【目次】
・デッキチェアとは?
・デッキチェア 素材別の特徴
・デッキチェアの選び方
・おすすめのデッキチェア3選
・ワンランク上へ!高級デッキチェア3選
デッキチェアとは?
ひと口にデッキチェアといっても、おしゃれなものから実用性を重視したものまで、さまざまなタイプが存在します。
デッキチェアとは、そもそもどのような椅子を指すのでしょうか。名前の由来もあわせて見ていきましょう。
折りたためる椅子のこと
デッキチェアは屋外で使うために作られた、折りたためる椅子の総称です。デッキチェアという名前は、客船のデッキ(甲板)に置かれていた、乗客がくつろぐための椅子から来ています。
軽くてコンパクトな上に、雨や海水にも強いデッキチェアは、アウトドアレジャーや海水浴、プールサイドへと活躍の場を広げています。それぞれの用途に最適な素材を使い、機能やデザインも使いやすいものに進化しました。
コロナ禍以降、庭やベランダでゆっくりと過ごすために導入する家庭も増え、デッキチェアのニーズはますます高まっています。
デッキチェア 素材別の特徴
デッキチェアはフレームや座面の素材によって、見た目も使い勝手も大きく変わります。デッキチェアを購入する際は、どのような素材が適しているのかを、慎重に比較しましょう。
主な素材について、メリット・デメリットを解説します。
ぬくもりを感じる「木製」
天然木のデッキチェアは、木漏れ日の下でのんびり過ごしたい人におすすめです。腰かけると木のぬくもりに包まれて、とてもリラックスできます。
ナチュラルな見た目が自然の風景によくなじみ、見るだけでも心がなごみます。木製の家具やフローリングにも似合うので、室内に置いても違和感がありません。
晴れた日は庭で、雨の日はリビングで、毎日使えることもメリットです。
ただし、木の使用量が多いタイプは重く、持ち運びには向いていません。雨の当たらないテラスや、ベランダに据え置く使い方が適しています。
室内に持ち込みたい人やアウトドアレジャーに持って行きたい人は、木の使用量が少ない軽量のものがおすすめです。
耐久性に優れた「金属製」
アルミやスチールなどの金属製のデッキチェアは、優れた耐久性が魅力です。
特に、アルミは軽いため、登山やツーリングなど、できるだけ荷物を減らしたいシーンで人気があります。金属の中でもサビに強く、お手入れが楽な点もアルミのメリットです。
スチールは木やアルミよりも頑丈なので、細い脚でも安定感があり、体をしっかりと受け止めてくれます。フレームを細くした、華奢なデザインのデッキチェアによく使われる素材です。
一方、金属には以下のデメリットがあります。
・サビやすい
・直射日光に当たると熱くなる
・地面を傷つけやすい
屋外用の椅子には防サビ加工が施されていますが、濡れた状態で放置すると接続部分などに水分がたまってサビやすくなります。できるだけ水に濡れないように注意し、濡れたらすぐに乾かすようにしましょう。
また、よく晴れた日は表面が熱くなり、素手で触れるとやけどする可能性も。硬くて重いので、引きずると芝生やベランダの床が傷つくことにもなりかねません。
軽量で移動させやすい「樹脂製」「プラスチック製」
樹脂製・プラスチック製は他の素材に比べて圧倒的に軽く、持ち運びが苦になりません。腐食やサビの心配がなく、雨が降ってきてもそのまま置いておけます。
汚れたら水洗いできるので、お手入れも簡単です。鮮やかな色を使ったポップなデザインも多く、庭やベランダを明るく見せてくれます。
ただし、樹脂やプラスチックには、木や金属のような耐久性はありません。紫外線に当たって色があせたり、経年劣化を起こして割れたりすることもあるので注意しましょう。
お手入れが簡単な「化学繊維製」
デッキチェアの座面や背もたれは、フレームがむき出しになっているタイプと、シートが張ってあるタイプに分けられます。
シートが張ってあるタイプは、生地の素材にも注目しましょう。シートには、主に防水加工した布や、ビニールのような化学繊維が使われます。
汗・皮脂・食べ物などで汚れやすいため、汚れが気になる人はお手入れが簡単な素材がおすすめです。
化学繊維のシートは汗や皮脂が染み込みにくく、食べこぼしや泥などが付いても水でサッと洗い流せます。濡れた体で座っても問題ないため、プールや水遊びの休憩にも便利です。
布に比べておしゃれな製品は少なくなりますが、子どもがいる人や飲食をメインにする人には使いやすい素材といえます。
デッキチェアの選び方
デッキチェアは置く場所や使用目的によって、求められる機能が変わります。庭やベランダで使う場合、大きさや座面の高さを周囲と合わせる必要も出てきます。
デッキチェアの機能や、サイズの選び方を見ていきましょう。
リクライニング・足乗せ機能の有無
庭やベランダで長時間過ごしたい人や、のんびり昼寝を楽しみたい人には「リクライニングタイプ」がおすすめです。飲食するときは背もたれを起こし、眠くなったら倒してくつろげます。
座面が長く伸びているタイプや、フットレストが付いているタイプなら、足を上げてより快適に過ごせます。ただし、背もたれを倒したり、足を伸ばしたりするためには、広いスペースが必要です。
サイズが大きい分重くなり、移動や収納に苦労するケースもあります。購入前には必ず、設置場所・収納場所の広さをチェックしておきましょう。
