▲ひさびさのI Don’t Like Mondays.!左から、ギターCHOJIさん、ボーカルYUさん、ベースKENJIさん、ドラムSHUKIさん。男前っぷりは相変わらず!
みなさんご無沙汰です!この2年間何してました?
――約2年ぶりの再会ということで。新曲について聞く前に、まずは同窓会的な話をしたいです。
CHOJI「じゃあ今日はメモリアルな取材ですね」
――アーティストとしてのインタビューは、実は初めてなんですよね。
SHUKI「1回もなかったっけ?それもすごくない?(笑)」
YU「でも、あの連載は結構役に立った」
KENJI「だいぶ学ばせてもらったよね」(編集部注:連載は、年下の彼らが年上のDomani読者とのデートプランを考える内容で、それに対し読者が厳しく評価していました。)
――過去記事を見直したんですけど、YUさんが『この経験は、今後のアイドラの音楽活動につながると思う』とおっしゃっていて。
SHUKI&KENJI「おおー」
YU「いいこと言ってる(笑)」
SHUKI「つながってない?確かに」
KENJI「歌詞に反映されてると思う」
▲ボーカルのYUさん。本当は笑顔も素敵です。
――で、あれから変わったことも変わっていないこともあるかと思うんですけど、まずは変わったことを教えてもらえますか?
YU「バンドとしてはavexに移籍したことがいちばん大きいですね。僕たちをサポートしてくれる環境がより強力になりました」
SHUKI「あとメンバー全員が30代になったこと。肩の力を抜いて活動できるように」
KENJI「それはすごいある。みんな、大人になりました」
CHOJI「へー」
KENJI「へーって(笑)」
CHOJI「僕は全く変わらないですね」
――そうなんですか?気持ちはそうかもしれないけれど、たとえば食生活とかは?
CHOJI「あ、毎日ヨーグルト食べるようになりました」
――(笑)。体に気をつけるようになったということ?
CHOJI「以前より、仕事やプライベートでがまんすることを覚えるようになりまして。そうするとストレスのせいか体に負担がかかるので、内面から健康になってみようかと。ヨーグルトとかナッツとかを食べると、体の中から力がみなぎって支えられている感じがします」
▲ギターのCHOJIさんは、はにかみながらも色々な表情をしてくださいました。
――アイドラのみなさんって、体力が異常にある印象なんですよね。
YU「そうですか?ないほうだと思うけど」
SHUKI「なんのイメージなの?(笑)」
――バンドマンだからかもしれませんが、当時は、尋常じゃない体力と食欲がある印象でした。撮影のときは、いつもすごい数のおにぎりとパンを用意していたけど、全然お腹いっぱいになってもらえなくて…。
YU「あはは」
SHUKI「それめっちゃ面白い(笑)」
KENJI「いつもすごくおいしいのを用意してくれてるのに、一瞬で消えるっていうね」
CHOJI「あのおにぎり、おいしかったな」
SHUKI「でも最近確かにさ、CHOJIの右手に唐揚げ、左手におにぎりスタイル減ったよね」(編集部注:CHOJIさんはロケの待ち時間中、両手に食べ物を持っていることが多かったです)
CHOJI「そう?」
YU「前より食べてない気がする。昨日も中華料理屋でラーメンしか頼んでなかった」
KENJI「でもそれは直前に少し食べてたから…」
YU「あ、そうか(笑)」
KENJI「計り知れない量は食べてるよね」
CHOJI「食生活に対する意識の変化っていうね」
30代になってから肩の力が抜けました
YU「まあでも、僕たち落ち着きましたよ。そんなにワイワイ夜遊びしてない」
――もうパリピじゃない?(笑)
YU「じゃない(笑)。嫌いじゃないんだけど無理してないっていう」
――じゃあ何してるんですか?
YU「家にいる」
KENJI「今までこんなに家にいることってないんじゃない?」
YU「家で忙しい(笑)。やることがいっぱいある」
KENJI「ぼーっとしてないんだ」
YU「ぼーっとできるタイプじゃないからね。この2年間で絵を描く趣味を見つけたのが、家にいる大きな理由かな」
――最近も描いてるんですか?
