マッシュヘアってどんな髪型?
マッシュルームのようなシルエットの髪型
マッシュショートとは一般的に、髪型のシルエットがマッシュルームのように丸みを帯びたショートスタイルのことを言います。また、顔周りを斜めにカットしたデザインを組み込んで、柔らかな雰囲気が加わります。丸みがあることで短い髪でもメンズライクにならず、女性らしい印象を演出できると人気のある髪型です。
前髪あり×マッシュパーマ
ゆるっとパーマのマッシュショート
「マッシュ」と聞くと子供っぽいイメージですが、実は大人女性をいい感じにかわいく見せてくれるスタイル。動きのある束感をつけると、大人にもフィットします。丸みのあるシルエットだから、ハチ張りや絶壁など、気になる頭の形でもキレイにカバーしてくれます。パーマをかけてしまえば、とにかくスタイリングが楽ちん! お疲れ顔が気になるときでも、肌の血色をよく見せてくれるピンクカラーの効果でツヤのある表情に。
カット
目のラインギリギリの長さでマッシュベースにカット。表面にのみ、レイヤーを入れる。シルエットは、耳よりも上にウエイト(一番重くなるポイント)位置を設定して、リフトアップ効果を狙う。
カラー
深みがあるのに柔らかく見えるピンクブラウンベース。ハイライトを細かく入れ、立体感と透け感を表現。細かいハイライトは、出始めてきた白髪をごまかして見せてくれるので、気になる人はぜひトライして。
パーマ
大きめのロッドで、毛先が動く程度のゆるいパーマをかける。フェイスラインはピンパーマを使い、顔にフィットするような動きをつける。
スタイリング
パーマがかかっているので、ウエット時にオイルやバームなど保湿できるアウトバストリートメントを少しなじませてから、手でもみ込むようにドライヤーで乾かす。ベタつかないタイプのワックスをほんの少し、よーく手に広げてから、毛先から髪を持ち上げるようにクシャッと揉み込んで束感と空気感を出し、指先で形を整える。
似合う顔型や髪質
スタイリング楽々!パーママッシュ
くせ毛さんにもおすすめ、ワックスをつけるだけでさまになるから、スタイリングも楽チン!
この髪型が似合う人
前髪は目の下でやや丸みをつけるように、斜めにカット。後頭部からサイドは水平ラインにし、襟足には短く段をつけておさめて。ボディパーマをかけると髪の広がりも気にならなず、スタイリングも時短可能♪
スタイリングはこんな感じ
ランダムなラフ感は、束感の出るワックスを重ねづけ!
How to
動きがキープできるワックスを使う。ワックスを1円玉大よく手に広げてから、根元から毛束を持ち上げて両手でこすり込む。これを2回行う。
使用アイテム
ナチュラルな束感と動きをつくる。マットな仕上がりだが、のびがよくてつけやすい。SENSE Depth マット ドライ ワックス 80g
前髪なし×マッシュパーマ
抜け感たっぷりのニュアンシーショート
ひし形のシルエットにすることで、頭の丸みがよりキレイに見えて女性らしさも演出。短すぎずくびれすぎない、余裕を残した絶妙なカットが柔らかい動きやニュアンスをプラスして、こなれたトレンド感を漂わせています。サイドは前下がりにしているため、顔周りに長めの髪が残り、気になるフェイスラインをナチュラルにカバー。髪が少ない人は、根元からパーマをかけるとふんわりする。
カット
顔周りはあごラインから前下がりのグラデーションボブベースにカット。ハチ上にレイヤーを入れ、ふんわりした丸みを出しつつひし形シルエットに。前髪はほどよく長さを残し、横分けにしてもなじむようにカット。
カラー
一度トーンアップしてから、落ち着いたコットンブラウンカラーをかぶせてなめらかなツヤ色に。細いハイライトを入れているため、透け感もアップ。
パーマ
髪が少ない人はパーマがおすすめ。顔周りを根元からリバースに巻き、もみあげとアウトラインは細いロッドで外ハネワンカールに巻く。残りの全体はミックス巻きにして、しなやかな動きをつける。
スタイリング
パーマをかけておけば、ソフトワックスやパーマ用フォームをもみ込んで形を整えるだけ。巻き足す場合は、毛先を外ハネ、顔周りはリバース、前髪の根元だけを内巻きにしてスタイリング剤をなじませながらカールをほぐす。フロントは横分けにし、少ない方のサイドを耳かけしてメリハリをつける。
似合う顔型や髪質
小顔効果も期待!ボジティブショート
