『映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争 2021』ついに公開! メインキャストの皆さんによる豪華座談会をお届けします!
本日、待ちに待った『映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争 2021』がついに公開を迎えました! 映画ドラえもんシリーズでも突出した人気を誇る『映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争』(1985年公開)をリメイクした、注目度の高い作品。同作の公開を記念して、ドラえもん役の水田わさびさん、のび太役の大原めぐみさん、しずか役のかかずゆみさん、ジャイアン役の木村 昴さん、スネ夫役の関 智一さんによる豪華すぎる座談会を開催!
▲向かって右から、関さん・大原さん・水田さん・かかずさん・木村さん。本物の家族のようなアットホームさ&さすがのチームワークで、集合写真も息ぴったり!
映画の見どころや、今回の作品にちなんだ妄想話など、みなさんで楽しく語り合っていただきました。では、座談会スタート!
——まずは、今作の見どころを教えてください。
関:子供の夢がいっぱい詰まっているところかな。たとえばスネ夫くんなら「映画をつくりたい」という憧れだったり、みんなで一緒に宇宙を冒険したり…。
かかず:小さくなって冒険するって、やっぱり一度は夢みるよね。誰でも一度はなってみたいと思ったことがあるんじゃないかな。
木村:なんといっても映画のタイトルが〝のび太の宇宙小戦争(リトルスターウォーズ) 2021〟ですから。〝リトル〟の部分が間違いなく見どころなんじゃないかなって思います。
一同:(笑)
木村:ネタバレにならない程度に言いますと、小さくなった彼らが最後に〝変貌〟を遂げて悪に向かっていく…物理的な面だけじゃなくて、ハートや勇気も大きくなって立ち向かうところが素敵ですよね。
かかず:逃げてしまったスネ夫さんを怒らなかったしずかちゃんの強さと優しさを見てほしい。スネ夫さんの気持ちを尊重しながら「あなたがそういう気持ちならそれでいい。でも私は私が出来ることをする」と前へ向かっていく姿がすごくカッコよかったな。
大原:私も同じ! スネ夫さんとしずかちゃんのシーン、いいですよね。怖気付いて逃げてしまったスネ夫さんを見つけるんだけど、そこで自分がやれることをやるしかないと決心して出動していくところがカッコいい。比較対象が明確にあることで、しずかちゃんの強さが際立ちましたよね。
関:しずかちゃんは、駆け引きがうまい! 逃げるスネ夫くんも、何か言われたら反発心が生まれちゃうと思うんだけど、あえて何も言わないでいることで逆に追いかけたくなるという…。
かかず:何か言ったら本当に逃げちゃうかもしれないよね。
関:しずかちゃんは将来いいママになるんだろうなって思う。
木村:ジャイアンならすぐに「お前なにやってんだ!」って怒鳴っちゃいますからね(笑)
水田:じゃあ私はまた違う見どころを言おう(笑)! しずかちゃんもカッコいいけど、ゲストキャラクターのパピくんもまたすごくカッコいいんですよ。強いものに対しても自分を曲げない。人の心を思いやる気持ちが宇宙で一番大切で、その気持ちさえあれば絶対に大丈夫だという想いを貫いて訴え続ける。誰かを思いやる心に地球も宇宙も関係ない、というパピくんの考えは、作品のメッセージとして大事な見どころだと思います。
関:パピくんはいい子だったよね〜。
今作では小さくなったキャラクターたちが冒険を繰り広げますが、同じように自分が小さくなったら何をしたいですか?
木村:しずかちゃんはお風呂に入ってましたけど、僕はいろいろ食べたいですね。ピザの上に乗ってピザを食べてみたり。
かかず:うわ〜! いいな、ピザに溺れてみたい!
関:ピザは熱くて危険だろ(笑)!
かかず・木村:熱さのこと忘れてました(笑)
関:でもさ、ラーメンの中でラーメンを食べたりしてみたいのよ。
木村:ラーメンに浸かりながらラーメンなんて最高ですね! 作品を観ながら「俺だったら何を食べるかな?」って考えてワクワクしてました。
関:もんじゃ焼きを鉄板の上で…とかどう?(笑)
水田:えぇ〜、なんかそれやだな〜!(笑)
木村:パフェぐらいがいいんじゃないですか!?
