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【目次】
子ども用ベッドの種類
「子ども用ベッド」と一口に言っても、さまざまなタイプがあります。子どもの年齢や身長、きょうだいの有無によって、最適なタイプを選ぶことが大切です。まずは、子ども用ベッドの種類について見ていきましょう。
一人寝でも安心なローベッド
子どもは寝ている間によく動くため、ベッドからの落下を心配するママも多いでしょう。ローベッドならベッドと床の距離が近く、落下によるケガの不安を軽減できます。
夜中にトイレに行く際もベッドへの出入りがしやすく、ベッドの高さが低いので、部屋を広く見せる効果も期待できます。圧迫感がなく、スッキリとした印象の部屋にしたい人におすすめです。
空間を広く使えるロフトベッド
ロフトベッドは、脚が長くベッドが高い位置にあり、はしごや階段を使って昇り降りするタイプ。ベッドの下には机やソファを置いたり、棚やハンガーラックなどを使って収納スペースにしたり、さまざまな使い方が可能です。
縦の空間を活用できるので、部屋の省スペース化にも役立ちます。ベッドまでの高さがある分、耐久性に優れ、しっかりした造りであることが大切です。耐荷重や地震対策などもチェックし、事故のリスクを減らしましょう。
机や棚がセットになったシステムベッド
システムベッドは、机や収納家具などがあらかじめセットになったタイプです。家具のサイズはベッド下にピッタリ合うように設計されており、コンパクトにまとまります。
省スペース化を図れるだけでなく、部屋の統一感も出しやすいでしょう。机や家具などを子どもが使いやすいように、自由にレイアウトできるものが人気です。一つのセットとして使うタイプのほか、それぞれのアイテムを単品で使えるものもあります。
子どもが2人以上いる場合は二段ベッド
子どもが2人以上いる家庭では、一つの部屋を子ども同士でシェアすることも珍しくありません。しかし、ベッドを一台ずつ並べると、スペースが圧迫されてしまいます。
二段ベッドは、ベッドを上下に並べることで空間を有効的に使えるのです。最近では上下のベッドを分割して、個別のベッドにできるタイプも登場しています。子どもたちが成長して、別々の部屋で寝るようになっても使えるので、コスパも抜群です。
添い寝をしたいなら親子ベッドも
親子ベッドは、ベッドの下にもう一つのベッドを収納できるタイプです。「ベッドが二つ」という点は二段ベッドと共通していますが、ベッドに高さがないので落下するリスクは低いでしょう。子どもが一人寝をする場合にも安心です。
下段ベッドを引き出すタイプが一般的で、使わないときは上段ベッドの下に収納できます。また、使用の際はほぼ横並びになるため、子どもと添い寝することも可能です。二段ベッドにありがちな、起き上がったときに上段ベッドに頭をぶつけるという心配もありません。
子ども部屋に置くベッドの選び方
子ども部屋に置くベッドはサイズ・デザイン・価格だけでなく、年齢や安全性などの多方面から考えることが大切です。ベッドを選ぶ際にチェックしておきたいポイントを四つ紹介します。
年齢に合わせて選ぶ
子ども用ベッドは、使う子どもの年齢を考慮して選びましょう。幼児~低学年の子どもであれば、親やきょうだいと同じ布団で寝ていることも多いものです。徐々に一人寝ができるように、環境を整えなくてはなりません。
例えば、子どもが喜ぶデザインを選ぶことも一つの手です。または二段ベッドや親子ベッドなど、親・きょうだいの近くで寝られるタイプもよいでしょう。
高学年以上であれば、学習机や収納棚などがセットになっていると便利です。自分専用の空間ができることで、自立心や責任感が芽生えることも期待できます。
安全性は必ずチェック
ベッドを選ぶ際には、何よりも安全性を最優先しましょう。事故やケガを防ぐためにも、ベッドの耐荷重はどれぐらいか、フレームや柱の角が丸く加工されているかなどをチェックすることが大切です。
二段ベッドやロフトベッドなら、昇り降りのしやすさが重要になります。ややスペースを取りますが、はしごタイプよりも安定性のある階段タイプがおすすめです。
また、ベッドサイドの柵が高めのものやベッドガード付きのものなら、落下防止に役立ちます。その他、シックハウス症候群やアレルギー対策として、「ホルムアルデヒド」に配慮したものを選ぶとより安全に使えるでしょう。
