【目次】
日焼け後の状態は2種類に分かれる
日焼けしたときの肌の状態は、2種類に分けられます。日焼けに対する基礎知識として、それぞれの状態をおさらい!
◆肌が赤くなる「サンバーン」
紫外線にあたって数時間後に現れる、肌が赤くなった状態の日焼けをサンバーンと呼びます。サンバーンの状態になると、肌にほてりを感じることが多いようです。やけどをした後のようなヒリヒリとした痛みを伴い、ひどい状態では水ぶくれの症状が現れることもあります。痛みやほてりの症状は、2~3日で消えることが多いですが、範囲が広い場合や水ぶくれになっている場合は皮膚科を受診しましょう。
◆肌が黒くなる「サンタン」
サンタンは、紫外線にあたってから数日後に現れる日焼けのこと。肌が褐色に変化し、数週間から数ヶ月もの長い期間続きます。肌が褐色になるのは色素沈着が原因です。肌に紫外線があたると紫外線から肌を守るために、肌の奥にある細胞「メラノサイト」が、紫外線を吸収するメラニンをたくさんつくり出します。サンタンは、いわゆる肌の防衛反応。メラニンは黒っぽい色素なので、肌が褐色に変色します。肌が赤く日焼けするサンバーンが現れた後、サンタンになることが多いです。
【日焼け後のケア方法】
日焼けをしたときにいちばんしてはいけないことは、そのまま放置すること。また、自己流で間違ったケアをしてしまうのも、肌トラブルにつながる恐れがあります。
1:冷やして熱を抑える
日焼けをして肌が赤みを帯びている場合やヒリヒリとした痛みを感じる場合、ほてりを感じる場合は、まずは症状のある場所を冷やしましょう。このような状態は、軽いやけどを負っている状態と同じ。気づいた時点で、できるだけ早く熱を抑えましょう。
【日焼けした箇所を冷やす方法】
・冷たい流水を直接当てる
・水で濡らしたタオルを当てる
・氷水や保冷剤を入れた氷のうを当てる
日焼けが広範囲で冷やしにくいときは、冷たいシャワーを浴びると、素早く広い範囲を冷やすことができます。水で濡らしたタオルを当てる場合は、肌に刺激とならないように柔らかいタオルを使用し、肌に優しく当てるようにしましょう。流水を直接当てたり、シャワーを浴びたりする場合も、水の勢いが強いと刺激になってしまいます。弱い水流で優しく当てるように心がけてください。保冷剤や氷を使って、日焼けした部位の熱を抑えるのも有効な手段。このときも、肌に刺激とならないように、タオルでくるみ冷やすとよいでしょう。
2:保湿をして潤いを補う
日焼けした部分を冷やして肌がひんやりする程度までほてりが治まってきたら、しっかりと保湿を。日焼け止めを塗っていた場合は、保湿をする前にきれいに落としてから保湿しましょう。洗い流すときも、敏感になっている肌にダメージを与えないように、石けんをしっかり泡立てて、手で優しく洗い流しましょう。タオルで拭くときも、水分を押さえるようにして肌に刺激を与えないようにすることが大切です。日焼けをした後の肌は水分が蒸発しており、乾燥しやすくなっています。化粧水や乳液、クリームを使い、いつもよりも入念に保湿をしましょう。
とはいえ、日焼け後の肌はとても敏感な状態になっています。普段使っている化粧水が、刺激になる場合があります。特に、アルコールが配合されている化粧水などは、日焼け後の肌には刺激となってしまうことも。その場合は、敏感肌用や子どもでも使える低刺激の化粧水や乳液、クリームなどで保湿するようにしましょう。炎症を抑える成分が入ったものもおすすめです。また、保湿をするときは、肌を刺激しないように、保湿剤を肌の上に点々と数か所に分けて乗せ、手のひらで優しくゆっくりと塗り伸ばしましょう。
3:炎症がひどいときは病院へ
日焼けした部分を冷やしても、ヒリヒリとした痛みが強いときや水ぶくれの症状が出ているときは、皮膚科を受診するようにしましょう。
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参照元/肌育研究所