現代、結婚は「好きな人とする」ことが多いといえます。恋愛から結婚に発展することや、お見合いやパーティー、マッチングアプリなどで知り合い、そこから愛を育てて結婚するケースもあります。しかし一方で、誰もが大恋愛を経て結婚するわけでありません。例えば、どのようなことが考えられるでしょうか。
CASE1:適齢期になり、子どもが欲しかった
「30代に突入すると、結婚する友人や同僚たちがぐっと増えました。結婚に関する話題も増え、結婚をより意識し始めるように。どうしても自分の子どもが欲しかったので、できるだけ早く結婚したいと、婚活マッチングアプリを使い、結婚。お互い、恋愛感情が芽生えて結婚したわけでなかったのですが〝早めに結婚したい〟〝早めに子どもが欲しい〟という気持ちは同じ。彼とは、過干渉するようなことがないので、ちょっとしたことで喧嘩に発展することもありません。念願の子宝にも恵まれ、今はとても穏やかで幸せな毎日を送っています」(O・Mさん/39歳)
「結婚適齢期になり、周囲からの『結婚は?』という圧力に耐えられなくなり、マッチングサービスを利用し結婚。ただし、結婚したらすべての圧力から解放されるわけではありませんでした。『子どもは?』『家は買わないの?』など、さらなる圧力を感じています」(E・Kさん/32歳)
CASE2:経済面などの条件がよかった
「以前私には少し借金がありました。お金で苦労してきた人生だったので、結婚するならできるだけ裕福な人と決めていました。夫との出会いはお見合いパーティー。『持ち家なので住宅ローンの負担がない』、『社会的地位や学歴が高い』、『年齢のわりに高収入』と、経済面が好条件。正直、恋愛感情は二の次で結婚を決めたと思います」(T・Kさん/31歳)
「好きかどうかよりも経済力を重視して相手を選ぶと、経済的に余裕が生まれ、条件の良い生活が送れることもあると思います。恋愛に夢中のときは『愛があれば何でも耐えられる』と考えがちでしたが、実際に経済的に困窮した立場になると『愛だけでは生活できない』と気付くことも。経済的に余裕が生まれると、気持ちにも余裕が生まれます」(I・Gさん/33歳)
CASE3:回避できない事情があった
「お付き合いをしていた相手ではなかったのですが、妊娠をしたので結婚を決めました。妊娠をしたということは何かの縁があったに違いないと思ったからです。当時は〝好きな相手〟と結婚するという感じではなかったですが、結果、今はとても幸せな毎日を送っています」(T・Gさん/39歳)
後悔しやすいこと
「やっぱり大好きな人と結婚したかった」と後悔することもあるでしょう。特に後悔を感じやすいポイントとしては、次の2点が挙げられます。