YU「まあ今は、絵描くよりも歌詞書かなきゃいけないんですけど」
SHUKI「(失笑)」
▲ベースのKENJIさんは”トミー・ヒルフィガー”のトップスでスポーティな着こなし。
KENJI「僕は、昔は何かを発言するときにバンド全体のバランスばっかり気を取られていたんです。自分の言いたいことよりは、みんなの間の意見を言っていた。それが最近は伸び伸びできるようになって、いい形で我を通せるようになって。自分の色を、もっと濃く出していこうかなって」
――それはベースのプレイやフレーズなんかも?
KENJI「うん。ライブしているときもそうだし」
YU「曲づくりもライブも、何でも楽しめるようになったよね。前はみんな、がむしゃらで必死だった」
KENJI「これまではなんとかよくしなきゃ、みたいな焦りがあったんですけど、今は余裕が出てきましたね」
SHUKI「僕個人としては、音楽関係以外の人と会う機会を増やしています。ファッション界の人だったり会社の経営者だったり。全然違う考え方に触れることで、頭の中がすごく変わった。“何かを生み出す”という目標はみんな同じなんだけど、刺激になりますね」
――みなさん、ファッションは何か変わりました?一応ファッション誌のサイトなので教えてください。
YU「あ、そうですよね(笑)。もともと好きなスタイルというのがあったんだけど、でもほかにも試したい気持ちがあって、いろいろ試した結果、自分のスタイルがより明確になって戻ってきた感じですね。洋服を買うときも、それが自分っぽいかどうかで決めるようになったのは、ここ最近かな」
――“自分のスタイル”って、結局なんでした?
YU「それはちょっと…言葉にするのは難しい…」
――こら。インタビューだってば。
YU「そうだった」
KENJI「(笑)」
SHUKI「言葉に表すのがインタビュー(笑)。すごいね、ここまで突っ込まれる取材、ほかにないよね。すっごく面白い」
――せっかくの同窓会なので、ほかでは読めないノリにしようかと。
KENJI「こんな感じのインタビュー、普段してないもん」
▲ドラムのSHUKIさんはブラックスタイル多め(担当編集調べ)。
――CHOJIさんは好きなファッション、変わりました?
CHOJI「僕はギターを持ったときにどういう着こなしでいたいか、がベースにあって。本当のオフ以外はそういう格好をしていたいなと」
KENJI「確かに。楽曲制作だけのときも、ゆるい着こなしはしてないかも」
SHUKI「そうだね」
CHOJI「ジャージとかスエットが苦手なんですよね…。あと流行よりも一本道を外れたファッションを、あえて歩きたいという気持ちがだんだん強くなりました。もっと自分のスタイルを突き詰めていきたいですね」
――365日ギタリストですね。
CHOJI「そうですね」
KENJI「前より僕は色味が落ち着いたかな。あとはゆるい格好がすきなのでトップスがオーバーサイズになりましたけど、自分らしさはまだ探してる段階」
SHUKI「僕はテイストは変わってないけど、さっき言った、普段会えないような業界の人と会うことが増えて、服によって自分がどう見られるかを考えるようになったかな。スーツを着て仕事をしている人に会うときにも、あえてロックミュージシャン的な着こなしで面白さを出したりとか。服でキャラクターづけするというか」
――みなさんに余裕が出てきている感じ、わかります。ではそろそろ新曲『Zero Gravity』のお話しましょうか。
YU「あー、そうだね!(笑)」
5月22日に新曲『Zero Gravity』(Samantha Thavasa×オンキヨー×I Don’t Like Mondays.コラボワイヤレスイヤフォン テーマソング)を配信リリース、8月には3年ぶりのアルバムを発表、そして9月22日からは全国ツアーがスタートとニュースが目白押し。インタビューは次回に続きます!
▶︎配信リンク
https://avex.lnk.to/idlms
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撮影/松木康平
PROFILE
I Don’t Like Mondays.
月曜日の憂鬱を吹き飛ばすスタイリッシュ・ロックバンド。通称アイドラもしくはIDLMs.。ソウル、R&B、ファンクなどブラックミュージックを含むさまざまななテイストを取り入れた洗練されたロックに、大人女子のファンも多い。全楽曲において彼ら自身が作詞・作曲・アレンジを手がけ、ジャケット、MUSIC VIDEOも自らディレクション。これまでに有名アパレルブランドへの楽曲提供やイベント出演など、ファッション業界からも高い評価を獲得している。ラジオのレギュラー番組TOKYO FM「アイドラ男子夜会」(毎週土曜日26:00-26:30)もチェック!オフィシャルサイト▶︎https://idlms.com/