「水を差す」の意味や語源とは?
「水を差す」は、普段の生活でも時々使われる言葉です。大抵は邪魔をされたというようなネガティブな意味で使われることが多いですが、実はクッション言葉として活用することもできるのです。今回は、「水を差す」の意味や使い方、類語、英語表現などを紹介します。
意味
「水を差す」の意味は以下の通りです。
仲のいい者どうしや、うまく進行している事などに、わきから邪魔をする。(<小学館デジタル大辞泉>より)
順調に進んでいる場に、わざわざ横から入って邪魔をすることを「水を差す」といいます。その場を混乱させるという意味で、マイナスなイメージが含まれる言葉です。「水を差す」の「差す」は、「そそぐ、つぎ足す」という意味で、「注す」という漢字で書くこともあります。
語源
「水を差す」が邪魔をするという意味になった由来は、適温のお湯や料理に水をそそぐことからです。水をそそぐことで、お湯はぬるく、料理は味が薄まり台無しになってしまいます。このことから、良い状態のものを邪魔することを「水を差す」というようになりました。
使い方を例文でチェック!
「水を差す」は、邪魔をされたときの悪口や注意の他に、クッション言葉として使うこともできます。例文をみて使い方を押さえましょう。