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LIFESTYLE キッチングッズ

2019.02.15

和食器を作る楽しさと、使う愉しさの両方を叶えてくれる表参道のギャラリー【和を愉しむ】

セレクトショップやカフェが集まる骨董通りに店を構える、おしゃれな器のコンセプトショップ。買うだけではなく、実は自分で作れるのも、このギャラリーの魅力なんです……!

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構成・文/渡邊和泉
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買うもよし、作るもよし! 陶器の良さを堪能できる
和の器のコンセプトショップ「at Kiln AOYAMA」

骨董通り沿いにある器のお店と陶芸教室を併設したショップ。それが、今回紹介する「at Kiln AOYAMA」。美濃焼の生産地、岐阜県の多治見市にある食器の卸会社が、多くの人にもっと陶器の良さを知ってもらいたいの思いから2014年にオープンさせたコンセプトショップだ。おしゃれなインテリアショップのような外観の扉を開けて店内に入ると、一階は陶芸家、クラフト作家の作品が置かれているギャラリースペース、二階が陶芸教室用の工房になっている。

「ショップで揃えているのは、日常的に道具のように使える器、毎日食卓に上る器です。使い勝手がいいから、結局これになっちゃうのよね、と言われるような器たち。手頃なプライスで、家族全員分を一度に揃えられるようなものが多いです」と話してくれたのは、ショップスタッフの西川舞さん。

天井が高く、気持ちのいい店内には、手になじみ、シンプルで美しく、食事を引き立ててくれそうな食器が並ぶ。

 
▲ほっこりとしたかたちと温かみのある色合いが特徴のクラフト石川さんの器。「カフェをオープンするからとまとめて購入される方もいらっしゃいます。家でカフェ飯を楽しみたい人にお勧めです」奥に見えるご飯鍋は定番人気の商品。食卓に持って行って、そのまま給仕できるおしゃれさも魅力。手前の小鉢・1,080円〜、ご飯鍋14,580円

「at Kiln」に並んでいるのは、柄や色合いなど独特なものも多く、自分らしさ溢れる食卓が演出できそうな予感。西川さんが「普通すぎるものより、ちょっと変わったものが好きなんです。お客様に説明しないと売れないものの方が楽しいかなと思って」と話しながら、器を紹介してくれました。

          
▲信楽の文五郎窯で作陶している奥田章さんは、国内にとどまらず海外でも人気の高い作家の一人。一つ一つ丁寧に手作業で施されたラインは、料理が映える絶妙なバランス。シンプルでモダンなデザインに心惹かれる。手前のプレート・各3,240円、奥の小鉢・各3,780円


▲“モカウェア”というイギリスで生まれた古い技法を応用した器を制作している片瀬有美子さん。素地に化粧土をかけた上からモカティという薬に顔料を混ぜた液体を垂らすことで、表面に模様が滲んで広がるそう。一点一点異なる模様が浮かび上がるので、一つも同じものがない。海の中の珊瑚のようにも、森の中のようにも見えて神秘的。手前のカップ・各4,860円、下のプレート5,400円、奥のカップ・各3,240円

こちらは廣田哲哉さんの作品。全て架空の動物をモチーフにしたデザインになっていて、小さな子供がいるお客様に好評で、ギフトにも人気だそう。

          
▲コウモリなのか熊なのか、、、見方によっていろんな動物が混じっているようなユニークな醤油差し(各4104円)。「狸のようにも、角度によっては犬っぽくも見えますよね」(西川さん)手前の小皿は、薬味を入れる他、アクセサリートレイとして使っても。白い小皿1,080円、下の黄色いプレート3,456円

2階に上がると、そこは陶芸教室のスペースに。毎日開いている会員コースや週末に開催される体験教室、さらに不定期で季節に応じたさまざまなイベントが開催されていて、自分で器を作ることができる。

          
▲二階の陶芸STUDIOの様子。手軽に自分だけのオリジナルの器を作ることができる。

          
▲板状の土を石膏の型に押し当てながら成型を行うというタタラアートや、電動ろくろコースなどいくつかのコースから選択可能。

ちなみに、こちらの工房は子どもの体験もできるそうなので、家族で使う新しい食器を探しに出かけるもよし、子どもと一緒に器を制作してみるもよし…春の休みに出かけてみてはいかがですか?

※器の価格はすべて税抜き価格です。

at Kiln AOYAMA
107-0062 東京都港区南青山6-6-22
TEL 03-5778-3196
1F ショップ
営業時間 11時〜19時
休日/水曜日
2F 陶芸教室 体験コース
営業時間 12時〜14時 / 17時〜19時
曜日 土・日・祝日(水曜日を除く)
2F 陶芸教室 会員コース
営業時間 11時〜13時 / 16時〜18時
曜日 月・火・木・金・土・日

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