写真集『〝Unknown〟Emotional-Time』も大好評! 七海ひろきさんが語る、声優への想い
仕事に、家事に、育児に…毎日頑張っている働く女性を癒すご褒美を…! そんな想いからスタートした、WEB Domaniによる人気声優の皆さんへのインタビュー連載『女は耳から恋をする』。通称〝耳恋〟は、昨年から女性誌『Oggi』とのコラボが始まりパワーアップ! 撮り下ろしポートレートやインタビューの内容を、WEB DomaniとOggi本誌の両媒体で展開しています。
さて、現在発売中のOggi3月号と連動してお迎えした今回のゲストは、俳優やアーティストとしても活躍中の七海ひろきさん。先日は女性誌『CanCam』での人気連載をもとにした写真集『〝Unknown〟Emotional-Time』を発売するなど、そのチャレンジは実に多岐にわたります。「変わらないために、変わり続けていく」という想いを胸に、常に新たな道を拓き続けている七海さんですが、その道のひとつが〝声優〟。写真集への想いを語っていただいたvol.1から話題を変えて、今回は「もっともっと成長したい」と熱く語る声優のお仕事についてうかがいました。
「声優はずっと叶えたかった〝もうひとつの夢〟でした」
ご存知の方も多いとは思いますが、2019年3月まで宝塚歌劇団で男役スターとして活躍されていた七海さん。「声優の仕事は、ずっと叶えたいと思っていた〝もうひとつの夢〟でした」と〝ふたつの夢〟を抱きはじめた頃のことを振り返ってくださいました。
「昔からアニメが大好きだったんです。『セーラームーン』も熱心に観ていたのですが、その最終回にとても感動して…。それが「声優ってすごい。こんなお仕事があるんだ」と思い始めたきっかけ。そこで声優の仕事に興味を持って、いろいろな作品を観るようになって…そして出会ったんですよね、『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』に」
と声優への想いの変化について続けます。
▲【WEB Domaniだけの限定カットを公開!】vol.1に引き続き、撮り下ろしポートレートとともにインタビューをお届けします! 今回はメガネカットをお楽しみください♡
「TVアニメで主役の緋村剣心を演じていらっしゃったのが、元月組トップスターの涼風真世さんだったんです。運命というべきなんでしょうか、『るろ剣』のアニメシリーズがはじまったころ、宝塚の世界にも出会い、大きな憧れを抱くようになりました。宝塚をめざすきっかけになったのが、こちらも元月組トップスターである天海祐希さんの舞台。さらに付け加えると、涼風さんは天海さんのひとつ前の月組トップスターさんでした。「宝塚出身の方が、こうして声優のお仕事をされることもあるんだ…!」と『るろ剣』を観て衝撃を受け、〝宝塚〟と〝声優〟のふたつの世界への意識がより強くなったことを憶えています」
ふたつの夢を抱いた昔の自分を思い出しながら、「そのどちらにも『なりたい!』という想いを持っていたんですけど……えっと、実は、正直なことを言うと…」と区切って、こう一言。
「宝塚は受験するのに年齢制限があるので、まずは先に宝塚を目指そうと決めたんです」
そう、実はとても現実的だった子供のころの〝夢の選択〟。そこから見事に夢を叶え、宝塚歌劇団へ入団。宙組から星組へと組替えも経験しながら、多くの作品や役に出会い、16年間にわたって憧れの世界を生きていきます。
「「いつかは…」と、声優への想いもそっと温めて続けていました。するとなんたる偶然か、在団中に声優のお仕事をさせていただく機会に恵まれて。アフレコでは舞台での演技との違いに大きな衝撃を受け、同時にその違いの面白さに心動かされました。「いつかは…」という憧れが、よりリアルな挑戦心へと変化した出来事でしたね」