ほかの家具とのバランス
デッキチェアだけで使う場合はともかく、テーブルをセットして使うときは、座面の高さにも注意しましょう。テーブルに対して座面が低過ぎても高過ぎても、使いにくくなります。
特に、リクライニングタイプは、背もたれを倒すと手が届かず、食べ物や飲み物を取るたびに体を起こさなくてはなりません。
リクライニング重視の人は、低めのサイドテーブルを一緒にそろえるのも一つの方法です。ひじ掛けにドリンクホルダーや、小さなテーブルを付けられるタイプもあります。
おすすめのデッキチェア3選
デッキチェアを家族の人数分そろえたい人や、置き場所がそれほど広くない人には、場所を取らないコンパクトタイプがおすすめです。
キャンプ場からベランダまで、幅広く使えるデッキチェアを紹介します。
オンウェー「スリムチェア」
アルミのフレームにポリエステルのシートを張った、軽くてスリムなデッキチェアです。ハイバックタイプなので、頭を預けてゆったりとくつろげます。
ワンタッチで簡単に折りたため、専用の収納袋も付いています。黒いフレームにアイボリーのシートが映え、とてもスタイリッシュです。
商品名:オンウェー スリムチェア
コールマン「サイドテーブル付デッキチェア」
狭いベランダにも無理なく置ける、コンパクトなデッキチェアです。カップホルダー付きのサイドテーブルがセットされていて、1台で優雅にティータイムを楽しめます。
フレームはスチール製で安定感があり、風が強めの日でも安心です。背もたれの上部にハンドルが付いていて、片手でサッと持ち上げて移動できます。
自然の風景にマッチする、オリーブグリーンのシートもおしゃれです。
商品名:コールマン サイドテーブル付デッキチェア
フィールドア「バタフライチェア」
ナチュラルなデザインのデッキチェアを探している人には、フィールドアの「バタフライチェア」がおすすめです。
フレームには天然のビーチ材を、シートには肌触りのよい麻を使用しています。
バタフライチェアは、シートの角をフレームの先端に引っかけてつるす、ハンモック構造が特徴です。体重によって体が適度に沈み、ハンモックに寝ているときのような、包み込まれる感覚を味わえます。座面の幅が広く、耐荷重も110kgまであるので、大柄な人でも安心でしょう。
また、デッキチェアには珍しく、シートに厚み約3cmのクッションが入っているのもポイント。シートカバーは取り外してクリーニングが可能で、いつも清潔に使えます。
商品名:フィールドア バタフライチェア
ワンランク上へ! 高級デッキチェア3選
お手入れの行き届いた庭や、別荘のテラスには、高級感のあるデッキチェアがよく合います。リクライニングや足乗せ機能を備え、デザインにもこだわったワンランク上のデッキチェアを見ていきましょう。
コレクションリビング「レジスタ リラックス アーム」
「レジスタ」シリーズは、イタリアの老舗メーカー「ラセディア社」が手がけるデッキチェアのブランドです。
ラセディア社は、創業時よりイタリアの客船用デッキチェアの製造を手がけてきたメーカー。老舗ならではの卓越した技術と、イタリアらしい美しいデザインがミックスしたレジスタシリーズは、世界中で愛されています。
こちらの「リラックス アーム」は、4段階のリクライニング機能とオットマン(足乗せ)が付いた、高級感ただようデッキチェア。オットマンも折りたたみ可能で、単体でミニスツールとして使えます。フレームには天然のブナ材をぜいたくに使い、一晩塗料に浸けて乾燥させることで、防水性・防腐性を高めています。
商品名:コレクションリビング レジスタ リラックス アーム
ラフマ「リクライニングチェア FUTURA DUO」
「ラフマ」は、フランス発のアウトドア用品ブランドです。スタイリッシュなデザインと、使いやすい機能を兼ね備えた製品を開発し、人気を博しています。リクライニングチェア・FUTURA(フチュラ)は、折りたたみ椅子とは思えないほど、リラックスにこだわったデッキチェアです。
足先が心臓よりも高い位置に来る「無重力」状態のポジションが可能な無段階リクライニング機能を持ち、宙に浮いているような感覚でくつろげます。アームを握り、体を起こすだけでリクライニングの角度を調節できるので、常に理想的な体勢をキープできるのもポイントです。耐紫外線素材のシートには抗菌加工が施され、色あせやカビの繁殖を防ぎます。
細いフレームと透け感のあるシートは圧迫感が少なく、インドアでも使いやすいデザインです。
商品名:ラフマ リクライニングチェア FUTURA DUO
グロスフィレックス「サンセットデッキチェア」
フランスのガーデンファニチャーブランド「グロスフィレックス社」のデッキチェアです。
3段階のリクライニング機能が付いていて、最下段まで倒せば、ハンモックで寝ているようなリラックス感が得られます。通気性のよい生地を使用しており、汗をかきやすい季節も快適です。ホワイト・ライトグレー一色のクールな見た目が、リゾート気分を盛り上げてくれそうです。
商品名:グロスフィレックス サンセットデッキチェア
こちらの記事もたくさん読まれています
おしゃれなアウトドアチェア11選|選び方やタイプ別の人気商品まで
ビールグラスで至極の一杯を。泡立ち・保冷・口当たりにこだわった選び方