明るく快活な雰囲気で、ファッションのテイストを選ばないニュートラルさも魅力。ふわっと仕上げればチャーミングに、ストレートでタイトに見せれば辛口なイメージに。ちょうど顔の中央(頬の下くらい)にボリュームがくるようにカットしているため、その上位置のハチ周りと下位置の耳下あたりがキュッと締まって小顔効果が期待できそう。さらに小顔を狙いたい場合は、前髪を作るのがおすすめです。
カット
もみあげはあご先より3cmほど長く、襟足は首が半分ほど隠れる長さでカット。前髪は、前に下ろした時に鼻すじの真ん中あたりに設定し、余裕をもって流せるくらいに。前髪と頬骨に合わせ、前髪から繋がるようにレイヤーを入れ、フロントを流しやすくする。
カラー
自然になじむ明るさのシアーベージュをセレクト。ベージュのツヤ感や柔らかさを残しつつ、ほんの少しグレーを足して透明感をプラス。
パーマ
アイロンで巻き慣れない人は、毛先にゆるくワンカールのパーマをかけておくとスタイリングが簡単。
スタイリング
毛先をワンカール巻くだけで、レイヤー効果で自然な動きが出現。糸を引くくらい粘度の高いファイバーワックスを1円玉量取ってよく手に広げ、襟足から前に向けてもみ込む。手に残っているワックスを使い、指先で前髪をつまむようにして完成。ウエットな質感のワックスだと動きが出にくいため、注意して。
似合う顔型や髪質
こなれ感抜群!明るめカラーのショート
マスクがスタンダートになっている今こそ、挑戦してほしいのがショート。マスクで顔が隠れていてもうなじやデコルテなど肌が見える範囲が広くなり、抜け感が出てスッキリした印象です。ラフなカールを加えれば、優しさやこなれ感がプラスされて女性らしい洒落感もアップ。フェミニンな着こなしも甘すぎることなく着こなせ、カジュアルなファッションにもお似合い。上品で凛としたこんなショートなら、「髪を切るとボーイッシュになりそう」という心配もばっちり解決できるはず。ドライもスタイリングも手早くでき、かつ360度美人見えするスタイル!
カット
襟足を長めに残したショートボブ。顔まわりは、あごラインに少しかかるくらいの長さに。動きはきちんと出るけれども、軽くなりすぎないレイヤーを入れる。全体の長さやレイヤーを入れる高さは顔型により調節して、ひし形のシルエットを作る。
カラー
9トーンのティアピンクベージュ。ベージュベースにピンクを仕込んだ暖色系のナチュラルカラーは、顔色をトーンアップして見せてくれる効果大。柔らかさと透明感も表現できる。
パーマ
短いスタイルほど、トップのボリュームが大事になってくる。おすすめは、根元をふんわりさせるプリカール(パーマ)をかけておいて、スタイリング時に根元をヘアアイロンで巻く方法。セルフ巻きが得意でない人は、全体に動きをつけるデジタルショートパーマを。
スタイリング
パーマなし&プリカールだけかけている場合は、26mmなど細めのヘアアイロンで根元からミックス巻きにし、ワックスやバームで束感を出す。パーマをかけている場合は、髪を少し濡らしてからパーマ用のムースを揉み込むだけでOK。
似合う顔型や髪質
マッシュパーマに使えるスタイリング剤やセット法
パーマのカールキープや束感を出したいときは【ワックスやミルク】が便利!
有名人も通う表参道の人気ヘアサロン「SUNVALLEY」で副店長を務めるみち子さんに教えてもらいました!
カールキープや曲線の束をしっかり出したいときは、スタイリング剤として機能しているものを選びます。セット力がありつつ、パリパリにならずしなやかに仕上げてくれるものをセレクト。
(左)ナプラ エヌドット スタイリングセラム 94g
ウエット時、ドライ時の両方で使用可。よくのばしてからスタイリングすると、濡れたような質感に。「少しセット力のあるミルクタイプ。液状なので広げやすく厚くなりにくいです。マットな仕上がりなので、エアリーなボブやショートに最適」(みち子さん)
(右)ローランド オーガニックウェイ プレシャスワックス 100ml
ランダムな動きを出すのにぴったりなミディアムワックス。手指や唇の保湿にも使える。「ツヤの出るバームワックスです。セット力はあまりなくて、ツヤを重視するタイプ。切りっぱなしのボブやミディアムに合います」(みち子さん)
ショートヘアのセット方法
ナプラ エヌドット スタイリングセラムの使い方
▲パーマをかけたショートで、このくらいの量のセラムを手のひらに出す。
▲手のひらによく広げる。
▲髪を握るようにしながらなじませていく。トップはふわっとするように、根元を立ち上げながらもみ込んでいく。
▲中間〜毛先も握りながらなじませつつ、全体のシルエットを整える。
完成!