一人遊びは子どもにとって大切
一人遊びのメリットは、子どもに手が掛からなくなるだけではありません。一人遊びは、子どもの健全な成長を促してくれる遊び方でもあります。
自立するきっかけに
一人遊びは、子どもが自分で考え、行動するきっかけを作ります。一人遊びをすると、子どもが自主的に遊ぶ方法を考えるようになるからです。
パパやママと遊んでいるときに比べて、遊び方を考えるのもそれを実行するのも、一人遊びなら全て子ども自身が行います。面白い・楽しいと思えることを自ら発見し、実践する中で、遊びを開拓していくのです。自分でものを考え、行動に移す力が身に付くため、一人遊びは自立の第一歩になります。
想像力や集中力が養われる
一人遊びは、子どもの想像力や集中力を鍛え、「自分が楽しいこと」を追求できる遊び方です。与えられたおもちゃをヒントに、常に新しい遊び方を考え、イメージした遊び方を実践できます。ルールや常識にとらわれずに遊び方を追求できるので、豊かな想像力が養われます。
また一人遊びは、第三者を介さない、子どもとおもちゃが一対一で実践される遊び方です。そのため、自分が作り出した世界に没入しやすく、その分集中力が磨かれるのです。
子どもが一人遊びをしない理由
一人遊びに没頭できる子どもがいる一方で、一人遊びになかなか興味を示さない子どももいます。なぜ興味を示さないのか、考えられる理由を解説します。
一人で過ごすことに慣れていない
一人で過ごすことに不慣れな子どもは、一人で何をしたらいいか分からないため、一人で遊びたがらないことも。常にママやパパと遊んでいる子どもや、遊び相手となるきょうだいがいる子どもは、一人で過ごす時間が少なくなります。そのため、一人遊びとして何をしたらいいのか、分からない状態に陥っている可能性があります。
一人で過ごすことに慣れていない子どもに一人遊びをさせるには、少しずつ一人で過ごす時間を作ってあげるのが効果的です。一緒に遊んでいる途中、食事の支度や仕事を理由に子どもを一人にさせてみましょう。一人でいる時間を少しずつ長くすれば、だんだんと一人で過ごす時間に慣れ、一人遊びにも積極的になっていきます。
年齢や性格による個人差
年齢や性格によっても、一人遊びをする・しないは大きく変わってきます。子どもが単独で遊び始める年齢は2歳ごろといわれていますが、これはあくまで目安です。2歳よりも前に一人遊びに夢中になる子どももいれば、そうでない子どももいます。
性格でいうと、甘えたがりや怖がりの子どもは、ママと一緒でないと不安に感じるケースが多く、なかなか一人遊びをしない傾向が見られます。たとえ性格的に一人遊びが難しくても、それをもって特段問題になることはありません。一人遊びができないからといって、不安に感じることはないのです。
子どもの一人遊びを促すには
一人遊びが苦手な子どもに一人遊びを促すには、どうしたらよいのでしょうか。子どもが一人で遊べるようにサポートする方法を紹介します。
さまざまなおもちゃを用意する
子どもに一人遊びを促すには、さまざまな種類のおもちゃを用意するのが効果的です。子どもが興味を持つおもちゃを予測するのは、なかなか難しいからです。
子ども自身が「楽しそう」「面白そう」と思ってくれなければ、そのおもちゃを使って一人遊びを始めることはありません。子どもが興味を持ちそうなおもちゃを予想して「こんなおもちゃなら一人で遊んでくれるのでは?」と用意しても、子どもの興味に合致しなければ元も子もないのです。
一人遊びが苦手な子どもには、子どもの感性を多方面から刺激できるおもちゃをいくつか用意しましょう。多彩なジャンルのおもちゃを準備しておけば、子どもの好奇心を刺激する一品が見つかります。
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