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2018.07.29

人気漫画家・瀧波ユカリ&森下えみこが30代と40代の生き方を赤裸々トーク

アラフォー、とひと口にくくられても違うし、と30代も40代もお互い思ってる…。〝人生の踊り場〟ともいうべき迷えるお年ごろについて、ふたりの人気漫画家が語りたおします。『30と40のあいだ』瀧波ユカリさん×『40歳になったことだし』森下えみこさんの赤裸々トーク、ご覧ください。

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瀧波ユカリさんと森下えみこさんが語る30代と40代の違いって?

30代と40代は女性として迷えるお年ごろ。それぞれの世代の目線で30代代表・瀧波ユカリさんと40代代表・森下えみこさんが語る対談の第2弾をお届けします。

関連記事:人気漫画家・瀧波ユカリ&森下えみこが考える30代、40代の生き方

自虐ネタと鼻の穴は30代前半まで!

森下 私は独身ネタをずっと描いていますが、40代になって描き方を変えました。昔は独身の自分をギャグっぽく描いてたんですが、40代の自虐は笑えないなと気づいて…。
瀧波 自画像の雰囲気も変わりましたよね。鼻の穴、描かなくなりましたよね(笑)?
森下 そうそう!
瀧波 私も自画像に鼻の穴を描いていたんですが、ちょっとアホっぽく見える気がして、最近描かなくなりました。鼻の穴で笑ってもらうという要素がいらなくなったんです。
森下 「あ、これはもう今の私にはいらないんだ」っていうのが鼻の穴。
瀧波 だから読者の方も「鼻の穴的なもの」を見つけるといいと思う! 小さなことでいいんですよね。なんか最近、これまでの服や髪型が似合わなくなってきたな、とか。
森下 小さな違和感を見逃さない

人生が変わったなら、手相も変わるはず

瀧波 私たちは、漫画やエッセイを描くことで自分自身を俯瞰して見ている部分がありますが、ところどころ、そうやって客観視するタイミングをつくることが大切ですよね。占いに行くとかでもいいし。
森下 引っ越してすぐ、「上京で人生変わったとしたら、手相も変わったのでは?!」と、以前占ってもらった方のところへ行ったんです。でも何も変わってなかった(笑)。答え合わせがしたかっただけで、ほかに占ってほしいことがないことに気づいて、時間が余ってしまった。
瀧波 私は最近、占いで「40歳くらいで変化が起きる」と言われて、怖くなって深く聞けずじまい。
森下 何も変わらないですよ、きっと。ただ体力は落ちます、確実に。
瀧波 あああ。今だって1年刻みで体力が落ちてます。若いころは無理しても1日寝れば回復したのに。
森下 40代になると、自分が今、体調がいいのかどうかもわからなくなります(笑)。どっかしら常に疲れていて、常にだるい。でも今は、そんな自分を受け入れました。不調がデフォルトだから仕方ない、頭が痛くない日は逆にラッキーだと。あとはもう睡眠です。とにかく寝る。
瀧波 確かに寝不足のときに限って、SNSを見て私以外はみんなうまくいってる! と凹んだりします。寝れば忘れるし、スクワット20回でどーでもよくなるのに(笑)。

