「キャプチャ」って何のこと?
パソコンやスマホを使用するなら、「キャプチャ」の意味や方法を知っておいた方が便利でしょう。標準的な機能を使うので、言葉の意味を知らなくても、実は仕事やプライベートで自然とキャプチャしている人もいるかもしれません。
キャプチャの意味や使用する場面、スクリーンショットとの違いを紹介します。
パソコンやスマホの情報を保存すること
キャプチャとは、パソコンやスマホに表示される画像・動画・文書などのデータを保存することです。主に、画像を保存するときに使われる言葉です。
たとえば「会議用の資料をキャプチャしておこう」のように使われます。誰かと情報を共有するときに、対象をキャプチャしておくと便利です。
英語では「capture」と表記し、データなどを取り込む・捕らえるという意味を持ちます。名詞として使われる場合は、捕獲・逮捕などの意味を持ちます。
「スクリーンショット」と違いはある?
「スクリーンショット」は、キャプチャと同様の意味合いを持ちます。
スクリーンショットとは、パソコンやスマホに表示された画面を、画像ファイルとして保存したもの。「スクショ」と略して呼ぶことも多く、画面内の情報を画像データで残したいときなどに使用するのが基本です。
画面上に写された内容を画像として取り込むスクリーンショットに対し、キャプチャは画像・動画・文書・データと広範囲を対象とします。
「キャプチャ」の主な種類
ただパソコンやスマホの画面を「キャプチャする」といっても、何をキャプチャするかによって呼び方が異なります。「画像キャプチャ」「動画キャプチャ」など、種類ごとの特徴を紹介します。
画像キャプチャ
画像キャプチャとは、パソコン・スマホに表示されている画面を保存することです。「スクリーンキャプチャ」ともいい、画面内にある情報を画像ファイルとして保存します。
画像共有したいときや、契約・購入内容を後から見直したいときなどにも役立ちます。メールやチャットの内容を、確実に保存しておきたいときにも便利です。
動画キャプチャ
動画キャプチャとは、映像や音声をデジタルデータとして、パソコンやスマホなどに保存することです。「ビデオキャプチャ」「映像キャプチャ」などとも呼ばれます。
主にスマホの操作説明やゲーム実況などで使用されることが多いでしょう。口頭での説明では分かりにくい手順を解説する場面で、よく使用されています。
説明用の画像や文書を作成しなくてよいので、説明する側にとっても手軽な方法です。アプリの特徴やメリットを伝えるレビューなどにも用いられています。
モーションキャプチャ
「モーションキャプチャ」とは、特殊な機材を使って人体の動きを記録し、3次元グラフィックスの動きとして再現する技術のことです。
「モーションアクター」と呼ばれる役者に装置を付けた状態で演じてもらい、キャラクターの動きに反映させるといった方法が該当します。実際の動きを反映させられるので、リアルな動きを付けられることが特徴です。
ゲーム・アニメーション・スポーツ選手の動作解析・ロボットの制御など、さまざまなシーンで活用されています。