「瓜実顔」は美人やイケメンという意味
「瓜実顔」は「うりざねがお」と読みます。古くから美人やイケメンを表す言葉です。「瓜実」とは瓜の種のことで、理想的な顔を瓜の種にたとえています。瓜の種は卵のようなすっきりした形をしており、「瓜実顔」はやや面長で和風な顔立ちということができます。
【瓜実顔】
瓜の種に似て、色白・中高で、やや面長な顔。古くから美人の一典型とされた。
(引用〈小学舘 デジタル大辞泉〉より)
「瓜実顔」と言われたときは褒められたと思ってよいでしょう。ここでは、「瓜実顔」の詳しい内容をご紹介します。
理想的な顔を瓜の種にたとえている
「瓜実顔」は古くから使われている美人を表す言葉です。平安時代に美人を表す言葉として使われており、現代でも美人を表す言葉として使われます。「瓜実顔」は瓜の種の形をした顔を表すもので、女性だけに使う言葉ではありません。
男性に使っても問題はなく、いわゆるイケメンで面長の和風な顔立ちは、「瓜実顔」と表現するのがぴったりといえるでしょう。
褒め言葉として使われる
「瓜実顔」は美人を表すため、褒め言葉として使われます。「瓜実顔」の主な特徴はやや面長で細長い顔で鼻筋が通り、色白な顔を指すとされています。
理想の顔立ちは時代によって変わるもので、平安時代の美人と現代では基準が違うかもしれません。しかし、「瓜実顔」という言葉は古くから美人やイケメンを表現するものとして広く使われてきました。
現代では「瓜実顔」と言われてすぐには意味がわからない方が多いかもしれませんが、基本的に褒められたと思ってよいでしょう。
「瓜実顔」の特徴
人から「瓜実顔」と言われて、どのような顔なのか気になっている方もいるでしょう。「瓜実顔」は基本的に顔の輪郭が瓜の種のように細く面長であるほか、鼻筋や目もと、肌の色合いにも特徴があります。
「瓜実顔」は女性だけでなく男性にも使う表現ですが、男性の場合も基本的に女性と似たような特徴です。ここでは、「瓜実顔」がどのような顔なのか具体的な特徴を見ていきましょう。
女性の場合の特徴
「瓜実顔」の女性は、次のような特徴があります。
輪郭(りんかく)
「瓜実顔」の大きな特徴は、面長で細くすっきりとした輪郭です。江戸時代の美人画などにも描かれているような、和風の美人といってよいでしょう。
目もとや鼻筋
「瓜実顔」はすっきりとした切れ長の目で、大人びた上品な印象を与えます。鼻筋はすっと通っていて、クールな印象を与えます。
肌の色
「瓜実顔」の女性は色白なのも特徴のひとつです。日本画で描かれる女性の多くも色白で、「色の白いは七難隠す(いろのしろいはしちなんかくす)」ということわざもあるように、色白は美人の条件とされています。