器の大きい人とは心が広い人のこと
器の大きい人(うつわのおおきいひと)とは、小さいことをいちいち気にせず、心が広い人のことです。滅多なことでは、怒りや悲しみなどの感情を表に出しません。いつも落ち着いており、人の気持ちを尊重します。
器の小さい人との違いは、心に余裕があるということです。具体的にどのような違いがあるのか見ていきましょう。
器の小さい人との違い
器の大きい人とそうでない人は、気持ちの余裕が違います。器の小さい人は強く見られたいと願いますが、器の大きい人はより強くあろうとするでしょう。
また、器が小さいと相手に同じ価値観を持つことを求めようとしますが、器の大きい人は違う価値観でも受け入れます。
器の小さい人は感情のコントロールが難しいのに対し、器の大きい人はいつも穏やかな状態を保っている点も大きな違いです。
器の大きい人の特徴
器の大きい人には、特徴がいくつかあります。心に余裕があるため「相手の気持ちを尊重できる」「他人の失敗は許す」といった点です。誰にでも平等に接し、感情的になることもありません。
自分の言葉や行動に責任を持っているのも、器の大きい人の特徴です。ここでは、器の大きい人の6つの特徴についてご紹介します。
相手の気持ちを尊重できる
器の大きい人は相手が自分と違う価値観や意見を持っていても、その気持ちを尊重しています。自分の意見を押し付けず、受け入れる心の広さがあるのです。
自分の価値観が確立していて自信もあり、「他人に認めてもらいたい」という承認欲求がありません。価値観には多様性があることを認め、それらをすべて受け入れています。
自分の失敗を素直に認める
器の大きい人は、自分の失敗に言い訳をしません。失敗を素直に認め、反省します。失敗について分析し、同じことを繰り返さないように改善の努力をするのが器の大きい人の特徴です。
また、失敗により落ち込むこともありません。学びと捉え、次の機会に活かそうとします。自分の失敗を素直に認められるのは、自分のすべてを客観視し、受け入れることができているからです。
他人の失敗を許す
器の大きい人は「誰でも失敗することはある」と理解しているため、他人の失敗も許します。自分にも影響するような大きなミスをした人にも、相手を責めて責任を追及するようなことはしません。
反対に、どうして失敗してしまったのか一緒に考え、改善策を提案します。落ち込んでいる相手に対し、「大した失敗ではない」とフォローすることも忘れません。
誰にでも平等に接する
器の大きい人は誰にでも平等に接します。人によって態度を変えることはありません。他人を認め、尊重しているために、争うという感情がないからです。
誰かに対し敵意を抱くことはなく、特定の人だけ優遇する、依怙贔屓するということもありません。たとえ好き嫌いの感情があっても、それを表に出すことはないのが器の大きい人の特徴です。
自分の言葉や行動に責任を持っている
器の大きい人は自分の言葉や行動に責任を持ち、発言したことは実行に移します。発言に間違いがあればそれを認め、対処に努めるでしょう。
自分の行動で何か問題が起きた場合には、最後まで責任を持って解決に取り組みます。責任を誰かに押し付けることはありません。器の大きい人には常に、誰にも迷惑をかけずに行動するというスタンスがあります。
感情をコントロールできる
器の大きい人は感情のコントロールが上手で、いつも穏やかな状態を保っています。誰にでもうまくいかないことはありますが、何があっても怒りや悲しみなどの感情を露わにしません。トラブルが起きたときでも、感情的になることでは問題が解決しないことを知っています。
感情を出すよりも先にどう対処するかを考え、行動するのが器の大きい人の特徴です。
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