【グレージュ】とはどんな髪色?
グレーとベージュを合わせたカラーのこと
グレージュとは、その名の通りグレーとベージュを合わせたカラー。ヘアカラーでは、一般的にアッシュ系カラーとベージュを混ぜた、くすんだ髪色のことをいいます。
やわらかく透明感やツヤのある印象に仕上がり、大人の女性に人気があるよう。赤みを抑える効果もうれしいポイントです。
黒髪では少し重いと感じる人におすすめ
ブリーチをしないグレージュは、トーンは低いですがほんのりと透明感があり、ナチュラルなニュアンスを帯びています。そのため、落ち着いた印象にはしたいものの、黒髪ではちょっと重すぎる… と感じている方におすすめ。ダークカラーながらやわらかさがあるのが特徴です。
グレージュにはさまざまな色味がある
一口に「グレージュ」といっても、カラーの配合の割合やその他加える色味によってもその種類はさまざま。
たとえばこれはアンニュイな雰囲気を感じられる、明るめの「オリーブグレージュ」。
▲画像提供:@gene.nu
こちらはグレーのくすみ感が強い、シックな「アッシュグレージュ」。
同じ「グレージュ」という呼び名でも、好みや肌のトーンに合わせてさまざまな色味を楽しめるのが特徴です。
こちらは、7トーンのアッシュグレージュ。透け感のある暗めカラーで重く見えないので、さりげなくおしゃれに見せたい方におすすめです。
【グレージュ×ハイライト】の大人にうれしい効果4つ
【1】ダークカラーでも髪が明るく見える
ベースの色がブリーチのない暗いグレージュカラーでも、ハイライトをポイント的に加えることで全体的に明るい雰囲気に見せてくれます。
ダークトーンでも色味のある髪色に見せてくれ、透明感やおしゃれ感、こなれ感も出せると人気があるようです。
【2】白髪カバーができる
グレージュだけでも十分おしゃれですが、Domani世代はポツポツと生える白髪を目立たなくしたい、という場合もあるのではないでしょうか。
そこでおすすめなのが、白髪を染めてしまうのではなく、ハイライトで目立たなくする方法。ハイライトを入れることで、目立っていた白髪を紛らわすことができます。
・白髪部分▶︎白い
・ハイライト部分▶︎明るい
・地の部分▶︎暗い
この3つのトーンがミックスされることで、表情豊かになり白髪がボケて目立たなくなるそう。
「ハイライトを入れることで全体が明るくなり、白髪がボケて目立たなくなります。使うのはファッションカラーなのでやわらかく見えますし、ハイライト効果で立体感もバッチリです」(カラーリスト・安岡勲さん)
【3】髪に立体感が生まれる
髪をただ均一にグレージュで染める「単色染め」よりも、ハイライトを加えた「多色染め」の方が、仕上がりに立体感が生まれるといわれています。
先に髪をいくつかの束にわけて細く線状にブリーチし…
その後、ブリーチをした髪としていない髪を一緒にカラー剤で染めます。ブリーチした髪としていない髪とでは色の入り方が変わるため、髪に陰影がつき立体感が!
立体感が出ると髪に躍動感が感じられ、かきあげるような何気ない仕草も魅力的に見せてくれます。
ヘアアレンジはもちろん、ただひとつに結ぶだけでも断然おしゃれに垢抜けて見せてくれ、印象もやわらかくなるでしょう。
【4】ブリーチする箇所が少量なので傷みの心配も少ない
安岡さん曰く、ハイライトは少量の毛束をブリーチするので、ダメージは最小限だそう。
「全体ではなく細かく毛束を取るため、実は15%ほどしかブリーチしません。また、ブリーチ部分がのびてきたらその毛束だけをリタッチする方法もあります。ダメージがなくはないですが、そこまで傷まないテクニックなんですよ」(安岡さん)
また、一度のハイライトで半年くらい持つ人もおり、何度もブリーチする必要もないそうです。
「ブリーチハイライトが毛先までのびないかぎり残るので、上からファッションカラーを重ねるだけでOK」(安岡さん)
【グレージュ×ハイライト】細め?太め?オーダーする場合
ハイライトの太さを決めておく
ハイライトは、太いか細いかで印象が大きく変わるとされています。
細めのハイライトがおすすめな人
・あまり派手にしたくない人
・ナチュラルな立体感を演出したい人
・初めてハイライトにチャレンジする人、少し不安がある人
太めのハイライトがおすすめな人
・しっかりと陰影を出したい人
・全体的に明るめのヘアカラーにしたい人
・せっかくならヘアカラーを思い切り楽しみたい人