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FASHION おしゃれプロ

2018.09.08

人気エディター三尋木奈保さん直伝!シンプルを格上げする6つの着こなしルール

働く女性の憧れ、超人気エディターの三尋木奈保さんに教わるシンプルを素敵にする着こなし、今すぐマネできること、したいことがいっぱいです!

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シンプルを素敵にする、三尋木奈保さんのMyルール6

《Mihirogi’s rule 01》服のボリューム感を駆使する!

「重ね着できない分、夏は特に、服にボリュームを出すようにしています。フラットになりがちな夏のシンプルスタイルに奥行きと華やかさが生まれ、結果、体型カバーにも。代わりに色味は落ち着いたトーンでまとめて、安心感のある仕上がりを目ざします」

上下にボリューム

「ハリのある素材&たっぷりとしたシルエットのブラウスに、ワイドパンツ。あえて上にも下にもボリュームをもたせた着こなしが、今の気分です。そでをラフにまくって手首を見せたり、トップスをインしてウエストを強調したり、パイソン柄のウエッジサンダルで引き締めたり…。すっきり見える工夫も抜かりなく」ブラウス/DES PRÉS パンツ/オーラリー 時計/カルティエ ブレスレット/ティファニー バッグ/セリーヌ 靴/ペリーコ サニー

下にボリューム

「ベーシックなツインニットを、タック入りのフレアスカートでドラマティックに。スカートはとろみのある化繊素材。白でも子供っぽくならず、夏のシンプルを女っぽくシフトしたいときに重宝しています。さらに、後ろの丈が長いフィッシュテールデザインで、着こなしに動きと立体感が出るのも魅力なんです」カーディガン・ニット/ANAYI スカート/martinique ブレスレット/キャッツ バッグ/ボッテガ・ヴェネタ 靴/ペリーコ

《Mihirogi’s rule 02》コントラスト配色で切れ味よく!

「淡いグレーやベージュ。ニュアンスカラーでまとめたコーディネートって大好きなのですが、薄着になる夏だと、どうしてもぼんやり見えてしまう可能性大。そこで、コントラストの利いた配色で、抑揚のある着こなしを心がけています」


「ひとつのコーディネートのなかで、使えるアイテムが限られている夏。効率よくシャープに見せたいので、自然とモノトーンが増える傾向に。ノースリーブやサンダルで適度に肌を見せて、清涼感を出すのもポイントです。この墨黒のノースリーブは、フリンジのあしらいが着こなしのいいアクセントに」ブラウス/フレームワーク パンツ/フォルテ フォルテ ブレスレット/キャッツ リング/ヴェイド バッグ/フェンディ 靴/マウロ・デ・バーリ

《Mihirogi’s rule 03》黒小物で夏服のまったり感を払拭!

「涼しい、ラクちんというのも、夏の着こなしにおいて外せない要素。ただ気をつけないと、全体的にゆるくて、ほっこりとした印象に…。そんなときは、〝黒〟の都会的でシャープな力を拝借。小物なら取り入れやすく、重くならないのでおすすめです」


「黒スエードの品のよさとリッチ感に目がないらしく、今さらながらこのタイプのサンダルがやけに多いことに気づきました(笑)」靴[上]/セリーヌ [下]/マウロ・デ・バーリ 「トレンドのラフィア素材のサークルバッグも、黒ならスタイリッシュ。〝フェンディ〟の『ピーカブー』は、深い黒の色味とつややかなレザーに惚れ込んで。夏のシンプルを圧倒的に格上げしてくれます」バッグ[上]/メゾン・エヌ・アッシュ・パリ [下]/フェンディ

《Mihirogi’s rule 04》〝ひとくせ〟アイテムで盛り上げる!

