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LIFESTYLE レジャー

2024.01.19

親子3世代で楽しめる新生「日本科学未来館」に行ってみた

 

東京・青海の「日本科学未来館」が新展示を発表!世代を超えて楽しめる、そして学べると聞いて、さっそく遊びに行ってきました。

Text:
湯口かおり

日本科学未来館の新展示、テーマは「ロボット」「地球環境」そして「老い」

東京・青海にある「日本科学未来館」。プラネタリムを観に、訪れたことがある人も多いかと思いますが、先日、常設展示が新しく完成されたとのことで、遊びに行ってきました!世代を問わず、誰もが気になるテーマを、楽しく、かつおしゃれに(!)学ぶことができる、新感覚の展示です。

今回誕生したのは「ロボット」「地球環境」そして「老い」、3つのテーマで合わせて4つの展示。どれも今の時代を表す内容で、Domani世代には気になるものばかり!最先端の科学が、私たちの未来を、どうサポートしてくれるのでしょう。見どころを紹介します。

  1. 愛らしい「ケパラン」とお友達になれるかも!?
  2. 没入感たっぷりの映像で、地球の気候変動を体感
  3. 「老い」をポジティブに考えてみよう

1|愛らしい「ケパラン」とお友達になれるかも!?

ロボットをテーマにした新展示は「ハロー! ロボット」「ナナイロクエスト ─ ロボットと生きる未来のものがたり」のふたつ。

近い将来に人間が、ロボットとどう暮らしていくかを、実際に体験することができます。特に目を引いたのは、本展示のために開発された日本科学未来館のオリジナルパートナーロボット「ケパラン」!

▲これが「ケパラン」!かわいい声でおしゃべりもできます。

私たちもよく知る「aibo」や「LOVOT」といったコミュニケーションロボットのひとつで、来館者の意見を踏まえて、感情表現やさらなる動作などが随時搭載されていく予定です。ふわふわの毛並みをもつ、愛らしい佇まいにときめきますが、専用のウチワを見せると、表情がくるくると変わり、さらにハートが掴まれて!

例えば、「ウインクして」と書かれたウチワを見せると、ウインクのポーズで反応してくれます。その場に「Hello こんにちは」や「ケパランポーズ!」などのウチワも用意してあるので、どんな反応をするか試してみるのも面白いでしょう。


▲「ケパラン」は多彩なインタラクションで楽しませてくれます。(写真/編集部)


▲愛嬌たっぷりのウインクに思わずキュン♡(写真/編集部)

公開時は生まれたばかりの設定でしたが、これからいろんな風に変化していく予定だそう。次は成長した姿に会えるはず。子どもと一緒に何度も訪れたら、そのたびにお互いの成長が感じられるかもしれません。


▲「aibo」(写真左)や「LOVOT」(写真右)にも会うことができます。(写真/編集部)

2|没入感たっぷりの映像で、地球の気候変動を体感

▲「プラネタリー・クライシス」は、会場全体もサステナブルを意識。

地球環境がテーマの「プラネタリー・クライシス ─ これからもこの地球でくらすために」では、現在すでに気候変動の危機にさらされているフィジー共和国の実情を、大型映像シアターで観ることができます。

自分の足元まで迫ってくる波や、体を包み込むような強風を、リアリティ満載に体感。この夏のあまりの猛暑に、地球の危機を実感した人も多いと思いますが、このエリアはさまざまな展示を通して、その原因を知ることができるのです。身近な内容だけに恐ろしさを感じつつ、何かできることはないかと、深く考えさせられる展示です。

▲美しいフィジー島の景色に包まれながら、住民の話を聞いていきます。


▲ 進行する気候変動の様子が分かりやすく説明されているコーナー(左)、温室効果ガスの排出が多くなると海の水位は年々上がっていきます(右)。(写真/編集部)

3|「老い」をポジティブに考えてみよう

まるで公園の遊具のようなカラフルさ!超高齢社会に向かう日本から、老いと前向きにつきあっていく姿勢を発信したい。「老いパーク」には、そんなメッセージが込められているそうです。誰にでも訪れる身体の変化と、それを助ける技術が、公園をイメージした空間で展開されています。

▲「老」の字がポップに!

老眼や耳が遠くなるなどの現象を、疑似体験することも!これ、かなり衝撃的でしたが、同時に納得もできるというか。高齢者が、何をどういうふうに困っているのかを、自分の身で知ることができるから、日常生活においても、高齢者に対する意識が変わるかもしれません。本当に、全若者(だけじゃないけど)にやってみてもらいたいくらい。

▲人生100年時代、「老い」を受け入れ、どう付き合っていくかを考えていきます。

ほかにも子ども型見守り介護ロボットの展示や、「老い」に関する研究や取り組みをインタビュー動画で展示するなど、テーマはシリアスだけど、どれもとても工夫され、楽しくつくられています。
▲目や耳の仕組みについても詳しく説明されています。(写真/編集部)


▲体験型展示も充実!(写真/編集部)

▲日常生活のなかでの「覚えにくさ」を体験できる「おつかいマスターズ」(写真/編集部)

なかなか向き合いづらいテーマですが、今の時代だからこそ、目を背けられないこと。この展示が、よりよい社会になるきっかけとなってくれたら……と、切に願います。

未来を「自分ごと」として捉えるいい機会に

「日本科学未来館」が2030年に向けて掲げたビジョンは、「あなたとともに『未来』をつくるプラットフォーム」。展示体験を通して、未来の社会課題を「自分ごと」として考える第一歩になることを目指しているそうです。地球温暖化、超高齢社会といった、社会のさまざまな問題に、科学はどんな役割が果たせるのか。そして私たちひとりひとりに何ができるのかを、それぞれの展示で、自然と考えさせられます。

ただ何度もいうように、どの展示も楽しく、おしゃれ!テーマは深刻でも、プレゼンテーションが洗練されているので、ついつい見入ってしまいますし、大人も子どもも、十分満足できる内容なんです。だからこそ、家族や友人、大切な人と訪れてみてほしい。未来について語り合ってみるのも、素敵な時間の過ごし方ではないでしょうか。

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