参考:ホルムアルデヒドとは – BMAJ 全日本ベッド工業会
通気性などの機能も大切
新陳代謝が活発な子どもは、寝ている間にたくさんの汗をかきます。ベッドの床面がすのこやメッシュのタイプなら、通気性がよいのでおすすめです。湿気がこもりにくいので、マットレスのカビや雑菌の繁殖も軽減でき、衛生的に使えるでしょう。
その他、収納スペースや付加機能があれば、より便利に使えます。例えば、目覚まし時計や携帯などが置ける棚、照明のコンセントなど、子どものニーズに合わせて選んであげましょう。
フレームに使われている素材
ベッドフレームの主な素材は、木・金属・ファブリック・レザーです。それぞれの素材の特徴を知り、最適なものを選びましょう。
最もポピュラーなのは木製のフレームです。ナチュラルな雰囲気がどんな部屋にもなじみやすく、温かみを感じられます。金属製のフレームは軽量で組み立てやすく、安価な価格帯が多いのが特徴です。
ファブリック製はソフトな感触や温もりが楽しめます。クッション性が高いので安全面でもおすすめです。
レザー素材は高級感があり、セレブキッズ気分を味わえるでしょう。ホコリを除去しやすい、汚れてもサッと拭くだけでOKなど、お手入れのしやすさもメリットです。
子ども部屋におすすめのローベッド
ローベッドは床との距離が低いので、子どもがベッドから落下した際のリスクを軽減できます。安全面を重視する場合はもちろん、高い位置のベッドに慣れていない子どもにもおすすめです。
サイズや仕様を変えられたり、デザインが子ども好みだったりと、魅力にあふれるローベッドを三つ紹介します。
伸縮自在で長く使える「イケア BUSUNGE/ブースンゲ 伸長式ベッド」
丸みのあるフレームラインがオシャレな、パイン無垢材の子ども用ベッドです。ベッドの高さが低いことに加え、スッキリとしたホワイトカラーが、部屋を広く明るく見せてくれるでしょう。
全ての角を丸く加工しているため、子どもがぶつかってもケガをしにくくなっています。ベッドの長さは最小約138cm、最長約208cmで、子どもの成長に合わせて伸縮できることもうれしいポイントです。
最大荷重は約100kgあるため、大人が使っても問題ありません。
商品名:イケア BUSUNGE/ブースンゲ 伸長式ベッド
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組み合わせて二段ベッドにもなる「ACTUS REVE2 シングルベッド HIGH/HIGH」
アルダー材のナチュラルな風合いが魅力のベッドです。無駄を省いたシンプルなデザインは汎用性が高く、どんな部屋にもしっくりなじむでしょう。
ベッドのフレーム丈が高い「HIGH/HIGH」と、フレーム丈が低い「LOW/LOW」の2種類があります。2種類を組み合わせると、二段ベッドにもなる優れものです。
二段ベッドの上段となる「LOW/LOW」には、取り外しが可能なガード付き。また、フレームに角丸加工が施されていたり、低ホルムアルデヒド仕様になっていたりと、安全面への配慮もされています。
子どもの成長や家族構成の変化に合わせて、フレキシブルかつ長く使えるでしょう。
商品名:ACTUS REVE2 シングルベッド HIGH/HIGH
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商品名:ACTUS REVE2 シングルベッド LOW/LOW ガード付き
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赤ちゃんのときから長く使える「NASPA キッズベッド」
天然木材のベッドフレームに、マットレス・布団・枕・カバー・名札プレート・ベッドガードがセットになっています。
ベッドガードを使用すれば「赤ちゃんのバンパーベッド」に、ベッドガードを一つ外せば「ソファ」に、全て外せば「子ども用ベッド」と、3WAYで活用できます。0歳の赤ちゃんから7歳前後まで使え、コスパも抜群です。
プレイハウスのような天蓋付きのデザインは、子どもの想像力や好奇心を刺激するでしょう。睡眠の場所としてだけでなく、子どもの遊び場としても活躍してくれそうです。
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商品名:NASPA キッズベッド
子ども部屋におすすめのロフトベッド
