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2022.06.30

【合点】の読み方や意味、例文などを解説|今さら聞けない二字熟語



「合点」は「納得すること」「承知すること」を意味する言葉で、「がてん」とも「がってん」とも読めます。単体で使うこともありますが、「〜がいく」のように他の表現を組み合わせて用いられることも多いです。今回は「合点」の意味やよく使われる用法などをご紹介します。

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「合点」の読み方や意味、例文などを解説

合点」は肯定的な返事をする際に用いられる二字熟語です。2つの読み方があり、前後の文章に応じて「がてん」や「がってん」と読み方が変化します。

合点

特に「合点(がてん)」は納得すること、「合点(がってん)」は承知することというニュアンスがありますが、近頃は区別せずに使われることが多いです。「合点」の読み方がわかったところで、次項からは意味や例文、類義語について解説します。

「合点」は「納得」を意味する言葉

まずは「合点」の意味を辞書で確認してみましょう。辞書では「合点(がてん)」と「合点(がってん)」に分けて説明されています。

【合点:がてん】
[名](スル)《「がってん」の音変化》
承知すること。事情などがわかること。納得。「ひとり合点」
「一向に—仕らず」〈芥川・尾形了斎覚え書〉

【合点:がってん】
[名](スル)
1.同意すること。うなずくこと。承知。がてん。「おっと合点」
「頸くびに力を入れ、しっかり—しつつ」〈宮本・伸子〉
2.理解すること。納得すること。得心。がてん。「一向に合点がいかない」
3.和歌・連歌・俳諧などを批評して、そのよいと思うものの肩につける「〽」「○」「・」などの印。また、その印をつけること。
4.回状などを見終わり了承の意を表すために、自分の名前の肩に印をつけること。
5.考え。心づもり。所存。「ただ今より真人間になって孝行尽くす—なれども」〈浄・油地獄〉

(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

辞書での説明のとおり、「合点」は納得することや承知することを表す言葉で、読み方は違っても意味は同じです。意見や言い分を投げかけられた際に、「わかった」と受け入れる表現として用いられます。また、承知して頷くことや、事情がわかっていることという意味ももちます。

「合点」の使い方と例文

「合点」は、相手の意見や言い分に対して合意・理解を示す際に使うのが基本です。または、自分自身の心がけについて述べる際に使うこともあります。

なお「合点」は単体で使う以外に、さまざまな表現を付け加えることが多いです。例えば以下のような表現が挙げられます。

・合点承知
・早合点
・ガテン系

「合点承知」は、納得することを表す「合点」と「承知」を組み合わせて意味を強調した表現です。江戸っ子言葉の一つで、「任せておけ」というニュアンスをもちます。似ている言葉に「合点承知の助」がありますが、こちらは響きを人名に寄せたもので、意味に違いはありません。

「早合点」は早とちりに似ている言葉で、理解したつもりでいたものの実際には間違っていたことを表します。ガテン系は土木建築などに携わる人を表す言葉です。

「合点」のさまざまな使い方を理解したら、おさらいとして「合点」の例文を確認しておきましょう。

・彼との約束は【合点承知】した。
・今後は考えを改め、社会のために尽力する【合点】です。
・彼と彼女が交際していると【早合点】していたようだ。

「合点」の類義語は「腑に落ちる」など

「合点」には以下のような類義語があります。

・心得る
・認識する
・承認する
・腑に落ちる
・腹落ちする
・目から鱗(うろこ)が落ちる

「心得る」は、物事の事情や意味を理解することを表します。「認識する」は、より物事の本質や意義にフォーカスして理解することです。「承認する」は少し意味が異なり、正当であること、事実であることを認める場面や、申し出などを聞き入れる場面で用いられます。

「腑に落ちる」や「腹に落ちる」は、納得できることを表す慣用句です。「目から鱗が落ちる」とは、あるきっかけによって、急に物事の実態がわかるようになることを指します。

「合点がいく」と使うのが一般的

ここまでにご紹介した表現以外に、「合点」は「合点がいく」という形で用いられることも多いです。理解したと伝える場面で使えますが、使用する際には知っておくべき注意点もあります。

合点

次項からは、「合点がいく」の意味や語源、関連する表現などをまとめていきます。よく用いられる言い回しのため、適切に使えるように意味などを理解しておきましょう。

「合点がいく」の意味は「理解する」

まずは、「合点がいく」が辞書でどのように説明されているかを見ていきます。

【合点がいく:がてんがいく】
理解できる。納得がいく。「どう説明されても—・かない」

(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

「合点がいく」は、「理解できるようになること」「承知すること」を意味する言葉です。「合点がいく」を使うと、ある物事についてわかるようになったり、納得がいったりしたことを表現できます。ニュアンスとしては、理屈や筋が通っている状態や、散らばっていた事柄がつながった状態などを指します。

「合点がいく」の語源は和歌に用いられた符号

そもそも「合点」は「鉤点(かぎてん)」、または「庵点(いおりてん)」に由来する言葉です。「鉤点」は和歌を批評する際に用いられていた符号のことで、素晴らしい作品の頭には「鉤点」を付けることとなっていました。

「鉤点」を付けることは「点が合う」ともいい、のちに変体漢文として「合点」と書くようになったことが、「合点」の語源とされています。また、「重なる・合う」などの意味が転じたことにより、「合点がいく」という表現が広まったと考えられています。

「合点がいく」の使い方と注意点

「合点がいく」を使えるのは、これまで散らばっていた情報がまとまり、理解できるようになった場面などです。または、「〜ない」を付け加えて否定の形を作り、「納得できない」「理解できない」と述べる際にも使えます。

「合点がいく」の具体的な使い方を例文で見てみましょう。

・なるほど、【合点がいきました】。
・多くの超常現象が地球外生命体の仕業と考えると【合点がいく】。
・なぜこのような結果に至ったのか【合点がいかない】。

なお、理解が中途半端な状態のときは「合点がいく」を使えません。すべてを理解しきっていない場合には適さないため、使い方を間違えないように注意しましょう。

「合点がいく」の敬語・類義語・対義語

「合点がいく」を敬語表現として使う際は、動詞の「いく」を変化させます。例えば、「合点がいきます」「合点がいきました」と言うと、納得したことを伝える際に敬意を込められます。

「合点がいく」の類義語は、「承知する」「了解する」「心得る」などです。「合点がつく」も響きが似ていますが、日本語としては間違った表現であり、「合点がいく」の類義語とはいえません。

なお、「合点がいく」の対義語には「誤解」「勘違い」などが挙げられます。

まとめ

「がてん」「がってん」と読む合点は、理解や納得を示す際に使える二字熟語です。和歌を批評する際に使われていた鉤点(かぎてん)が語源とされています。

合点

単体でも使えますが、「合点がいく」や「合点承知」のように、後ろに言葉を付け加えて用いることが多いです。「合点」の正しい意味や読み方、「合点」を使った言い回しなどを理解して、会話の中で使ってみてください。

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