Contents
ベランダ収納ボックスとは
普段あまり使わないアイテムを屋外に収納したいときに便利なのが「ベランダ収納ボックス」です。まずはベランダ収納ボックスがどのようなアイテムなのかや、活用法についてなど紹介します。
ベランダ・屋外にも置ける収納庫のこと
ベランダ収納ボックスは、ベランダや庭、玄関横など、屋外での使用を前提とした箱型の収納庫です。ほとんどの場合、横に長い形状で、上部にフタが付いています。雨風に耐えられるように、屋内用の収納用品と比べて頑丈に作られており、フタを閉じるとベンチや踏み台として使えるタイプもあります。
ガーデニンググッズや外遊び用のおもちゃ、スポーツ用品など、屋外で使用するアイテムを入れておけば、毎回家の中から持ち出さずに済み便利です。灯油用のポリタンクをストックしたり、ゴミを一時的に保管したりと、家の中に置きたくない物の収納にも使えます。ベランダや庭に収納スペースを作ることで、家の中をより広く使える点も大きなメリットといえるでしょう。
購入前に知っておくべき注意点
収納ボックスを集合住宅のベランダで使用する場合、サイズや設置場所に注意する必要があります。具体的な注意事項を見ていきましょう。
集合住宅の場合ベランダは共用部分
集合住宅の玄関ポーチやベランダは「共有部分」とされています。共有部分とは、入居者全員が利用できる場所のことです。
家の中のように、「どんな場所に何を置いてもいい」というわけではありません。住宅によってはベランダに置ける物が決まっているケースもあるため、購入前に利用規約をよく確かめましょう。確認せずにベランダ収納ボックスを置いた場合、トラブルに発展する可能性もあります。マナーやルールを守った上で、ベランダ収納ボックスを使用することが重要です。
避難経路としての役割を損ねないこと
ベランダにベランダ収納ボックスを設置するのがOKだったとしても、どんな置き方をしてもよいわけではありません。集合住宅で地震や火事などが起きた際には、まず隣のベランダとの仕切り板を破って避難ハッチのある住戸まで行き、階下へ避難します。避難経路を確保するため、仕切り板の前に収納ボックスを置くのはNGです。
また、反対側の仕切り板までの間に、人がスムーズに通れる空間を確保しておかなくてはなりません。人が通るためには、最低でも60cmのスペースが必要です。例えば、ベランダの奥行きが1.5mの場合、置いたときの奥行きが90cm以上になる物は置けません。避難ハッチが設置されている住戸の場合は、収納ボックスでハッチを塞がないようにする工夫も必要です。
都会で楽しめる「べランピング」の魅力とは?注意点やおすすめアイテムも | Domani
ベランダ収納ボックスの選び方
ベランダ収納ボックスをどこに置くのかや、中に何を入れるのかで、適した商品は変わります。さまざまな素材やサイズのベランダ収納ボックスが販売されているので、ニーズに合った物を選びましょう。
ベランダ収納ボックスを選ぶ際に、チェックしたいポイントを紹介します。
まずは容量を確認
ベランダ収納ボックスに限らず、収納用品で最も重要なポイントは「容量」です。入れたい物が溢れては意味がないため、容量は必ず確かめましょう。
まずは収納する予定のアイテムを全てリストアップし、大まかにサイズを測っておきます。次に、気になる商品の内寸をチェックして、全ての物が入るか確認します。内寸を見るときは、特に「深さ」に注意が必要です。ベランダ収納ボックスはフタを閉じて使うため、立てて入れようとした物がつっかえてしまうケースもあります。
また、物が増えたときに対応できるように、容量には少し余裕を持たせておくとよいでしょう。
ボックスの素材
ベランダ収納ボックスの素材は、主に「プラスチック」「金属」「木」の3種類です。
