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LIFESTYLE イベントレポート

2023.10.07

メンバーとファン、お互いの愛が溢れたPENTAGONライブレポート

 

グローバルボーイズグループPENTAGONが8月30日・31日にパシフィコ横浜国立大ホールにて「2023 PENTAGON CONCERT~Summer Vacation ”PADO”~」を開催。日本でも高い人気を誇る彼らの熱狂の公演をDomani独自の熱量高め視点でレポートします。【Kカルチャー好きエディターの偏愛レポート】

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夏を締めくくるのにふさわしい笑顔も涙もあふれたライブ

日本6枚目のミニアルバム『PADO』の発売と共に開催された約1年ぶりとなった単独ライブには、平日にも関わらず多くのUNIVERSE(PENTAGONのファンの愛称)が駆けつけました。今年5月に行われたファンコンサート「PENTAGON 2023 FAN CONCERT ~ UNIVERSE 君への詩 ~」もとても素晴らしかったので、今回のライブも期待に満ちていたのですが、PENTAGONの魅力ここにあり!なライブでした。途中、私的な視点も入りますが、あたたかく読み進めていただけたらと思います。

PENTAGONライブカット

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1曲目は大ヒット曲『Shine』をアップテンポにアレンジしたバージョンと、スタートからフルスロットル。そのまま『Naughty Boy(Japanese ver)』と続き、会場全体が熱を帯びていくのを体感。

ここで挨拶を挟むのですが、ジンホが「31歳、ジンホです」というとメンバーが「若い若い」と言ってみたり、キノが「5プラス5は九九 カン・ヒョング」(キノの本名)と『Naughty Boy』の歌詞をなぞったUNIVERSEと掛け合うおなじみの挨拶をしたかと思えば、ホンソクが同じように「5プラス5は九九 ホンソク」とマネたことに、メンバーが盛り上がってみたり、シンウォンが挨拶をするときに大きな歓声が上がると、客席に向かって一旦静かにするよう促したのちに、歓声をあおってシンウォンですと挨拶したりとメンバーのわちゃわちゃがあふれます。

「昨日来てくれたUNIVERSEはもちろん、今日もこうしてUNIVERSEに会えて嬉しい」と笑顔で話すフイ。

今回のライブのコンセプトは夏休み。「8月末で秋も近づいていますが、夏を楽しんでいきましょう」とユウト。「今年の夏、最高の思い出になったらうれしい」とシンウォンが続けます。

新曲の『PADO (wave to me)』を披露。PADO(韓国語で「波(파도)」)の名の通り、波のように揺れる心を描いた歌詞と終わりゆく夏への切なさも感じる楽曲。ライブとしては初披露となるパフォーマンスに熱い視線が注がれます。そしてミニアルバムに収録された詩 (Shh) (Aug ver.)「Happiness」と夏ムードあふれる楽曲が続き、ボーカルラインもラップラインも全員が〝歌うま〟なPENTAGONならではの表現力で会場を魅了します。

椰子の木の映像を背景に踊るPENTAGONメンバー

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『PADO』のSpecial Clipのロケ地で2組にわかれて行われたトークVCRを挟んでソロ・ユニットコーナーへ。

ヨウォンは「みなさんと僕だけの時間です。コンサートでUNIVERSE伝えたい気持ちが詰まった曲を見つけたので歌います」と『ひまわりの約束』を熱唱。甘く優しい歌声に会場から大きな拍手が沸き起こりました。ジンホ・ホンソクはナ・ユングォンの『ヒジェ(희재)』をカバー。静寂の中響き渡る2人のハーモニーは鳥肌もの。その歌声に涙するファンの姿も。シンウォンはギターを演奏しながらLANYの『you!』をカバー。相手がどれほど大切で愛しい存在なのかを表現した楽曲を「UNIVERSEのための曲です」と選び、その気持ちが伝わってくる表現力で歌い上げます。キノは2022年8月に発売された自身のソロスペシャルシングル『POSE』を披露。しなやかなダンスと歌声で会場を魅了。色気があふれるステージにため息が溢れます。曲が終わり暗転するとステージにはホンソクが。トップスの裾をカットオフし、鍛え上げられたウエストが見える衣装で『POSE』のダンスを披露。これに会場は大盛り上がり! ユウトは僕が初めて作った曲「Dreamer」を熱唱。曲のタイトルになぞらえ、「みなさん、夢を叶えてください。僕達も夢を叶えていきます」と叫び、大きな歓声に包まれました。フイとウソクは韓国の音楽番組で披露した「OASIS」を。2人のエネルギーが会場をわかす迫力あるステージは圧巻!

