ケーススタディとは実際の事例から問題を解決する方法。やり方を簡単にご紹介 | Domani

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2021.11.10

【今さら聞けない】「ケーススタディ」ってどういう意味?

ケーススタディとは、過去の事例を分析して学習することです。ビジネスや医療などさまざまな場面で活用されています。具体例から追体験することで、問題の解決力を鍛えることが可能です。今回は、ケーススタディとはどのようなものか説明し、やり方や関連語もご紹介します。

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ケーススタディとは過去の事例から学ぶこと

ケーススタディとは具体的事例を分析し、一般的な原理を導き出す手法です。ビジネスでは新入社員の研修などで行われることが多く、医療や看護、教育の分野でも活用されています。

ケーススタディとは

ケーススタディは問題解決に向けた能力や洞察力が養えるなど、得られるメリットは少なくありません。ケーススタディの内容についてご紹介します。

問題解決の力を養える

ケーススタディでは、ただ理論を勉強するだけでは得難い問題解決の力が養えます。問題解決の力は実際の現場でも培うことができますが、経験できる内容は環境によりさまざまです。誰もが同じように、解決能力を養える環境に恵まれているとは限りません。

ケーススタディを利用すれば実際には経験できない事例についても学習でき、効率的にビジネススキルを高めることが可能です。不測の事態が起きたときも、適切に対応できるようになるでしょう。

また、ケーススタディは問題を解決する能力だけでなく、解決に至る過程で分析力や論理的思考力、洞察力なども学ぶことができます。

ケーススタディ3つの場面

ケーススタディが行われるのはビジネスのほか、医療や看護、教育の場面です。ビジネスの場面では実際に起こりやすい現場のケースを事例にして学習し、対処法などを議論します。

 

ケーススタディとは医療や看護では、症例に対するケーススタディが行われるのが通常です。教育現場では、教員と管理職の双方にケーススタディが行われます。それぞれについて、具体的に見ていきましょう。

1.ビジネスにおけるケーススタディ

ビジネスにおけるケーススタディは、主に新人研修やリーダー・管理職の研修で行われます。まだ実務経験が浅い新入社員は、実際の事例を学んで対応力を身につけることができるでしょう。

新しくリーダーや管理職に就いた際は、ケーススタディにより直面する問題に対する解決能力を養うなどが可能です。

リスクを回避し解決を早めるためのアイデアを出す能力など、ビジネスにおいて必要とされる能力を養うことができます。

2.医療や看護におけるケーススタディ

医療や看護の現場では、医師や看護師などが集まり、実際の症例に対してケーススタディを行うことが少なくありません。同じ治療をした患者でも回復が異なるのはなぜかなど、複数の症例を比較するケーススタディが行われます。

実際の事例を学ぶことで、患者ごとに適切な対応ができる能力を養うことが可能です。

看護では、テーマごとに実際の症例に対する仮説を立て、検証をするケーススタディが行われます。患者のニーズを的確に把握し、ケアする能力を養うことが目的です。

3.教育におけるケーススタディ

教育現場では、教職員と管理職に対するケーススタディが行われます。教員に対して行うのは、授業や生徒への指導について実際の事例から学び、適切な対応力を身につける方法です。

管理職におけるケーススタディでは、学内で起きたトラブルや事故などへの対応や解決方法、再発防止に向けた対策などを具体的な事例を通して学びます。

ケーススタディ3つの方法

ケーススタディには、3つの方法があります。事例が定められていない場合は、まず事例を決めて問題を作ることから始めましょう。事例が決まったら、分析して問題を明らかにします。問題から解決法を導き、出された結論に対して議論を行うという流れです。

ケーススタディとは

ここでは、ケーススタディを実際に行う3つの方法についてご紹介します。

1.事例を決めて問題を作る

研修などでケーススタディを受ける場合はすでに事例が用意されていますが、自分で行う場合は事例を決めることから始めます。

会社で起こった実際の事例や関連書籍、ネット検索などで探しましょう。偏らないようさまざまな事例を見つけだすことが、より多くの問題を解決できる能力を養うコツです。集めた事例は内容ごとにまとめておくと、あとから探しやすくなります。

2.問題を明らかにして解決法を考える

事例を決めたら内容を読み込み、どのようなことが問題になっているのかを明らかにします。起こったことの背景を洗い出し、原因を考えましょう。

原因の洗い出しのため、問題が起きた理由を思いつく限り抽出していきます。複数ある問題点をすべて取り上げたら、その中で本当に解決すべき問題を決めましょう。

問題を特定したら、それに対する解決法を考えます。思いつく方法をいくつも考えながら、本当に解決できそうな手段に絞り込みましょう。

3.結論から学ぶ

解決方法を決めて結論を出したら、ほかのメンバーと共有して議論します。解決までの過程は第三者に説明してもわかるよう、整理しておくのがおすすめです。整理しながらさらに思考が深まり、矛盾点やより良い解決法が見つかるかもしれません。

事例に対する解決方法はひとつではなく、ほかのメンバーの結論を通してさまざまな観点からの問題解決を学ぶことができます。

ケーススタディに関連する用語

ケーススタディとよく似た言葉にケースメソッドがあり、違いがよくわからない人もいるでしょう。どちらも具体的事例について学習する方法を指しますが、視点が異なるのが相違点です。

ケーススタディとは

また、ケーススタディ試験、ケーススタディ面接など、ケーススタディと関連する用語もあります。ここでは、ケースメソッドとの違いなど関連する用語についてご紹介しましょう。

ケースメソッド

ケースメソッドとは、具体的事例を教材として解決策を導き出す手法です。行う内容はケーススタディと同じですが、取り組む視点が異なります。

ケーススタディは事例や理解を助ける資料などを教える側が用意し、受け取る側の視点で捉えた表現です。一方、ケースメソッドは教える側の視点に立った教育手法という意味合いがあります。

ケーススタディ試験

ケーススタディ試験とは、採用試験や管理職登用試験のうち、ケーススタディを取り入れた試験のことです。管理職登用試験ではリーダーとしての資質を見るため、トラブルなどの事例をどのように解決するかが問われます。問題を発見して分析する能力、解決力や論理的思考力などが判断される試験です。

筆記テストは記述式で行われ、グループワークにより議論の発言が採点される場合もあります。

ケーススタディ面接

ケーススタディ面接とは、採用試験でケーススタディの方法により行われる面接です。会社が事例問題を出題し、面接を受ける側は論理的思考力を駆使して解決に導きます。

コンサルティング会社でよく見られる面接方法ですが、ほかの業種でも社員の問題解決能力を重視したい会社では行われる場合があるでしょう。

ケーススタディ面接の対策には、ケーススタディ面接で出される事例の傾向を知り、必要な知識の習得や模擬試験を行うなどの方法があります。

ケーススタディを実践してみよう

ケーススタディとは

ケーススタディは実際の事例を分析して行う学習方法です。問題を解決する能力や解決に向けた論理的思考力、洞察力などを養います。ビジネスをはじめ、医療や看護、教育の場面で用いられており、管理職登用試験で使われることも少なくありません。事例から明らかにした問題を分析して解決し、議論を深めるという流れで行います。さまざまな事例への対応力を磨くため、実践して見るとよいでしょう。

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