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LIFESTYLE インタビュー

2023.04.29

『エリザベス・アーデンvs.ヘレナ・ルビンスタイン』明日海りおさん×戸田恵子さんクロストーク【前編】

 

20世紀前半の化粧業界をリードしたふたりの女性、エリザベス・アーデンとヘレナ・ルビンスタインの生きざまを描いた作品が待望の日本初演! 出演される明日海りおさんと戸田恵子さんのおふたりにお話をうかがいました。

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20世紀初頭の化粧業界を牽引したふたりの女性。その魅力とは?

ブロードウェイで高い支持を集めたミュージカル『WAR PAINT』。この話題作が『エリザベス・アーデンvs.ヘレナ・ルビンスタイン -WAR PAINT-』として日本で初演を迎えます。

20世紀前半の化粧業界に革命を起こした、歴史に名を残すふたりの女性。エリザベス・アーデン役には、元宝塚歌劇団花組トップスターとして人気を集め、退団後も舞台や映像の作品で活躍する明日海りお(あすみ・りお)さん。そしてライバルのヘレナ・ルビンスタインは、おちゃめな役からシリアスな役まで変幻自在の演技力で各方面から引っ張りだこの戸田恵子(とだ・けいこ)さんが演じます。

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この作品が初共演、そして顔を合わせるのも初めてというおふたりにお話をうかがいました。今回は、お互いの印象や、エリザベス・アーデンとヘレナ・ルビンスタインの魅力やイメージについて語っていただきます。

この作品が出会いのきっかけになったおふたり。お互いの第一印象はどうだったのでしょうか?

明日海さん(以下敬称略):テレビや舞台での役から私が勝手に想像していた戸田さんと、実際の戸田さんでは印象が意外と違いました。柔らかくて優しくて。こうして一緒に取材を受けたりする時もいろいろな言葉を散りばめながら話されていて、とっても素敵なんです。

戸田さん(以下敬称略):ありがとうございます。私は宝塚歌劇のことをあまりよく知らなかったんです。退団された方とお仕事をすることがあるから、まったく知らないわけではなかったんですけどね。で、朝ドラ(NHK連続テレビ小説)の『おちょやん』を見ていて、「あら、キレイな人が出てる」とすごくインパクトがあり、調べたら明日海りおさんだったの。そこから動画とかネットとかをいろいろ見て、佇まいと貫禄がとっても素敵だなと思っていたんです。

この方と一緒にお仕事ができたら楽しそうだなと思っていたらこのお話をいただいて、巡り合わせにびっくりしました。男役で舞台衣裳を着られていた姿が印象深かったせいか、実際にお会いしたらとっても華奢で。すごく優しくてナイーブなイメージでした。

今回の作品では、エリザベス・アーデンとヘレナ・ルビンスタインという実在する人物を演じます。おふたりが考えるそれぞれの人物像や魅力を教えてください。

戸田:私が演じるヘレナ・ルビンスタインは、私が昔から抱いている勝手なイメージとしてお金にものすごく執着している大金持ち。とにかく金! 金! 金!(笑) それは不遇な時代があってお金にすがるしかなかったからだと思うんですけど、それが原動力のひとつになって彼女を突き動かしていたのかなと感じています。

明日海:エリザベス・アーデンが執着していたのは、仕事かもしれないですね。結婚をしていても仕事を一番に優先して生きがいにしている。プライドをかけて仕事をしている姿はカッコいいなと憧れるところではあります。なんか素直でかわいいんです(笑)。情熱的で本能のままに生きている姿はスカッとします。

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「エリザベス・アーデン」と「ヘレナ・ルビンスタイン」は20世紀前半に生まれ、今でも続いているビューティブランド。おふたりはなにか使われていましたか?

戸田:「ヘレナ・ルビンスタイン」の美容部員をやっている友達がいたので、基礎化粧品がちょっとお安く買えたんですよ。だから10代の頃にはその基礎化粧品を使っていました。

明日海:え! すごいですね!