ロフトベッドの近年の傾向は、収納やワークスペースなどが盛り込まれた多目的タイプが人気です。ベッドの高さも、ハイタイプ・ミドルタイプなどがあります。
子ども部屋の天井までの距離を考慮し、どれぐらいの高さがよいかを検討するとよいでしょう。
安心安全の強度を備えた「KAGUWORLD ESPACE エスパス ロフトベッド」
ベッドの耐荷重は約500kg、階段でも約200kgと、高い耐久性にこだわったロフトベッドです。子どもがベッドの上で軽く飛び跳ねても問題ないでしょう。
安定感のある太めのフレームのほか、転落を防止する32cmのハイガードレール、低ホルムアルデヒド素材など、安全性を重視したい人にピッタリです。
ベッド下の空間に机を置けば学習スペースに、棚やハンガーラックを置けば収納スペースに、ソファを置けばくつろぎスペースになります。また、脚付きマットレスを置けば二段ベッドにも。好みの配置で自分だけの空間を楽しめるでしょう。
枕元には目覚まし時計を置ける棚や、LED照明&2口コンセントがあります。
商品名:KAGUWORLD ESPACE エスパス 階段ロフトベッド
子どもの成長に合わせて自在に組み合わせる「ACTUS FUZZLE ハイベッド」
使うほどに風合いが変わる、上質なオーク材を用いた高品質なベッドです。ベッド単体で使えることはもちろん、別売りのチェスト・シェルフ・デスクなどと組み合わせてシステムベッドにもできます。
収納が必要になったらチェストやシェルフを足し、小学校へ上がるタイミングでデスクを追加するなど、ニーズに合わせて自由なカスタマイズが可能です。収納はベッド下に、デスクはベッドサイドにピッタリ収まるサイズなので、統一感のある部屋に仕上がります。
商品名:ACTUS FUZZLE ハイベッド
公式サイト:購入はこちら
ワクワクするデザイン「ロフトベッド ワイドデスク・サイドラック一体型 木製」
ベッドとはしごが一体になったユニークな形状のロフトベッドです。安定感のある幅広のはしごは、昇り降りしやすい斜めの角度になっています。
ベッド下にある、広々としたワークスペースも魅力です。横幅184.5cmのワイドデスクや、教科書や文房具などをまとめて収納できる棚が付属しています。
また、低ホルムアルデヒドのパイン無垢材のほか、棚やはしごの角丸加工、すのこの床板など、子どもに優しい工夫がたくさん詰まっています。
商品名:LOWYA ロウヤ ロフトベッド
子ども部屋におすすめのシステムベッド
システムベッドは限られたスペースを有効に使えるだけでなく、睡眠・勉強・収納などマルチな活躍が期待できます。メーカーによってセットアイテムが異なるので、内容をよく確認してから購入しましょう。
空間をムダなく使える「LOWYA 子供用階段付きロフトベッド3点セット」
ベッド・デスク・ラック・収納ボックスがセットになったシステムベッドです。必要な家具が一度にそろえられるので、手間もコストもカットできます。
温かみのある北欧産パイン材と、ホワイトカラーの組み合わせがさわやかな印象で、どんな部屋にもマッチしやすいでしょう。また、ベッドの高さが約116cmと低めなので、子どもが昇り降りしやすく、シーツを交換する際も簡単に行えます。
デスク収納や階段は左右どちらにも対応しており、配置場所に合わせて設置できることもうれしいポイントです。この他にも、高さのある柵や約7cmの太い柱、耐荷重約100kgなど、安全面にも十分配慮されています。
商品名:LOWYA 子供用階段付きロフトベッド3点セット
配置を変えて単品使用も可能「ニトリ システムベッド」
3段引き出しのチェスト・本棚・キャスター付きのデスクがセットになっています。各アイテムをベッド下に収納しても、それぞれを単品で使うのもOKです。子どもの好みや部屋のレイアウトに応じて、フレキシブルに対応できるでしょう。
ベッドの高さは約131cmと低めで、パパやママが子どもの寝ている様子を確認しやすい上、ベッドメイキングの際もはしごを使わずに済みます。
また、ベッドの床板面が金属製のメッシュになっており、マットレスの湿気を逃すため、カビ・雑菌なども繁殖しにくく衛生的です。サラッとした快適な睡眠環境で、ぐっすり眠ることができるでしょう。
商品名:ニトリ システムベッド
収納力と機能性に優れた「インテリアオフィスワン システムベッド ALTAIR」