VCRを挟んで『SHA LA LA』を披露し、MCタイムへ。『SHA LA LA』は(振付が)大変と話すキノ。「練習のときから大変と言っていた」とキノに暴露され慌てて「大変じゃない」と否定するフイや、「ソロのステージをできて楽しかった」というユウト。ホンソクの『POSE』の衣装は、前日の公演が終わり、明日は服をカットして腹筋を見せたらいってなっての衣装だったそう。シンウォンのソロはフイがコーラスに参加していることを話し、「昨日より僕たちうまかった?」とジンホが言い歌い出すと他の曲をを重ねて歌い出すメンバーたちに、ユウトがちゃんとしようと静止するひと幕も(笑)。ヨウォンの『ひまわりの約束』の話になると「ドラえもん〜」とメンバーも盛り上がり、会場にマイクを向けみんなで歌う場面も。ヨウォンは「すごく感動的な歌で、みんなが持っているユニ棒(PENTAGONのペンライト)を見ると(青く広がる光がきれいすぎて)泣いてしまいそうだから目を閉じて歌った」と話していました。

PENTAGONライブ

そしてここからは『Feelin’ Like(JP ver.)』とロックバージョンに編曲した『Like This 』『Call My Name』とアップテンポな曲が続き、ますます盛り上がりをみせ、熱を帯びる会場。メンバーのあおりもあり、より一体となって大きな歓声に包まれます。

銀テープが舞う会場

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「みなさんも楽しんでますか?」という声に、ジンホが「ぼくもー!」と笑顔をのぞかせます(かわいい最年長)。

1番好きな曲の話になると「Nostalgia」を推す声が。コンサートに入れようって言ったじゃない!という声も。ユウトの一番好きな曲を尋ねられると「どれにしようかなー」と言いながら『PADO』が!と答え、曲を作ったキノが笑顔で握手を求める姿も。

そして、「UNIVERSEのおかげでPENTAGONには曲がたくさんあるけれど、ベスト曲を集めた公演をいつかしてみたい」というジンホ。「来てください」「そのときも必ず来てくれますよね?」「約束ですよ」と口々に言うメンバーたちに大きな歓声が上がりました。

「時間がもう……」と言うと「えーっ!」と会場から残念がる声が。(昨日の方が大きかったよと言われ、まさかのやり直し(笑)に)。「でも終わりじゃないことは知ってますよね?」と言い、会場から笑いが溢れます。

写真撮影のタイミングでモニターに「スローガンをあげてください」というサプライズのアナウンスが表示されたのですが、音楽番組でMCを務めるなど進行役を担うことが多いゆえの条件反射だったのか(?)、アナウンスに反応したユウトが「スローガンを上げてください」と読み上げてしまい笑いの渦に。そんな中、8月28日に誕生日を迎えたフイを祝うケーキが登場し誕生日ソングをみんなで歌います。鼻にクリームをつけられたフイが「かわいいでしょ」という様子に会場から割れんばかりの歓声が。そこでキノが「メイクの先生ごめんなさいー」と言うところも、「かわいいでしょ?」と言うフイも(会場中から聞こえる「かわいい〜!」の声。そして、超ドアップで抜かれるフイに悲鳴に近い声が)、「やば〜い」というメンバーもすべてにPENTAGONらしさが詰まっていて幸せな気持ちに満たされます。

フイは「今日はこうやって誕生日をお祝いしてくださって本当にありがとうございます。こんなに幸せな誕生日を、迎えられるだろうかと思うくらい幸せ。(日本語で)愛してるよー」と感謝の気持ちを伝えました。

そしてケーキを囲んで写真撮影へ。「上まで一緒に撮ってください!」とお願いするキノ。「もう一枚いきますー。もうちょっと寄ってください〜」とみんなをまとめるユウトの仕切りにも〝らしさ〟があふれます。最後にみんなでフイに「おめでとう〜」と改めてお祝いすると、「うらやましい〜」と言うジンホに周囲から「かわいい…」の声が漏れ聞こえてきました。

そして、1人ずつコンサートの感想を話す場面へ。

ユウト「横浜ということで……(といいながら感極まった様子。これに会場も大きな反応)。すっごい楽しくて、夏っていろんな思い出があるじゃないですか。

(ここでヨウォンも涙を見せる)

非常に楽しかったです。ありがとね。最後に泣いたのはいつかな。ジブリを見て泣いた気がするな。それくらいぶりです。本当にすごく楽しくてどのメンバーもひとりひとりすごく輝いていていい景色でした。目の前の景色、すごく最高です。ありがとうございます。非常に楽しかったです。2日間ありがとうございました!」

