面従腹背する人の特徴
まずは「面従腹背」する人の特徴を見ていきましょう。
不満がある
不満を抱えながら、仕方なく上司などの命令に従っている場合、次第に反発心が大きくなり「面従腹背」となることが考えられます。
野望がある
野望をもっている人も「面従腹背」の状況になりやすいでしょう。現状は従うしかなくても「今に見てろよ」という思いを抱えているパターンです。
軽はずみ
また、自分の考えや信念がなく、相手の言動に流されてとりあえず従っているような軽はずみな人も、「面従腹背」の状態になる可能性があります。
面従腹背される人の特徴
次に「面従腹背」される人の特徴を見ていきましょう。
リーダー性がない
リーダー性に欠ける人物が人の上に立った場合、周りは次第にそれを見抜き、軽んじるようになります。周囲の人間は、肩書はリーダーであるその人物に表面上は従っていますが、心の中では舌を出しているかもしれません。
思いやりがない
思いやりがない人は、他人の気持ちにかまわずに目標達成にむけて突き進む傾向があります。周囲は反発し、やがて敵だらけの状況になるかもしれません。そうなってしまうと、命令や指示に従ってもらうことが難しくなります。
人に厳しい
人に厳しく自分には甘い人も、面従腹背される可能性があります。他人にばかり要求し自分のことは改めない人は、部下や後輩から慕われることはないでしょう。裏では批判や陰口の対象になっているかもしれません。
【目次】
「面従腹背」を理解し正しく使おう
「面従腹背」とは、表面上は従っていても内心では反発している様子をあらわす言葉です。社会に出てから、面従腹背する、あるいはされるといったことに近い経験がある人は少なくないでしょう。
社会から「面従腹背」が一掃されたら過ごしやすくなりそうですが、現実にはなかなか難しいのではないでしょうか。今後もつきあっていく可能性が高い「面従腹背」について、意味を正しく理解して、適切に使えるようにしましょう。
イラスト・写真/(C)Shutterstock.com
(引用:すべて小学館『デジタル大辞泉』より)
▼あわせて読みたい