仮初めとはつかの間を意味する言葉!使い方や類語、反対語について詳しくご紹介 | Domani

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2022.01.09

【仮初め(かりそめ)】ってどういう意味?

「仮初め」とはちょっとした短い時間を意味する言葉です。日常生活でどのように使うことができるのか、また、否定形で使うと意味がどう変わるのかについて詳しく見ていきましょう。「仮初め」の類語や対義語についても例文を使って解説します。

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「仮初め」とは一時的あるいは短時間を指す言葉

仮初め(かりそめ)」とは、一時的なこと、あるいは短時間を指す言葉です。口語で日常的に使われる言葉というよりは、小説など、文字で見ることが多いかもしれません。

仮初め

例えば次のように使うときは、一時的の意味だと考えられるでしょう。

・夜中まで働く自分の姿は【仮初め】のものだと思っている
【仮初め】の暮らしを続けるのに疲れてきた。

また、次のように使用するときは、短時間の意味で使っていると考えられます。

彼女は【仮初め】にここにいたが、すぐに別の家へと移っていった。
・雨が振ってきた。【仮初め】に雨宿りした軒先は、偶然にも彼女の姉の家だった。

【仮初め/苟且】かりそめ
1.一時的なこと。また、そのさま。「―の恋」
2.ちょっとしたこと。ふとしたこと。また、そのさま。「―の病」
3.いいかげんなこと。また、そのさま。「師の恩を―にしてはいけない」

(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

「些細なこと」の意味でも用いる

仮初めという言葉は、些細(ささい)なことの意味でも用います。例えば次のように使うことができるでしょう。

【仮初め】の思いつきで、一度も訪れたことがない街に出かけてみた。思わぬあんみつの名店を見つけて、嬉しくなった。
・来月旅の予定があったので、【仮初め】の病で本当によかった。

「いい加減」の意味で用いることもある

仮初め」という言葉は、いい加減であるという意味でも用います。例えば次のように使うことができるでしょう。

・先生がしっかりと教えてくれたのに、理解していないなんて。【仮初め】に聞いていたんじゃないの?
【仮初め】の気持ちで彼女に思わせぶりな言葉をかけた。しかし、彼女は本気にしてしまい、その後長らく後悔することになった。

打消しの言葉と一緒に用いると「強意」

「仮初め」という言葉と打消しの言葉を一緒に使うと、打消しを強める意味合いがあります。例えば次のように使ったとしましょう。

私は彼のことを【仮初め】にも知らない。

単に「彼のことを知らない」というのではなく、「仮初めにも知らない」と表現することで、彼についてまったく知らないということを示すことができます。そのほかにも次のように使えるでしょう。

・そんなことは、【仮初め】にも思ってはいけない
・【仮初め】にも好きだとは思ったことがない。単に彼女は知り合いだ。

「仮初め」の類語と対義語を例文を使ってご紹介

「仮初め」と似たような意味の言葉には、次のものがあります。

仮初め

・須臾(しゅゆ)
・泡沫(うたかた)
・有為転変(ういてんぺん)

それぞれどのように使われるのか、例文を用いて紹介します。また「仮初め」とは反対の意味の言葉として次のものを挙げられるでしょう。

ひねもす

こちらもどのような意味で使うことができるのか、具体的な例文を挙げながら解説します。

【類義語1】須臾(しゅゆ)

「須臾」とは、しばらくの間や少しの時間を指す言葉です。1日の30分の1を指す言葉とされているため、一瞬ほどの短い時間ではなく、ある程度の長さはあるけれども長くはないときに用いることができるでしょう。例えば次のように使います。

彼女から【須臾】、離れていただけで寂しさに耐えられない気持ちになった。やっぱり僕は彼女のことが本当に好きなんだと思う。
出会いは【須臾】であったが、一生の友人になった。気の合う人間だったということだろう。

【類義語2】泡沫(うたかた)

泡沫」も、少しの時間を指す言葉です。「泡沫」は「ほうまつ」とも読み、水面に浮かぶ泡を指します。泡はすぐに消えることから、「泡沫」といえば、泡のように儚く短い時間を指すようになりました。例えば次のように使います。

・イタリアに一人旅に出かけた。ミラノで出会った彼に運命を感じたけれど、旅行が終わったら彼も消えていた。本当に【泡沫】の恋だったのだと思う。
・何度も培養を続けているが、思うように増えない。一度増えたように思ったけれど、【泡沫】のように消えてしまった

【類義語3】有為転変(ういてんぺん)

有為転変」とは、物事が変わりやすく、少しの間もじっとしていない様子を示す言葉です。世の中にあるものはすべて儚いものだという意味でも使うことがあります。仏教の言葉ですが、現在では宗教的な意味合いが薄れ、単に変わりやすい、儚いの意味で用いることが可能です。例えば次のように使います。

・昨日はあんなに人で賑わっていたのに、今日はまるで廃墟のように人気がなく、寂しい。【有為転変】とはいうけれど、世の中のものはすべて移り変わりが激しく、空しいものだ。
・いつまでも元気だと思っていた親の老いを見ると、【有為転変】を思い知るな。

漢字をそのまま読むときは「ういてんぺん」ですが、長く使われる間に音が転じ、「ういてんでん」と発音することもあります。

【対義語】ひねもす

「仮初め」も「須臾」や「泡沫」、「有為転変」も、いずれもわずかな時間を指す言葉です。対義語として、長時間を意味する「ひねもす」を挙げることができるでしょう。

「ひねもす」とは、一日中、朝から晩までを意味する言葉で、ずっと同じことをしているときに用いられます。例えば次のように使えるでしょう。

今日は【ひねもす】横になっていた。疲れているのか、どんなに寝ても寝足りない。
・【ひねもす】彼女は彼氏の話をしていた。今は彼に夢中なのだろう。

「仮初め」を正しい意味で使おう

仮初め」とは、ほんの短い時間という意味の言葉です。また、一時的に、あるいは些細なこと、いい加減などの意味でも用いられます。

仮初め

「仮初め」を否定語の前に用いると、強く否定する気持ちを表現することが可能です。例えば「仮初めにも知らない」といえば、絶対に知らないという意味を指します。

「仮初め」という言葉は「須臾」や「泡沫」、「有為転変」などと似たような意味で用いることが可能です。しかし、これらの言葉はいずれも少し難しい印象があるので、口語では「仮初め」が使いやすいかもしれません。正しい意味を理解し、普段の会話に使っていきましょう。

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