戸田:割引があったからね。あとはマスカラが超有名ですよね、ロングセラーの。あれは本当にお世話になりました。今はいろいろ、メイクさんにやってもらうから遠のいていますけれど。

明日海:私も「ヘレナ・ルビンスタイン」といえばボリュームマスカラのイメージが強くて、私自身舞台でも使っていました。あと、オール マスカラ リムーバーをおすすめされて愛用していました。

戸田:目元系のアイテムが人気なのね。「エリザベス・アーデン」はボディクリームが話題になった記憶があります。海外に行く友達に「買ってきて」とよくお願いして。

明日海:グリーンティーの香りが人気でしたよね。私はフレグランスの印象が強いです。実は去年、「ヘレナ・ルビンスタイン」のお仕事をやらせていただいたのですが、その時にヘレナさんの伝記をわかりやすくアニメにしたものを拝見したんです。ブランドの歴史やコンセプトがまとめられた冊子もいただいて、今も人気のクリームが、昔からずっと同じ成分で作られているんですって。肌を守る科学的アプローチと、女性の心をくすぐるパッケージっていう着眼点が、今もずっとぶれない軸になっていてすごいなと思います。100年以上前から、女性のひとつの価値観を作ってきた人たちなんですよね。

戸田:本当にそう。化粧業界でも、マックスファクターやレブロンなどが台頭する中で、それぞれのブランドを成長させて業界を牽引してきたふたりは頼もしいなと思いますね。

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後編では、役作りやライバルについてのお話をうかがいます。お楽しみに!

[戸田さん]エトロ<エトロ ジャパン> TEL:03-3406-2655
[明日海さん] ブラウス¥58,300(VINCE/コロネット) TEL:03-5216-6516
イヤリング¥23,100・バングル¥71,500(ブランイリス/ブランイリス トーキョー) TEL:03-6434-0210

撮影/風香 スタイリング/江島モモ(戸田さん分)、大沼こずえ(明日海さん分) ヘア&メイク/相場広美(MARVEE/戸田さん分)、山下景子(明日海さん分) イラスト/春原弥生 構成・文/淡路裕子

歴史に残る2大コスメブランドの戦い
ブロードウェイを経て日本初演ついに開幕
『エリザベス・アーデンvs.ヘレナ・ルビンスタイン -WAR PAINT-』

【Story】
20世紀前半の化粧品業界に革命を起こしたエリザベス・アーデンとヘレナ・ルビンスタイン。二人の創業者は共に貧しい家に生まれるも、独自の発想と行動力でそれぞれのブランドを全米屈指の地位へと押し上げた。アーデンは可愛らしいピンクのパッケージでヒットを連発、ルビンスタインは科学的アプローチを売りにした商品が絶大な支持を得る。順調に売り上げを伸ばす二人だったが、互いをライバル視するあまり、相手の会社を貶めるべく卑劣な罠を仕掛ける。しかし、そのことが却ってお互いを窮地に追い込むこととなる。さらに第二次世界大戦、新興ブランドの台頭、女性の価値観の変容…、抗い難い時代の流れが彼女たちの事業と誇りの前に立ちはだかる…。

【Cast&Staff】
出演:明日海りお 戸田恵子 上原理生 吉野圭吾 朝隈濯朗 後藤晋彦 俵和也 井上珠美 河合篤子 罍陽子 小林由佳 原 広実 彩花まり 美麗 吉井乃歌
脚本:ダグ・ライト
音楽:スコット・フランケル
歌詞:マイケル・コリー
翻訳 / 訳詞 / 演出:G2

【スケジュール】
<東京公演>
2023年5月7日(日)〜17日(水) 日生劇場
<大阪公演>
5月27日(土)〜29日(月) 森ノ宮ピロティホール
<名古屋公演>
6月2日(金)〜4日(日) 御園座
<京都公演>
6月8日(木)〜13日(火) 京都劇場

▶︎公式サイト

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