「疲れないほうを選ぶ」が40代の新基準

森下 疲れているとロクなことはないですよね。私は疲れるのが絶対イヤなので、40代は「面倒くさくないほう」「疲れないほう」が選択の基準。体のメンテナンスも美容も洋服選びも、仕事も人づきあいも、疲れるなと思ったらやらない。無理するとほんとダメです。
瀧波 40代になるとその境地に…。
森下 いや、今は吹っ切れていますが、38歳のころは、みんな結婚して子育てしてたいへんなのに、私は独身だからそのぶん苦労しなければ…と本気で思っていました。でも、40代になると、できることとできないことがはっきりしてきて、これさえあればなんとかなるってものがわかってきた気がします。
瀧波 30代後半は特に、世間から飛んできますよね、アドバイスという名の矢が。結婚は、出産は、仕事は? って。そのせいで、もともと自分の中になかった選択肢が増えてしまう上、本当にそれを望んでいるのかわからなくなって悩んでしまう。だから、悩む時期に入る前に、「自分はこういう状態になったとき、こうすれば復活する」という何かを見つけておくといいですよね。
森下 それと、「ここまではがまんできるけど、これ以上はダメ」という自分の境目を知っておくこと。
瀧波 ダメだと思ったときのリカバリー法は、5段階くらいで考えていたほうがいい気がします。まずは寝るとか軽い運動などのセルフケア。それでもダメなら友達や彼に相談。その次は病院やカウンセリング。それでもダメなら、プライドをかなぐり捨てて、親でもなんでも「私もうダメなの、助けて」と言うこと。
森下 同感です。30代はそれを言ったらおしまいだと思ってましたが、40代は「もう描けない、ダメだ…」とすぐ弱音をはけるように(笑)。でもそれは、ほんとにダメなときだけ。できるときはちゃんとやる!
瀧波 その判断こそが、生きるか死ぬか、ですよね。
森下 本当にダメなときは行政に頼ることも大事だと思います。

備えあえば憂いなし。不安ならアクションを

瀧波 図太さは必要ですね。みんなそこまでがんばらなくていいと思う。
森下 健康なうちに何かしら備えておくといいですよ。私は地震が怖いので、避難グッズをそろえてときどき自分で避難訓練します。前もってやっておくだけで、漠然とした不安が消えて安心できるから。
瀧波 確かに、何もしない人ほど不安に思っているのかも。健康面が不安なら、元気な黒柳徹子さんのマネをして、毎日スクワットをするとか。今すぐ、アクションを起こすべし!
森下 老後のためにも、足腰鍛えておくのは大事ですよね!
瀧波 あとは、そんなに自分を追い込まなくてもいいのかな。完璧な自分を目ざすのもいいけど、もうちょっとビジョンをあいまいにすればいいのかなって、何度も同じ悩みを繰り返すうちに気づきました。
森下 私、方向オンチでよく道に迷うんですけど、大抵、歩いていれば目的地に着くんです。何度も道に迷った経験があるから、たどり着く方法もわかってきました。だから大丈夫。40代は案外、楽しいですよ。

瀧波ユカリさんが実感! 「ヌルッ」と乗り越える40代の迎え方

森下えみこさんが体感! 30代と40代ではここが違う

コラム:30代読者と40代読者、それぞれの思い

《30代Domani読者に聞きました》40代へのリアルな不安

●管理職になっても仕事は楽しめますか(34歳)
●40代の上司は責任感と家庭と仕事の両立でたいへんそう(32歳)
●40代になると、今の仕事が天職だと言えるようになりますか(36歳)
●40代になっても独身の場合、出会いがあるのか不安(34歳)
●どれくらい貯金があれば安心? 今から投資すべき?(36歳)
●美容&健康面で今からやっておくべきことはなんですか?(33歳)
●新たな挑戦をしていますか。ワクワクすることはありますか(38歳)

圧倒的に多かったのは、仕事を続けることへの不安とお金の不安。そのために「今しておくべきことや逆に後悔していること」を40代に聞きたい、という声が多数。

《40代Domani読者に聞きました》40代になって変わったこと

●体力気力温存のために即断即決。悩まなくなった(43歳)
●他人は他人、自分は自分と割り切れるようになったかな(42歳)
●無理をしなくなった、というよりできない。倒れる前に休む!(47歳)
●恋愛も結婚も、ときめきより穏やかさ(47歳)
●とにかく風邪が治らない(43歳)
●自分の好みがわかってきたから、買い物の失敗がなくなった(47歳)
●40代は貯金より投資、物欲より旅行(45歳)
●肩の力が抜けて丸くなったと言われる(42歳)

全体的に、どこか吹っ切れた印象のコメントが多数。一方で、肌や髪、体に関しての衰えをうったえる切実な声や、健康第一というアドバイスが多かったのが印象的。

Domani2018年7月号『30代→40代、私たちはどう生きるか』より
本誌掲載時スタッフ:イラスト/瀧波ユカリ、森下えみこ 構成/田中美保

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