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2021.04.28

「マウンティング女子」はなぜ生まれたの?その特徴や付き合い方をご紹介

 

マウンティングをする「マウンティング女子」は、職場でもママ友の間でもすでに定着した言葉のひとつです。マンションで立ち話をしているとき、幼稚園のお迎え時に子どもを待っているとき、職場でのちょっとした会話でマウティングする人をみかける機会が多いからではないでしょうか。マウンティングされた場合、できることならもめることなく、うまくスルーしたいというのが本音でしょう。 そこで本記事では、マウンティングの本来の意味からマウティング女子の特徴やその心理、上手に付き合う方法までご紹介します。

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【目次】
 ・マウンティングの本来の意味とは
 ・「マウンティング女子」について
 ・なぜマウンティングするの?その心理とは
 ・なぜ「マウンティング女子」が生まれるの?
 ・「マウンティング女子」と付き合う方法とは
 ・適度な距離感を保ち、笑顔でスルーしよう

マウンティングの本来の意味とは

はじめに、マウンティングの本来の意味からご紹介しましょう。

マウンティング女子

(C)Shutterstock.com

■動物が自分の優位性を誇示する行為に由来

「マウンティング」とは、サルなどの動物が相手に馬乗りになって、自分の優位性を誇示する行動のことを指します。このことから、人間関係においても自分の優位性を言葉や態度で示すことを「マウンティングする」というようになりました。動物のひとつの行動が語源となっているのです。 この言葉は、学校や職場で、また家庭内でも、対人での力関係を示すために使われます。

マウンティングする人を「マウンター」と呼びますが、馴染みのあるマウンターとしては『ドラえもん』のスネ夫が挙げられるでしょう。お金持ちのスネ夫は、「休みは海外旅行に行くんだ」や「新しいおもちゃを買ってもらった」など、たびたび自慢して周りを羨ましがらせています。スネ夫ほどではなくても、さりげなくマウンティングする人は結構いるものです。

マウンティングは性別に関係なく男性同士の間でもおこなわれます。それでは、「マウンティング女子」という言葉はどこから生まれたのでしょうか。ここでは、マウンティング女子の由来からマウンティングをする女性の特徴までご紹介しましょう。

■テレビドラマがきっかけで生まれた言葉 

「マウンティング女子」は、2014年に出版されたエッセイ本『女は笑顔で殴りあう マウンティング女子の実態』やテレビドラマ『ファーストクラス』がきっかけで生まれた言葉と言われています。

テレビドラマでは、女性主人公を中心に、彼女を取り巻く女性同士の力関係をめぐる争いが描かれました。そして、このドラマの登場人物のように優位性を誇示しようとする女性を「マウンティング女子」と呼ぶようになったのです。

■マウンティングする女性の5つの特徴 

次に、マウンティングする女性の特徴を5つご紹介しましょう。マウンティングという言葉は男性にも使われますが、男性のマウンティングが直接的なのに対して、女性はどちらかというと間接的な傾向があるようです。さりげなくマウンティングをするのが、女性の場合の特徴といえるでしょう。

1.人にアドバイスをすることが好き 

マウンティング女子は、人にアドバイスをすることが好きです。親切心からのアドバイスもありますが、相手よりも優れていることを確認するためにおこなうアドバイスも少なくありません。

相手のファッションや髪型、持ち物など、さりげなくアドバイスしつつ、自分のほうが優れていると相手に教えているのです。「ヘアカットしたの?素敵ね。でもあなたはもっと短くしたほうが、顔が明るく見えるわよ」と、相手を褒めつつ上から目線でアドバイスをします。

2.人よりプライドが高い傾向にある

マウンティング女子の特徴のひとつに、プライドの高さが挙げられるでしょう。人の注目を集めたい、他人に影響を与えられる人になりたいという欲求が人よりも強くあります。プライドが高いため、できない自分や弱い自分を見せられないのです。自分のプライドを守れるように、周りと比較して自分のほうが優れている分野でマウンティングをします。

たとえば自分の学歴に自信のある人は、私立大学出のママ友に「地元の国立大学しか選択なかったの」と経済的に恵まれていなかったことを隠しつつ学歴自慢をします。

3.SNSでリア充の写真を頻繁にアップ

マウンティング女子によくある特徴が、SNSに写真を頻繁にアップしてリア充生活をアピールすることでしょう。他人より自分の生活が華やかで充実していることをアピールしたくて、高級なレストランでディナーをしている写真や海外旅行の写真をアップします。人に「いいね」をもらうことで、自己満足感が高まるのでしょう。

4.男性の理想像が非常に高い

マウンティング女子は、彼氏や夫についても、人に羨ましいと思ってもらえるような相手を求めます。そのため、男性についての理想像もかなり高くなりがちです。高収入なのは当然のこと、高身長でイケメン、誰もが知っている大企業に勤めている、医者や弁護士といったハイスペックな彼氏を欲しがります。

5.自慢話が多い

自慢話が多いのもマウンティング女子の特徴のひとつでしょう。「休日はどこどこに行った、素敵なパーティーに誘われた」、素敵なイケメンの彼氏がいるなど、その内容はさまざま。彼氏のいない女性に対して彼氏とのことを自慢したりと、周りへの気遣いもなく自慢話をします。

