ぐ」という意味です。控えめではあるけれど、持っている力を全て出して取り組むという姿勢を表現することができます。

類語にはどのようなものがある?

「微力ながら」と同じような意味を持つ表現をいくつかご紹介しましょう。

微力ながら

(C)Shutterstock.com

1:僭越ながら(せんえつ ながら)

「僭越」とは「自分の地位や立場を越えて出過ぎたことをすること」を意味します。「僭越ながら」は「失礼を承知した上で、出過ぎた行動をします」というニュアンスを表現することができます。

「微力ながら」は基本的に、相手の要請に対しての返答に使われる表現ですが、「僭越ながら」の場合は、自分から発言するときなどにも使うことができます。

(例文)
・僭越ながら、意見を述べさせていただきます
・僭越ながら、ご挨拶させていただきます

2:及ばずながら(およばず ながら)

「及ばずながら」とは、手助けをする際に「力は決して十分ではありませんが」と謙遜していう表現。「微力ながら」と意味合いがとても近い表現です。

(例文)
・及ばずながらご協力いたします
・及ばずながら全力を尽くします

3:憚りながら(はばかり ながら)

「憚りながら」とは「遠慮すべきことかもしれないが」「恐れながら」といった意味で、「自分のようなものが」「恐縮ですが」といった姿勢を表します。「憚りながら」は主に、目上の人に反対意見を伝えないといけない時などに使います。そのほか、相手からの要望が自分の実力以上のものだった場合にも「恐れながら」という表現として、使うことができます。

(例文)
・憚りながら意見を申し上げます
・憚りながら謹んでお受けさせていただきます

英語表現は?

「微力ながら」は謙虚で、とても日本人らしい表現です。謙遜を美徳とする日本の表現を、そのまま英語にしてしまうと、欧米ではネガティブに受け止められることがあります。

ビジネスシーンでは自分の能力を「微力」と表現しないほうがいいでしょう。では、ビジネスシーンでも使える丁寧かつ、ポジティブな印象を与える「微力ながら」に近いフレーズは?

・I will do my best to make a success ~.「~を成功させるために最善を尽くします」

・I will make every effort to make a contribution to ~. 「~に貢献するために全力を尽くします」

親しくなった人には日常会話で

・I don’t know how much I can do, but I wanna do anything for you.「どれくらいできるか分からないけど、君のために何でもするよ」と表現してもいいでしょう。

最後に

日本特有の「微力ながら」と謙遜して相手を敬う表現は、謙虚ながらも相手の力になりたいという気持ちが現れた言葉です。そんな言葉をさらりと使いこなせれば、丁寧で礼儀正しい人だという印象を持たれることでしょう。「微力ながら」という言葉を味方につけて、ビジネスシーンをより豊かなものにしてください!

TOP画像/(C)Shutterstock.com

こちらの記事もたくさん読まれています

「拝見させていただく」は誤り!? 正しい使い方を例文でご紹介

「テンパる」という言葉の由来は?テンパる人の特徴やテンパらないための対処法

Domaniの試し読み・購入はこちらへ

Read Moreおすすめの関連記事