(歓声と涙に包まれる会場)

キノ 「ユウトが話したみたいに、この2日間、本当に僕だけじゃなくて8人で本当に本当に本当に幸せでした。でも!2日間じゃなくてここまで7年間、UNIVERSEがいなかったら、僕たちはここまでこれなかったと思います。UNIVERSEは僕たちの人生になりました。人生の中で1番重要な存在になりました。僕はいつもUNIVERSEのために歌って、UNIVERSEのために踊って、UNIVERSEのために曲を作って……。本音を話したいのに思ってるように話せないから韓国語で話しますね。本当に本当にみなさんには感謝しています。なんでもない僕達8人を輝かせてくれるヘアメイクのみなさん、スタイリストのみなさん、マネージャーのみなさん、CUBEエンターテインメント、公演を作ってくれるスタッフのみなさん、そしてPENTAGONのメンバー、メンバーの家族のみなさんに本当に感謝申し上げます。いつも初心をかえって、一生懸命に取り組むキノそしてPENTAGONであり続けたいと思います」

(涙が止まらないヨウォン)

フイは「雰囲気がちょっと…」と言い、「ボクが準備しました!ユニバースに言いたいことを俳句にしました」と俳句を披露。

フイの一句
おいしそう ぶるぷるうるおう 僕の口(悲鳴に近い歓声)
かわいいね ぷりぷりセクシー 僕のケツ

ユウトが「はしたない言葉が出てきましたが…」とフォローに入りました(笑)

フイ「UNIVERSEのみなさんとこうして一緒にいられて本当に本当に幸せです。メンバーのみんなと一緒にいられて本当に幸せだし、僕は世の中で1番幸せ者だと思います。オンラインでみているUNIVERSE!世界で1番幸せな人に僕たちがしてあげます。本当に心から愛しています。全てのUNIVERSE本当に愛してます。ありがとうございます!

ジノ 「ぼくがボクたちといつも一緒にいて欲しいとお願いしてばかりしていましたが、今日は僕が皆さんと一緒にいると約束します。PENTAGONとUNIVERSEを守るために何でもします!おじさんですが(とはにかむ)。今日は幸せでした!ありがとうございました」

ホンソクの番になると「ウルジマ(泣かないで)」と声をかけるメンバー。

ホンソク 「今日もたくさんの方が来てくれました。本当にありがとうございます。いつも僕たちのところに来てくださって、そして僕たちを応援し、見守ってくださってありがとうございます。(込み上げた様子を見せながら)まだステージは残っていますので楽しみにしていてください」

シンウォンは会場を見回し「シー!」と促します。

シンウォン「昨日と今日も超しあわせでした。日本でいつもいい記憶ばかりあります。2016年12月、僕の誕生日(の前日)で、豊洲PITで僕たちの初めての日本でのショーケース(12月10日に行われたデビューショーケース「PENTAGON FIRST SHOWCASE IN JAPAN」)の記憶もあります。この時から今まで、いつもいい記憶だけが残っています。僕はUNIVERSEに感謝の気持ちをもっています。今、実は僕の足にサポーターが3つくらいしています。そのくらい皆さんに恥ずかしくないくらい最善を尽くしましたので覚えていてください。当分は物理的には来られなくなるかもしれませんが、みなさんには本当に心から感謝しています。元々僕はこういう話はしませんが、でも必ず今日は言いたいと思います。(日本語で)UNIVERSE!いってきます!」

ウソク「短くも長くもなくご挨拶したいと思います。会場にいるUNIVERSEの皆さんも、オンラインでご覧になっているUNIVERSEの皆さんも以前からずっと僕たちを好きでいてくれる方、最近好きになってくださった方もいるかと思います。メンバーを見ながら(ステージの立ち位置順に)ステージにいる、ユウトさん、ヨウォンさん、フイさん、ジノさん、キノさん、ホンソクさん、シンウォンさん、僕たちみんな本当にいつでもステージに向かってきました。いつもユニバースのためにみんな性格は違いますが、ひとつになってステージを思いっきり務めてきました。

みなさんもよくわかってくれていると思いますが、一途であるということはすごい事だなと思います。僕はメンバーも本当にすごいと思っています。そしてこんな僕たちのために、僕たちをずっと好きでいて下さって、愛してくださって逢いに来てくださっているUNIVERSEのみなさんもすごいと思います。こうして一途でいられるのは僕達もそしてみなさんも同じ気持ちでいるからだと思います。この心は変わることなく!これからももっと頑張ります!」

