Domani

働く40代は、明日も楽しい!

 

LIFESTYLE 雑学

2023.12.13

総括(そうかつ)とは?語句の意味・使い方・類語をまとめて学ぼう!

統括

「統括(とうかつ)」は、別々の要素をまとめて統一的に管理する行為を指す言葉です。「統括」には「支配し、管轄し、まとめる」といったニュアンスがあります。一方で「総括」は、中立的な視点から物事を整理し、まとめる作業です。

つまり「統括」は、ある程度の権限を持ちながら物事を調整・統合する際に用いられ、「総括」は中立的に物事をまとめることを指します。

要覧

「要覧」は「ようらん」と読まれる熟語です。この言葉は、漢字からも明らかですが、「要」の文字はまとめる、重要な部分などの意味を持ちます。「覧」という文字もまた、全体をまとめたり見たりするという意味を持つ漢字です。したがって「要覧」とは、統計図やその他の資料を使用して要点をまとめたり、文章を見やすくしたりするという意味をもちます。

他の言葉との違い

総括のように、何かの情報をまとめるといった意味を持つ言葉は、他にもいくつか存在します。しかし似た意味を持つ言葉の中には、総括とは全く異なる意味を持つ熟語もあります。本章では「総括」と使い分けるべき熟語として「考察」と「感想」の2つをピックアップ。「総括」とはどのような点で異なるのか、本章を通してチェックしてください。

データと鉛筆を持った女性 イラスト(C)Adobe Stock

「考察」との違い

「考察(こうさつ)」は何かを明らかにするために、入念に調査する行為を指すのに対し、「総括」は結論をまとめる行為を表します。レポートや論文などでは「考察」と「総括」が混同されることがあります。「考察」はなぜその結論に至ったのか、その過程を説明する部分であり、一方の「総括」は結論そのものを記述する部分です。

「感想」との違い

総括と感想も、似ているようで実は異なる意味をもつ熟語です。感想とは、何かに接して心に湧いた感情や思考、または個人的な印象のことを指します。一方で、総括は情報や事柄を包括的に整理し、全体的な視点からまとめる行為を表す言葉です。まとめる内容そのものが異なるため、両者の意味はまったく違うといえるでしょう。

「総括」という言葉を正確に使おう!

全体をまとめるといった意味をもつ「総括」について解説しました。何らかの成果やそこに至るまでの流れを、簡潔にまとめたものを「総括」と表現します。「包括」「統括」「要覧」といった類語も、総括と同様の意味を持ちます。

しかし「考察」や「感想」のように、混合されがちであるものの、意味の異なる熟語もあるため、注意してください。

メイン・アイキャッチ画像:(C)Adobe Stock

1 2

▼あわせて読みたい

Read Moreおすすめの関連記事

スマートフォンプレビュー

【登録無料】
Domaniメルマガ会員募集中

管理職世代の通勤コーデ、明日は何を着る?子供の受験や習い事、
どうする?人気モデル、ハイセンスなDomani読者モデル、教育のプロたちから
発信されるタイムリーなテーマをピックアップしてお届けします。
プレゼント企画やイベント参加のスペシャルなお知らせも!