「微力」とは力が弱い、力量がないこと。シチュエーション別の例文や言い換えもご紹介 | Domani

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2021.06.07

「微力」の2つの意味とは?類語や言い換え・使うときの注意点

「微力」とは、力が弱いことや力量がないことを指す言葉です。「微」には微かな(かすかな)という意味があるため、ごくわずかな力を「微力」と表現します。シチュエーション別の「微力」を使った例文と「微力」を使う際の注意点を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

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【目次】
 ・「微力」の2つの意味
 ・「微力」を使う5つの例文とシチュエーション
 ・「微力」の類語や言い換えは?
 ・「微力」を使うときの注意点
 ・ビジネスシーンで微力を使いこなそう

「微力」の2つの意味

「微力」とは、力が弱いことや力量がないことを指す言葉です。「微」には微かな(かすかな)という意味があるため、ごくわずかな力を「微力」と表現します。シチュエーション別の「微力」を使った例文と「微力」を使う際の注意点を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

微力 意味

(C)Shutterstock.com

微かな力を指す「微力」という言葉には、「力」が何を指すかによって「力が弱いこと」と「力量がないこと」の2つの意味があります。それぞれについて見ていきましょう。

1. 力が弱いこと

「微力」の「力」が体力や腕力を示しているとき、「微力」という言葉は「力が弱いこと」と意味します。例えば次のように「微力」を使うならば、「力が弱いこと」を指していると考えられるでしょう。

・綱引きに参加した。でも、微力だったので、チームの勝利にはまったく貢献できなかった。

2. 力量がないこと

「力」が能力を指しているときは、「微力」という言葉は「能力がないこと」や「力量がないこと」を意味します。例えば次のように「微力」という言葉を使うならば、「体力がわずかしかない」のではなく、「能力がない」ということを示していると考えられるでしょう。

・時間があれば、微力ではありますがお手伝いいたします。

「微力」を使う5つの例文とシチュエーション

実際に「微力」を使った下記5つの例文を紹介します。

微力 意味

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1.微力な試み
2.微力ではございますが手伝います
3.微力ながらお役に立てれば
4.微力ながらお力添えいたします
5.微力ながら応援しています

それぞれのシチュエーションについても解説しますのでぜひ参考にして、ふさわしい場面で「微力」と言う表現を使うようにしてください。

1. 微力な試み

「力は弱いけれども挑戦する」という意味で、「微力な試み」と表現することができます。力の弱さや能力の低さを強調するときに使用することができるでしょう。例えば、以下のようなシチュエーションで使えます。

・いつになったらすべての作業が終わるのかは分からない。しかし、微力な試みであっても継続することで、いつかは作業が完了するときが来るだろう。

2. 微力ではございますが手伝います

相手に手助けをするときに、「微力ではございますが手伝います」と表現することができます。「手伝う」とだけいうと、自分の力が相手に役立つことが前提となっているようで、場合によっては不遜な印象を与えてしまいかねません。

しかし、「微力」であるということを強調することで、能力が低すぎて役に立てないかもしれない可能性があることも暗に表現できます。

・お忙しいという話を伺いました。私にできることがありましたら、微力ではございますが手伝います。

3. 微力ながらお役に立てれば

謙虚な気持ちを持ちつつも、相手のために何かをしたいと考えているときには、「微力ながらお役に立てれば」という表現を使うことができるでしょう。能力が低く、あるいは得意分野ではないために、もしかしたら相手の役に立たないかもしれないけれども、相手のために何かをしたいという気持ちがあることを示せます。

・請求書の新しいフォームを作ってみました。消費税率を選択できるので、数字を入力する手間と税計算の手間を削減できます。微力ながらお役に立てれば嬉しいのですが。

4. 微力ながらお力添えいたします

相手に敬意を示しつつ、自分の力も使って欲しいと考えているときには、「微力ながらお力添えいたします」という表現を使えます。「微力」という言葉で自分の力量が優れていないことを表現し、相対的に相手の力・力量を高めることで相手への尊敬の念や相手を尊重する気持ちを伝えることができるでしょう。

なお、「お力添え」は丁寧語です。自分の力に「お」をつけているのではなく、「お力添え」と丁寧に表現することで、力を添える対象である相手に対しての敬意を伝えます。例えば、知人が開催したチャリティイベントで寄付をするときは、次のように「微力」を活用できるでしょう。

・素晴らしい目的のチャリティイベントですね。微力ながらお力添えいたします。

また、似たようなニュアンスで「微力ながら尽力いたします」なども使うことができます。この場合の「力」は文字通りの力のことで、実際に体力や足を使った働きをすることを指すため、寄付のように経済力を提供する際には使えません。例えば以下のようなシチュエーションで使えるでしょう。

・今回のボランティアに私も参加したいです。微力ながら尽力いたします。

5. 微力ながら応援しています

相手を支持していることを示すときに「微力ながら応援しています」と表現することができます。この場合は、どのような「応援」を意味するかは、言葉を発した人によってさまざまです。

例えば、知人が選挙に出ることになったとしましょう。知人と同じ選挙区に住んでいるならば、投票という形で応援することができます。また、寄付という経済力で応援したり、選挙活動を手伝う人力で応援したりすることもできるでしょう。場合によっては、具体的な行為を伴わず、気持ちだけ応援することもあります。

「微力」の類語や言い換えは?

