粘着質は「執着心が強い」人を表す言葉
粘着質は「執着心が強い」人を表す言葉として使われています。読み方は「ねんちゃくしつ」です。辞書では以下のように記されています。
【粘着質】
クレッチマーによる気質類型の一。ねばり強く、感情的な動きが少なく、保守的で、時に爆発的な感情放出を行う気質。
(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)
辞書では、粘り強く感情的な動きが少ないと解説されています。しかし一般的には、執着心が強いというようにネガティブな意味で使われることが多いため、使うときは気をつけたい言葉のひとつです。
粘着質には類義語があります。代表的な言葉は以下の3つです。
・ネチネチ
・ねっとり
・執拗(しつよう)
どれも性格がしつこい様子を表します。これらもネガティブな意味で使われます。
粘着質な人の特徴4つ
ここからは、粘着質な人の特徴4つを解説します。
1.過去にとらわれやすい
2.依存してしまう傾向がある
3.連絡頻度が高い
4.嫉妬してしまう
周りの人に当てはまっているかチェックしてみましょう。周りに粘着質な人がいるか知っておくことで、関わるストレスから解放される準備を進められます。以下でそれぞれ詳しく特徴を解説します。
1.過去にとらわれやすい
粘着質な人の特徴1つ目は、過去にとらわれやすいことです。多くの場合、過去に起こったトラブルについて後からネチネチ言うことはあまりありません。ただし粘着質な人は、過去に起こったトラブルを蒸し返したり、過去にすがったりする傾向が高いです。
粘着質な人はネガティブな感情が心に残りやすい特徴があります。そのため、皆が忘れたようなことも蒸し返してしまうのです。なかには、過去のことを蒸し返して恋人に強くあたってしまう人もいるようです。
2.依存してしまう傾向がある
粘着質な人の特徴2つ目は、依存してしまう傾向があることです。粘着質な人は人に執着しやすいため、自ずと相手に依存してしまいます。恋人はもちろん、友人にも依存してしまうため、動向をしっかり見極めて距離を適度に保つ必要があります。
粘着質な人は、依存している相手の言いなりになってしまうことも。例えば、ご飯に行くとなっても、相手の行きたいところに行きます。相手に合わせることで、尽くしていると思い込んでいるからです。
また尽くしている分、相手にも尽くしてもらうことを求めます。その行動が受け取る側としては粘着質と思われてしまうようです。
3.連絡頻度が高い
粘着質な人の特徴3つ目は、連絡頻度が高い傾向があることです。何度もLINEやメッセージを送り、返信が遅いと腹を立てることもあります。
「今何してるの?」「返信が遅いけどどうかしたの?」など相手の動向を掴むための質問も多く、最終的には電話をしてくる人もいるでしょう。連絡を受ける側は、監視されているようで次第にうんざりしてきます。