ベッド・キャスター付きデスク・シェルフ・キャビネットがセットになっており、コスパと省スペース性が抜群です。コンパクトサイズながら収納力が高く、必要なものがすぐ手に届きます。勉強や作業もグングンはかどりそうです。
ベッドフレームと異なるカラーのサイドガードは、寝ている子どもはもちろん、布団や毛布の落下も防いでくれます。床板は金属のメッシュ仕様で蒸れにくく、オールシーズン快適に過ごせることもポイントです。
また、手すりが付いたはしごや昇り降りがしやすいステップ、低めのベッド高など、至るところに安全への配慮もなされています。耐荷重は約100kgと、丈夫であることも安心材料でしょう。
商品名:インテリアオフィスワン システムベッド ALTAIR
子ども部屋におすすめの二段ベッド
分割できる二段ベッドなら、子どもが別々の部屋で眠るようになったときに、ベッドを買い直す必要がありません。解体や廃棄などの手間もなく、一石二鳥といえるでしょう。
丈夫で耐荷重があり、分割可能な二段ベッドを二つ紹介します。
成長に合わせてセパレートできる「Cleil 宮付き 二段ベッド」
スタイリッシュなデザインと、豊富なカラーバリエーションが楽しめる二段ベッドです。耐荷重が約700kgという丈夫な造りで、パパやママが添い寝をしても、複数人の子どもが上段に上っても十分耐えられるでしょう。
上段と下段のつなぎ目をビスでしっかり固定するため、耐震面も優れています。地震が多い日本では、縦揺れに強いことも重要なポイントです。
また、上段と下段のベッドを分割して使うこともできます。横並びにしたり別々の部屋で使ったり、使用シーンに合わせて長く使えるでしょう。
商品名:Cleil 宮付き 二段ベッド
下段が広めで添い寝が可能「リコッタ 二段ベッド」
上段はシングルベッド、下段はセミダブルベッドと、上下でサイズが異なるユニークな仕様です。ベッド部分は約500kg、はしご部分は約200kgと耐荷重に優れ、パパやママが使っても問題ありません。
上段と下段の空間高も約105cmとゆったりしており、大人が座れる高さです。分割使用もできるので、多様な家族構成やライフスタイルに対応してくれるでしょう。
例えば、上段には上の子が一人寝をし、下段はママが下の子と添い寝をすることも可能です。3人きょうだいであれば、下段には真ん中の子と下の子が一緒に寝てもよいかもしれません。
商品名:リコッタ 二段ベッド
おすすめの親子ベッド
親子ベッドは、「ベッドが二台必要だけど並べると部屋がいっぱい」「二段ベッドでは天井との距離が近い」という人におすすめです。
汎用性が高いため、親子やきょうだいで使うことはもちろん、介護用や来客用、あるいは収納スペースとしても使えます。
下段は収納にもなる「収納式 宮付き 親子ベッド with(ウィズ)スライドタイプ」
部屋の省スペース化をしたい人にピッタリのコンパクトサイズです。シングルベッド一台分のスペースに、二台のベッドを収容できます。
上段でも高さ約90cmと低めなので空間を圧迫しません。ベッドからの落下が心配な小さな子どもにも安心です。下段ベッドはストッパー機能があるキャスター付きで、子どもでも楽に出し入れができます。
シンプルなデザインながら、ちょっとした小物を置ける宮棚が付いていることもうれしい心配りです。宮棚にはコンセントが設置されており、読書用の照明を付けたりスマホを充電したりする際に役立つでしょう。
商品名:収納式 宮付き 親子ベッド with(ウィズ)スライドタイプ
さまざまな配置が可能「bedstyle ベッドの下にもう一台使い方いろいろ 親子すのこベッド」
パイン材をぜいたくに使った、シンプルな親子ベッドです。天然木の自然な風合いが優しい雰囲気を醸し出します。低ホルムアルデヒド仕様なので、アレルギーが気になる子どもにも使いやすいでしょう。
上段・下段ともにすのこ床を採用しており、通気性は抜群です。下段はキャスター付きなので、力を使うことなくスッと引き出せます。二台を横並びすることはもちろん、L字型にしたり別の部屋で使ったりと、配置も自由自在です。
子どもが成長した後は、下段ベッドを大きな収納スペースとして使ってもよいでしょう。
商品名:bedstyle ベッドの下にもう一台使い方いろいろ 親子すのこベッド
公式サイト:購入はこちら
トップ画像/(C)Shutterstock.com
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