プラスチックは軽くて耐水性に優れていますが、熱や紫外線に弱い傾向があります。屋根のないベランダや庭など、1日を通して日向になる場所に置くと、劣化が早まるため注意しましょう。
金属は丈夫で熱にも強いので、置き場所を問わず長く使えます。ただし重いため、一度設置すると容易に動かせません。移動させる可能性がある場合には、小さめサイズや、両側に持ち手が付いているタイプがおすすめです。
木の収納ボックスは、見た目がおしゃれで外の景観にもよくマッチします。ほとんどの場合、防腐加工が施されており、屋外で使っても問題ありません。とはいえ、金属やプラスチックに比べると腐食しやすいため、雨が直接当たる場所には置かない方がよいでしょう。
プラスアルファの機能も確認
ベランダ収納ボックスは、基本的に屋外に出しっぱなしにする物です。このため集合住宅の低層階や一戸建ての人は、防犯が欠かせません。高層階に住んでいる人でも、子どもがいる家庭では、いたずら防止のため鍵をかけることをおすすめします。
置く場所によっては、強力な防水機能も必要です。フタにパッキンが付いているタイプや、防さび塗装が施された素材を選ぶとよいでしょう。パッキン付きのボックスなら、臭い漏れを防げるため、ゴミや灯油などの保管にも適しています。
ベランダや庭でカフェタイムを楽しめるほか、ちょっとした座るスペースを用意したい人には、ベンチとして使えるボックスを選ぶのもよいでしょう。
憩いの場にも【ベンチ型収納ボックス】
ベンチ型の収納ボックスは、ガーデニング作業の休憩や、ちょっとしたリラックスタイムに重宝します。
別途椅子を用意しなくてもよいので、限られたスペースを有効に使えるのもメリットです。ベンチ型収納ボックスの中から、おすすめ商品を紹介します。
グリーンライフ「ベンチストッカー」
丈夫なアルミ製の収納ボックスです。シンプルなデザインが家の外観によくなじみ、ベランダ・庭・玄関など、どこに置いてもおしゃれに見えます。ブラウン・アイボリー・グリーンの3色から、好みに合わせて好きな色を選べる点も人気の理由です。
フタにゴムパッキンが付いているので、多少雨がかかっても中の物がぬれません。別売の南京錠を取り付ける穴があり、防犯も可能です。
奥行き46cm×高さ48.5cm、幅が54〜174cmまで全8種類のサイズ展開があり、多様なニーズに対応できます。幅54cmのタイプは、ちょっとした隙間に設置するにもピッタリです。
商品名:グリーンライフ ベンチストッカー
ガーデンガーデン「天然木製ベンチボックス」
ナチュラルな木目がかわいい、天然木の収納ボックスです。座面のフチは丸く加工されており、ベンチとして活用する際にお尻や太ももの裏が痛くなりにくいように設計されています。
カラーはブラウンとホワイトの2色展開です。深さが41cmあり、ロングブーツのような背の高いアイテムも収納できます。
奥行きの外寸は31cmとスリムなので、狭いベランダにも置きやすいでしょう。フタには開けた状態で固定できるストッパーが付いていて、中の物を安全に出し入れできます。
商品名:ガーデンガーデン 天然木製ベンチボックス
OLD ASHIBA「収納ベンチ」
「OLD ASHIBA」の収納ベンチは、建設現場で足場板として活躍していた杉材を再利用して作られています。使い込まれた木材ならではの、味わい深い雰囲気が魅力です。フタにはゆっくりと閉まる金具が付いており、急に閉まって子どもが指を挟んでしまう心配が軽減されています。
また、通常は壁際に収納ボックスを置く場合、フタの厚みの分だけ壁から離す必要がありますが、「壁際オプション」を選べば壁にピッタリとくっつけて設置できるようになります。見た目がおしゃれなだけでなく、使いやすさにも配慮されており、長く愛用できるでしょう。
商品名:OLD ASHIBA 収納ベンチ
たくさん詰められる【大容量収納ボックス】