「微力」という言葉と意味が似た言葉としては、「僭越」「遠慮」「遠慮すべきこと」「できないかもしれない」などを挙げることができます。これらの類語や、言い換えを使った表現について見ていきましょう。

微力 意味

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■僭越

「わずかしか力がありませんが」という、自分の力や能力を低める意味で「微力」という言葉を使う場合は、「微力」の代わりに「僭越」を用いることができるでしょう。

「僭越」とは「自分の立場を超えていること」や「自分の地位を超えて、出過ぎたふるまいをすること」を指す言葉で、本来ならばもっと能力や地位が高い人がするはずのことを自分が代わりに行うという意味で用いられます。いくつか例文を見ていきましょう。

・僭越ながら、閉会の挨拶をさせていただきます。
・僭越ではありますが、このフォームを使う際に注意したい点をご紹介いたします。

■遠慮(すべきこと)

自分の行為が出過ぎたものではないか危惧し、「本来は遠慮すべきことかもしれないが」という意味で「微力」という言葉を使う場合は、「微力」の代わりに「遠慮」や「遠慮すべきこと」を用いることができます。

例えば、相手を手伝いたいときに、自分の能力が低すぎてかえって迷惑をかけてしまうかもしれないと思うならば、「微力ながらお手伝いいたします」とも表現できますが、以下のようにも表現できるでしょう。

・遠慮すべきこととは思いますが、お手伝いしてもよろしいでしょうか。

また、「遠慮すべきことではありますが」の代わりに「憚り(はばかり)ながら」という表現も使えます。「憚り」は「出過ぎたこと」や「迷惑なこと」という意味で、「遠慮すべきこと」と似たニュアンスがある言葉です。次のように使えるでしょう。

・憚りながら、お役に立てればと思っております。

■できないかもしれない(こと)

「自分の力や能力では思うような結果が得られないだろう」と考えて「微力」という表現を用いる場合には、「微力」の代わりに「できないかもしれない」という言葉を使うことができるでしょう。「微力」よりも平易な言葉なので、友人や同僚などの親しい人に話すときにも使用できます。例えば次のように話すことができるかもしれません。

・できないかもしれないけれども、とりあえずやってみるね。
・できないかもしれないことだけど、もし立候補するならば精一杯お手伝いするよ。

「微力」を使うときの注意点

「微力」を使うときには、いくつか注意すべき点があります。「微力」は、自分の力や能力を低くすることで、相手に対する尊敬を伝えたり、万が一できなかったときの保険にしたりできる便利な言葉です。しかし、状況によってはふさわしくないとされることもあります。特に次の3つのポイントに留意して、「微力」を使いこなしていきましょう。

微力 意味

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■明らかに力量がある人が使うと嫌みになる

優れた能力を持っていることが相手や周囲に知られている人が、「微力」という言葉を使うと嫌みだと受け取られてしまう可能性があります。本来、「微力」は能力や力量が劣っていることを示す言葉です。

そのため、決して能力があるとは断言できない人が使う分には問題はなく、かえって「謙虚な人だ」「自分の能力をわきまえている」と評価を得ることができます。しかし、能力が優れている人が「微力ながらお手伝いします」と言えばどうでしょうか。

「あんなに優れているのに微力と言うなんて謙虚な人だ」と好意的に受け取ってもらえることもありますが、「あそこまで優れているのに微力なんて言葉を使ったら、私がしていることは微力ですらないってこと?」と嫌みに受け取る人もいるでしょう。

■相手に不安を与えることもある

「微力」という表現が相手に不安を与えてしまうこともあるので、注意が必要です。例えば「微力ながら応援します」という言葉には、「力は少ないけれども、お手伝いします」という意味もありますが、「気持ちだけではありますが、応援しています」という意味も含まれているケースがあります。

そのため、本当に手伝いを必要としているときに「微力ながら応援します」と言われてしまうと、「手伝ってくれるの?気持ちだけなの?」とやきもきするかもしれません。

相手が人手や助けを求めている場合、本当にお手伝いをしたいと考えているときには「お手伝いします。なんでもおっしゃってください」とストレートに言うほうが良いでしょう。

■自己アピールの際には使わない

「微力」は、自己アピールの際には使用できません。自分の力を過少に表現する言葉のため、例えば就活で「微力ですが、御社に貢献したいです」などと言えば、「やる気はあるのか?」と面接官に思われてしまうかもしれません。

自分の能力ややる気をアピールするときは、ストレートに「最大限頑張ります」「尽力いたします」と伝えるようにしましょう。

ビジネスシーンで微力を使いこなそう

「微力」は自分の力を控えめに表現する言葉のため、目上の人と接することや礼儀正しさを求められることが多いビジネスシーンと相性が良い表現方法です。ぜひ「微力」の意味と使い方をマスターして、ビジネスでも使っていきましょう。

トップ画像・アイキャッチ/(C)Shutterstock.com

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