ヨウォンの挨拶を残すだけとなり、メンバーから「ついに!」「ドラえもんさんがんばってね」と応援の声が。

ヨウォン「僕のアイメイクはどこにいっちゃったのかな。すみません、僕は今、頭の中が真っ白になってしまったので韓国語でお話したいと思います。今この会場にいるUNIVERSEのみなさん、そしてオンラインでご覧になっているUNIVERSEのみなさん、本当に本当にありがとうございます。この感謝の気持ちをどう表していいのか分からないくらい感謝しています。僕はUNIVERSEの皆さんに出会って、愛するという感情がどんなものかということを知りました。本当にありがとうございます。これから先、僕はずっとUNIVERSEの皆さんにこの愛情を差し上げ続けたいと思います。恐らく、きっと多くの人が聞きたい言葉だと思いますが、僕たち8人は家族であり、兄弟であり、PENTAGONです。PENTAGONはこれからもずっとPENTAGONでいます。これからもずっと一緒にいて頂きたいと思います。愛してます」

涙に溢れる会場に、「やりたいことがある」と過去のワールドツアーでやっていた円陣を組んで手を合わせて掛け声をかけることを会場みんなでやろうと提案。そしてみんなで準備をすると、突然涙を見せるフイ。これにはメンバーも「どうしたの?」驚きを隠せない様子。気を取り直し、フイのJust Do It!の声に合わせ、会場も「Yo!」声を出しひとつに。そのまま、初のチャート1位を獲得した名曲「Daisy」「Beautiful Goodbye」と続きます。この流れはグッときますね。メンバーから口々に発せられる「愛してるよ〜」の声と共に本編終了。この時点で大半のUNIVERSEは涙でいっぱい(編集部スタッフたちも同様です)。

アンコールに入ると、何と客席後方からメンバーが登場! PENTAGONとUNIVERSEの距離がグッと近くなり、涙で溢れていた会場が笑顔で染まります。こうして「ファンのそばに行きたい」とステージを降りてきてくれるのって本当にたまらなくスペシャルですよね。「pretty pretty」に続き、最新ミニアルバムから「Made In Heaven」を披露。ライブにぴったりなすごく盛り上がる楽曲でジャンプしたり踊ったりと会場のボルテージは上がりまくり。ぜひ今後のライブにも必ず入れていただきたい!と思いながら聴き入っていました。ラストはライブに欠かせない「Spring Snow」。メンバーがサインボールを会場へ投げ込むうれしいプレゼントも。ラストの「PENTAGON サランへ」の部分のUNIVERSEの声の大きさと言ったら…。もう鳥肌もの。メンバーからも「すごい…」と言う声が溢れたほど。これで終演?と思ったところに起こる「PENTAGON」コール。すると「終わったと思ったでしょ?終わりません!」とメンバーが勢いよく登場し、『Shine』を披露。

本当のラストは「Eternal Frame」。コロナ禍の2020年、オンラインコンサートで初披露されたUNIVERSEへのメッセージが込められたスペシャルシングル。歌の間、シンウォンが会場のひとりひとりを慈しむようにじっと見渡す様子が印象的でした。

挨拶するPENTAGONメンバー

舞台上で挨拶をして頭を下げるメンバー

「僕たち絶対にまた会おうよ!絶対絶対約束だよ!」とキノ。「楽しかったコンサートを目に焼きつけます」とユウト。端から端までUNIVERSEへの感謝を伝えるメンバー。最後にメンバーのセルカを撮影し、「本当に本当にありがとうございました。また戻ってきます!」というフイのメッセージを最後に約2時間半の公演は幕を閉じました。

全力でわちゃわちゃするところも、涙するメンバーをみんなで支える姿も、「UNIVERSEのため」「UNIVERSEに会えてうれしい」「UNIVERSE愛してる」「また会おう」と彼らから発せられるUNIVERSEへの愛が存分に伝わる姿も、すべてがPENTAGONらしく、そしてアーティストとファンが思い合う姿がぎゅっと詰まっていて、多幸感に包まれました。

アーカイブ配信が行われていたので、この夏の特別な思い出をもう一度楽しんだ人も多いのではないでしょうか。過ぎゆく夏を楽しく、幸せな気持ちで満たしてくれた楽曲が収録されたミニアルバム「PADO」、必聴です!

▶︎PENTAGON JAPAN OFFICIAL
▶︎UNIVERSE JAPAN

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