かさばるアウトドア用品や掃除道具、ポリタンクなどを入れたい人は、容量を重視して選びましょう。物置代わりにもなる、大容量タイプを紹介します。
アイリスオーヤマ「ワイドストッカー」
100Lサイズの大容量ながら、軽く扱いやすいプラスチック製収納ボックスです。ポリタンクが入る高さに設計されており、20Lのポリタンクであれば三つ収納できます。
別売の南京錠を付けられる穴もあり、ゴミの一時置き場や宅配ボックスなど、さまざまな用途に使えます。フタには丈夫なバックルが2個付いていて、雨やホコリから中身を守ります。
商品名:アイリスオーヤマ ワイドストッカー WY-780
家具のりばっぷ「収納ボックス」
プラスチックの表面に木目調の加工を施した、スタイリッシュな収納ボックスです。深さが53cmあり、大きな物や背の高い物の収納に便利です。
ゆっくりと閉まるフタで安全に使えるほか、フタを閉じればベンチにもなります。耐荷重が120kgあるので、親子で並んで座っても壊れる心配はほとんどありません。
295Lとたっぷり入るサイズなので、ポリタンクはもちろん、段ボールなどのゴミの保管場所や、アウトドア用品の収納にも適しています。
商品名:家具のりばっぷ 収納ボックス
プリズム「屋外用ストッカー」
丈夫でおしゃれな、金属製の収納ボックスです。鋼板に樹脂焼付塗装を施してあるため、さびにくく、美しい見た目が長く続きます。
200Lの容量があり、45Lのゴミ袋であれば3袋分が入るため、屋外に置いてゴミを入れるにも便利です。底に掃き出し用の穴があるなど、中を衛生的に保ちやすい工夫もされており、整理整頓に役立ちます。
フタには持ち手や、後ろに倒れないストッパーが付いているため、頻繁に開け閉めする場合にも便利です。サイドのフックは、掃除道具や小物をつるして活用しましょう。
子どものけがを予防するコーナーガードや、不安定な地面でもぐらぐらしないアジャスターなど、子育て中の人が安心して使える工夫が施されている点も魅力の商品です。
商品名:プリズム 屋外用ストッカー
防犯面も重視【鍵付き収納ボックス】
ベランダ収納ボックスは屋外に設置するため、防犯面が気になるところです。最初から鍵が付いているボックスなら、届いたその日から盗難や子どものいたずらを防止できます。
後付けの南京錠と違って、切断される心配もありません。ここからは、おすすめの鍵付き収納ボックスを紹介します。
山善「マルチストッカー」
山善のマルチストッカーは、さびや衝撃に強い亜鉛メッキ鋼板を使用しています。本体重量は21kgと頑丈な作りに加え、2本の鍵付きで盗難対策に配慮された商品です。
天板に凹凸がないため物を置きやすく、水や砂ぼこりもさっと拭き取れます。フタの開閉強度が調節可能で、コーナーも丸くなっているので、子どもがいても安全に使いやすいでしょう。
白にベージュの、スッキリとしたデザインもポイントです。天板の耐荷重は100kgあり、ベンチとしても利用可能です。
商品名:山善 マルチストッカー
アイリスオーヤマ「密閉RVBOXカギ付」
コンパクトな鍵付き収納ボックスを探している人には、アイリスオーヤマの「密閉RVBOX」がおすすめです。バックル部分に強度の高いステンレスワイヤーを使用しており、中身をしっかり守ります。
フタの内側には、水やホコリを防ぐパッキン材も付いています。本体の底部にはベルトを通す穴があり、別途ベルトを購入すれば、ウッドデッキやバイクの荷台などに固定できます。箱ごと持ち去られるリスクも軽減されるため、より安心して使えるでしょう。
商品名:アイリスオーヤマ 密閉RVBOXカギ付
こちらの記事もたくさん読まれています
「デッキチェア」でレジャーもおうち時間も豊かに! 素材別の特徴&おすすめ6選
ポイントはソールにあり!【ダイソー】お風呂やベランダで大活躍するスリッパ