また女性のマウンティングは、ワンクッション置いてなされることも多いのが特徴です。「実家が田舎だから家だけは大きい」など自虐のような自慢話をする人もなかにはいます。

なぜマウンティングするの?その心理とは

男女問わず、なぜ人はマウンティングするのでしょうか。ここでは、その理由についてご紹介しましょう。

マウンティング女子

(C)Shutterstock.com

■自分に自信がないことを隠したい

とくに男性に多いのが、自分に自信が持てないからという理由です。競争社会のなかで、他人と比べられる機会の多い男性は、わかりやすく学歴や経済力で他人より優位に立とうとしがちです。同僚が先に出世すれば、目に見えて相手のほうが優れていることになります。

たとえば「課長になると、上からと下からのストレスが大変だよな」と哀れむような言葉がけをしたりと、負けを認められない男性は、なんとか自信を取り戻そうとするのでしょう。それはある意味、自分に自信がない証拠でもあります。なぜなら、本当に実力があり優れている人は自分に自信があるため、自分の優秀さを誇示する必要などないからです。

■凄い人だと思われて優越感に浸りたい

マウンティングする人の根底にある感情は、人から羨ましいと思われたい、すごいと思われたいといった欲求です。そのためにマウンティングして、自分の立場を持ち上げ優越感に浸るのでしょう。「ケンブリッジ大学を卒業したの」や「冬休みはヨーロッパで過ごすのが恒例」など、人よりも凄い、恵まれていると思ってほしいのです。

■自分はいつも正しいと思っている

自分はいつも正しいと思っているために、マウンティングする人も少なくありません。「あなたの言うことはいつも矛盾だらけで話にならない」と、相手の話を受け付けないことも。自分はいつも正しくて相手は間違っていると思い込んでいます。間違いを正すという行為がマウンティングにつながるのでしょう。

なぜ「マウンティング女子」が生まれるの?

それでは、なぜ「マウンティング女子」が生まれるのでしょうか。先述しましたが、女性のマウンティングは間接的なものが多く、場合によっては自分がマウンティングをしている自覚さえないこともあります。 ここでは、なぜ女性同士でマウンティングをするのかについてご紹介しましょう。

マウンティング女子

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■人生のなかで迷うことが多いから

女性の人生は男性よりも外部からの影響を受けやすく、自分の人生が意図しない方向に舵取られることがあります。たとえば、女性は結婚や妊娠により立場や境遇が変わることも。キャリア志向だったのに、夫の転勤で仕事を辞めざるをえないといったケースはよくあります。

「結婚という選択が正しかったのか」迷うため、「結婚は素晴らしい」と言ったり独身の友達を憐んだりするようなマウンティングで自分を納得させるのでしょう。

■生き方の選択肢が増えたから

生き方の選択肢が増えたことも、女性がマウンティングをするひとつの理由でしょう。男性並みに働き出世する、結婚してほどほどに働く、専業主婦で素敵ママを目指すなど、さまざまな選択肢があります。自分の選択の正しさを納得するために、そのほかの選択肢をした人をマウンティングするのです。

たとえば、専業主婦は共働きのママに対して「ママが働いているから子どものしつけがなっていない」とマウンティングし、働くママは「専業主婦だと子どもが甘やかされてわがまま」とこちらもマウンティングします。

「マウンティング女子」と付き合う方法とは

マウンティングがすべての女性が行うわけでなはく、その人の性格や気質によるところが多いです。しかしながら、意外とマウンティング女子は周りにいるもの。ここでは、マウンティング女子との上手な付き合い方をご紹介しましょう。

マウンティング女子

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■相手と適度な距離感を保つ

一番の良い方法はマウンティングする相手にできるだけ近づかないことですが、ママ友や同僚のようにどうしても顔を合わす人とは適度な距離感を保って付き合うことです。マウンティングをする人と深く関わると、いつも相手を立てなければならずストレスの元に。あまり深入りせず、ほどほどの距離感を保ちましょう。

■スルー言葉で大人の対応をする

スルー言葉で切り返し、大人の対応をする方法もあります。具体的には相手の発言を否定せず、「なるほど、そういう考え方もあるね」「アドバイスをありがとう」などと返して話題を終わらせるのです。こうすれば相手を嫌な気持ちにさせず、上手に付き合うことができるでしょう。

■程よくおだてて適当にかわす

マウンティングをする人は他人からすごいと思われたがっているため、程よくおだてて適当にかわすという手もあります。とくに女性の上司であれば、「私も課長のように、バリバリ仕事ができる女性を目指します」など、ある程度の尊敬の念を示すことで相手の欲求を満たせるため、良い関係を維持できるはずです。

適度な距離感を保ち、笑顔でスルーしよう

マウンティング女子

(C)Shutterstock.com

マウンティングする人は、どこにでもいるものです。マウンティングをする多くの人は、自分に自信がなく、人よりも優れていると思いたくてマウンティングをします。あまり深く考えずに「この人は、こういう人なんだ」と割り切ることも必要です。どうしても付き合う必要があれば、適度な距離感を保ち笑顔でスルーして上手に付き合いましょう。

トップ画像・アイキャッチ/(C)Shutterstock.com

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