「〝着こなしを盛り上げる〟といっても、私の場合、トレンド感を前面に出したり、わかりやすくキャッチーにするのは苦手。あくまで〝さりげなく〟デザインが効いたものを活用します。ボトムや靴など顔から離れた場所に置くと、なじみよくまとまります」

テラコッタ色がポイント

「オレンジとブラウンの中間のようなテラコッタ色は、意外と色合わせの幅が広く、アクセントカラーとして頼りにしています。さらにこんなラップデザインなら、自然と着こなしに躍動感も。これ一枚でマンネリしがちな夏のシンプルが、〝さりげなく華やか〟に更新されるんです」スカート/インコテックス ブラウス/スピック&スパン ピアス/ティファニー ブレスレット/キャッツ リング/ヴェイド バッグ/ペリーコ 靴/セルジオ ロッシ

パイソン柄がポイント

「パイソン柄と太めのアンクルストラップ、かかとを覆うデザインが、ちょっとモードな表情のサンダル。黒いフリンジのトリミングも効いていて、プレーンなワンピースを小粋に引き締めてくれます。ホールド力があってぺたんこ、と歩きやすさも抜群」靴/Anna F. ワンピース/バーニーズ ニューヨーク ピアス/ティファニー ブレスレット[右手]/ヴェイド [左手]/キャッツ リング/マルコム ベッツ バッグ/メゾン・エヌ・アッシュ・パリ

《Mihirogi’s rule 05》ワザありノースリーブですっきりと!

「なで肩のせいか、今どきの程ゆるTシャツを着ると、なんだかだらしない印象に…(涙)。いろいろ試した結果、二の腕にかかる程度、半そでとノースリーブの間ぐらいのカッティングなら、すっきり見えることが判明。夏のワードローブに仲間入りしました」

二の腕がちょっと隠れるのが大人向き

「二の腕のいちばん太い部分をカバーするカッティング、縦ラインを強調するリブ編み、付かず離れずの絶妙なシルエット…。どうしたって丸みを帯びてくる40代のボディラインを、すっきり見せてくれるノースリーブニット。ヘルシーな夏のシンプルに、ひと役買ってくれます」ニット/DES PRÉS スカート/サクラ ピアス・バングル・ブレスレット/ティファニー リング[左手]/マルコム ベッツ [右手]/フリュイ ジョリ バッグ/マルコ マージ

《Mihirogi’s rule 06》ブレスレットで手首にアクセントをつくる!

「ノースリーブや半そでのトップスで、腕が露わになる時期。アクセントがないと間延びした印象になってしまうので、存在感のあるブレスレットやバングルがマストアイテムに。ちょっと大胆? というぐらいボリューミーなものが、夏のシンプルには有効です」


「いちばん上のプレートタイプ以外はホーン(水牛の角)素材なので、表情豊かで軽量。肌なじみのいい色で、こなれた雰囲気でつけられます」ブレスレット[メタル・ホーン]/キャッツ 「シルバーの『ボーンカフ』は、もう18年も愛用。同じく〝ティファニー〟のゴールドブレスレットと合わせて使うのが定番です。地金ジュエリーならではのツヤ感が、夏の装いのリッチなアクセントに」バングル[シルバー]・ブレスレット[ゴールド]/ティファニー

三尋木さんってこんな人!

『Oggi』をはじめ、ファッション誌で活躍する敏腕エディター。シンプルで清潔感のある着こなしにファンも多く、2冊のスタイルブックは大好評。また、本誌2月号で披露してくれた私服スタイルは、好きなコーディネート第2位に! Domani世代ということもあり、私服スタイルは参考になるものばかり。


Domani出演時の私服は、好きなコーディネートの第2位に!

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『My Basic Note「ふつうの服でおしゃれな感じ」のつくり方』

¥1,400 小学館

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『My Basic Note Ⅱ〝きちんと見える〟大人の服の選び方』

¥1,500 小学館

Domani2018年8月号『三尋木奈保さん! 夏のシンプルを素敵にする方法教えてください』より
本誌撮影時スタッフ:撮影/嶋野 旭(人物)、佐藤 彩(静物) スタイリング協力/田澤美香 ヘア&メーク/神戸春美 構成/今村紗代子

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