水田:パフェいいね。パフェにしよう!
関:パフェは底なし沼にどんどん潜ってくみたいにならない?(笑)
大原:大丈夫、きっとコーンフレークの隙間で息吸えますよ(笑)。私も映画みたいに、美味しいものをお腹いっぱい食べたいですね。…あ! あとは、お人形の服を着てみたい。子供の頃からの夢だったので、試してみたいですね。
かかず:どれも楽しそう! 子供のころからの夢でいえば、虫たちと運動会をしてみたい! もし自分が小さくなってアリと競争したら、マッハで置いていかれるんだろうなってよく想像するんです(笑)
関:虫っていうかもう怪獣だよ!? でも〝桃太郎印のきびだんご〟を併用したりして仲良くなれたらいいよね。(※桃太郎印のきびだんご…『桃太郎』に登場するきびだんごを模したドラえもんのひみつ道具。これを食べた動物は、与えた人間になついてしまう)
かかず:人間じゃない小さいものになって、草むらの中を走り回るのが昔からの夢なんですよ。
関:僕は人間が入っていけないような狭いところの作業をかわりにやってあげたいなぁ。瓦礫の中に入っていくとか…なにか人の役に立ちたいです。
水田:私ね、猫を2匹飼っているんですけど、いつもくっついて気持ちよさそうに寝てるんですよ。冬はどんな暖房器具よりもあったかくて、いつも2匹の間に手を突っ込んでるの。自分が小さくなれるなら、あの間に体ごと入り込みたい…!
木村:動物といえば…カンガルーの赤ちゃんがお母さんのポケットに入って移動するみたいに、誰かにくっついていろんなところに行ってみたいですね。
関:胸ポケットに入って移動したり?
木村:そうですそうです。友達の胸ポケットにお邪魔して一緒に過ごしたり、あとはロボットアニメ的な感覚で、関さんの頭にしがみついて…。
関:操縦したいってこと?
木村:ハイ!操縦してみたいです!
(と言いながら、勢い余って足元に置いていたペットボトルを自分の足で蹴飛ばしてしまう木村さん)
関:自分の身体も操縦できてないのに(笑)!
一同:(笑)
5人による座談会前編はここまで。後編は「キャスト目線の映画ドラえもんシリーズあるある」「使ってみたいひみつ道具」をテーマにお届けします。映画と合わせてこちらもお楽しみに!
『映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争 2021』絶賛公開中!
【ストーリー】
夏休みのある日。のび太が拾った小さなロケットの中から、手のひらサイズの宇宙人・パピがあらわれる!彼は、宇宙のかなたにある小さな星・ピリカ星の大統領で、反乱軍から逃れるために地球にやってきたという。最初はパピのあまりの小ささに戸惑うドラえもんたちだったが、ひみつ道具“スモールライト”で自分たちも小さくなって一緒に遊ぶうち、次第に仲良くなっていく。ところが、パピを追って地球にやってきたクジラ型の宇宙戦艦が、パピをとらえるためにドラえもんやのび太たちを攻撃。みんなを巻き込んでしまったことに責任を感じたパピは、ひとり反乱軍に立ち向かおうとするが・・・・・・。
大切な友だちと、その故郷を守るため、ドラえもんたちはピリカ星へと出発する!!
■原作/藤子・F・不二雄
■監督/山口 晋
■脚本/佐藤 大
■キャスト/ドラえもん:水田わさび、のび太:大原めぐみ、しずか:かかず ゆみ、ジャイアン:木村 昴、スネ夫:関 智一、パピ:朴 璐美、ロコロコ:梶 裕貴、ドラコルル:諏訪部順一、ギルモア:香川照之、ピイナ:松岡茉優、地下リーダー:内海 崇(ミルクボーイ)、パイロット:駒場 孝(ミルクボーイ)
■主題歌/Official髭男dism「Universe」
■挿入歌/ビリー・バンバン「ココロありがとう」
©藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2021
撮影/トヨダリョウ 取材/旧井菜月